
夜に「もしかしたら家の中にネズミがいるのでは?」と思ったら、不安で夜もゆっくり眠れなくなってしまいます。
ネズミは繁殖力が強く、放っておくとどんどん数が増えてしまいます。今に、家の中を荒らされて、細菌が繁殖するなどの問題が発生してくるかもしれません。
この記事では、家に潜むネズミの種類をご説明しそれらの特徴や駆除方法をわかりやすく解説していきます。早めにネズミを駆除し、安心した生活を取り戻しましょう。
目次
被害を与える家ネズミは3種類
ネズミは世界中に生息しており、その種類はおよそ数千種類以上といわれています。しかし多くのネズミの中でも、私たちの生活に影響を与えるのはおもに3種類です。それぞれのネズミの特徴や習性を知って、ご自身の家に潜むネズミの種類を特定していきましょう。
ドブネズミ
ドブネズミは、他の2種類に比べて体がとても大きいのが特徴で、体長は30㎝くらいまで成長していくようです。一般的にネズミは雑食の傾向がありますが、ドブネズミは動物性のエサを好みます。
そのため水分を求めて湿度の多いところを生息場所として好みます。台所の水まわりや排水溝の近くでネズミをみつけたら、ドブネズミを疑ってみてもよいでしょう。
そんなドブネズミの退治方法ですが、殺鼠剤(毒エサ)を使うことが多いようです。エサを求めてやってくる水まわりなどに殺鼠剤をおいてみましょう。そのときは、食品を片づけたり生ごみの処理をするなど、エサのないような環境をつくることも大切です。
また、殺鼠剤を使用する際は十分に注意しましょう。殺鼠剤にはネズミを殺してしまうほどの成分がはいっています。大人はもちろん、乳幼児やペットの誤飲には特に気をつけましょう。また粉タイプのものを使う際には、吸い込んでしまわないようにマスクの装着も必要です。
殺鼠剤は薬局やホームセンターで購入することができます。その際は、必ず取扱い説明書をよく読んで使用するようにしましょう。
クマネズミ
クマネズミの特徴は耳です。ドブネズミに比べると、クマネズミの耳は大きいので見分ける判断となります。
クマネズミはドブネズミと同じく雑食ですが、ドブネズミとは反対に乾燥した場所を好むせいか、草花などの植物から水分を摂り入れているようです。天井裏やビルなどの高い建物を生息場所としています。高い場所でネズミを見かけたら、クマネズミと考えてよいのではないでしょうか。
クマネズミもドブネズミと同様に殺鼠剤で退治する方法が一般的ですが、壁の裏側や柱の中から侵入するクマネズミの侵入経路が特定できれば、侵入経路をふさいでしまうという方法もよいでしょう。
ハツカネズミ
ハツカネズミは、これまで紹介したネズミと比べてもっとも体が小さいのが最大の特徴です。大きさとしてわかりやすいのは、大人の手のひらに乗ってしまうくらいのサイズをイメージするとよいでしょう。
そして、もうひとつの特徴は臭いです。ハツカネズミの臭いは食べ物に生えたカビの臭いに似ているといわれています。さらに体だけはなく糞尿からも臭いが発生するので、カビのような臭いが気になるようであれば、ハツカネズミが潜んでいる可能性があります。
ハツカネズミは、寒さに弱いのであたたかく乾燥した場所を好むようです。身体がとても小さいので狭いすき間にも簡単に侵入してしまい、家の中の食べ物を荒らしてしまいます。被害を最小限に抑えるためにも、食品やゴミの管理をしっかりおこなうようにしていきましょう。
ハツカネズミの退治方法は、他のネズミと同じように殺鼠剤を利用することが効果的ですが、体が小さいので粘着シートタイプの駆除剤でも捕獲しやすいようです。粘着シートと他の駆除剤を併用することで、さらに効果が実感できるかもしれません。
見分け方は?
家にいるネズミの種類や特徴がわかってきたら、次はネズミを見分けることから始めてみましょう。ネズミが潜んでいる場所や被害にあったものを見つけだし、家にいるネズミの種類を特定していきます。
また、ネズミは壁ぎわを移動経路とする習性があります。移動した壁ぎわや柱にネズミの足あとや糞尿が付着していたら、そこから種類を見分けてみましょう。
痕跡(ラットサイン)をみつける
ネズミが残した証拠をラットサインといいます。家の壁ぎわについた足あとや糞尿、かじったコードなどもラットサインです。まずは、家の中にラットサインが隠れていないか探してみましょう。
また、ネズミは壁ぎわを通ると体の汚れがつくので、壁が黒く汚れていたらそれも重要な証拠となります。ラットサインをみつけたら、家ネズミの生息する場所と照らし合わせてみるとネズミの種類を特定できるかもしれません。
経路が特定できたら、侵入口をふさいでしまいましょう。ホームセンターでネズミ対策用の商品が売られていますが、家にある金属製の網やたわしで対応することができます。まずは家にあるものを活用してみましょう。
ラットサインで種類を見分ける
ネズミによってラットサインもさまざまです。ここではラットサインで家ネズミの種類を見分ける方法をご案内します。
体の大きなドブネズミは、足あとや体の汚れも目立つため、生息場所である水まわりや台所などを探してみると大きな黒い汚れが付いているかもしれません。
また、ドブネズミは1㎝~2㎝くらいの丸くて太い、黒っぽい糞をします。同じところにまとまってすることが多いので、水まわりや台所などに糞がまとまって落ちていないか探してみましょう。
クマネズミの糞は、ドブネズミの半分くらいの大きさですが、細長くて茶色やグレーの糞をします。大きさよりも色で見分けがつきやすいかもしれません。また、クマネズミは動きながら排泄するため、色々なところに糞を散乱させてしまうようです。
そのため、汚れもあちこちについているかもしれません。まずは、侵入口になりそうな天井や壁、柱などに汚れがないか確認してみるとよいでしょう。
ハツカネズミは体が小さいのでラットサインを見分けるのは少し難しいとされています。ただ、比較的警戒心が薄いので色々なところに出没するので、まずは家の中の汚れを探し、同時にカビのような臭いがないか探してみましょう。
ハツカネズミは人目につきやすい場所でも気にせず糞をしてしまいます。ハツカネズミの糞は、他のネズミと比べると小さく米粒くらいの大きさです。色は茶色く先が細くとがっているので参考にしてみてください。
もし、ネズミの糞や尿をみつけた場合は速やかに取り除きましょう。ネズミなど、害獣の糞は病原菌が付着しており大変危険です。必ずゴム手袋やマスクを装着し、絶対に素手で触れないように注意しましょう。また、取り除いたあとは病原菌や寄生虫が繁殖しないように消毒液などで殺菌することも忘れないようにしてください。
見分けがつかない……そんなときは
いろいろな方法を試してみたけれど、それでも家に潜むネズミの種類を特定できないという場合は、まずはクマネズミと判断してみましょう。今、日本に生息しているネズミ被害のほとんどがクマネズミの被害といわれているようです。
しかし、クマネズミはとても慎重な性格のため、なかなかその姿をみつけることは難しいといわれています。また、クマネズミから進化したスーパーラットですが、一般的な殺鼠剤の免疫がついてしまっているため、ほとんど効果はみられないようです。そのため、スーパーラットには専用の殺鼠剤が必要となります。
ネズミの駆除を試みてみたけれど、その方法に悩んだり、なかなか効果が実感できないという場合は、ネズミ駆除に詳しい業者へ相談してみることをおすすめします。
駆除の相談をすると、まず無料で現地調査をおこない、見積もりを掲示するというのが基本的な流れのようです。現地調査の際には、費用の面やアフターケアの充実などをしっかり確認しましょう。納得した依頼をするためにも信頼のおける業者を選びましょう。
まとめ
家に潜むネズミの種類はその大きさや場所などで見分けることができます。特徴はさまざまで、ラットサインなども参考にしてみるとよいでしょう。
しかし、ネズミの種類を特定できなかった場合には、これ以上被害が大きくならないように、早めに対処しましょう。ネズミは繁殖力がとても強いので、時間が経つにつれて被害も大きくなってしまいます。
また、ネズミはみつけることが困難で、素人には完全に駆除することが難しいといわれています。市販の駆除剤を使っても効果が感じられないというときには、早めにネズミの駆除に詳しい業者へ相談してみましょう。ネズミのいない安心した生活に戻れるように、早めに駆除してもらうことをおすすめします。
ねずみ駆除を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ねずみ駆除」をご覧ください。
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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。
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