ねずみは餓死しやすい？燃費の悪いねずみの驚きの食糧事情とは

家に住み着かれると非常に困るねずみ。
夜行性のため、夜中に騒音を起こされて睡眠妨害をされる、住まいの衛生環境を壊される、電気コードなどを噛みちぎり火災を起こすなど放置しておいたら被害は計り知れません。

また、もし噛まれでもしたら、重大な感染症にかかってしまう恐れもあります。
ねずみを見つけたら即刻、駆除するべきでしょう。
そんなねずみですが、実はとても餓死しやすい生き物だってご存知でしたか？
この記事では、そんな厄介なねずみの食性について書いていきます。

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ねずみは餌がどれだけ必要？

人知れずこそこそと住まいの食料を漁っていくねずみ。いったいどれほどの餌を食べているのでしょうか。
一説によると、食欲が旺盛なねずみは1日に体重の約3分の1から4分の1の食糧を食べるといわれています。
種としては小さいハツカネズミは体重20グラムほど、大きいドブネズミは400グラムほどの体重があります。それぞれの3分の1ですから、小さいねずみは1日に約7グラム、大きいねずみは約130グラム食べる計算になります。
大きいねずみともなると1日で小ぶりなお茶碗1杯分は食べるということですね。
また、ねずみは数匹単位の家族で暮らしていることもあるので、大きいねずみの家族がいた場合1日にお茶碗数杯ずつ勝手に食料を食べられていることになります。

ですが一方で、エネルギー消費が激しく、2～3日食糧にありつけないとねずみは餓死してしまいます。
また、ねずみは常に固いものを齧っています。これは常に前歯が成長し続けるため、固いものを齧って歯を削っているのです。
もしこの歯を削るのをやめてしまうと、伸びすぎた前歯のせいで食べることができなくなり、餓死してしまいます。
　　　　　　

ねずみは何を食べている？

さて、ところでねずみはいったい何を食べているのでしょうか。
ねずみは大変な雑食性で、本当に何でもといっていいほど食べます。

人間が食べるようなものはもちろん、ペットフードや、生け花などの観葉植物なんかも食べます。
石鹸やお線香が食害にあったなどという話もあります。

また、昆虫をとって食べることもあり、人家ではゴキブリをもとらえて食べることがあるそうです。
これだけ多種多様なものを食べるのですから、ねずみは餓死なんてしにくそうですね。

何でも食べるとはいえ、当然ながら好物があります。
ねずみの好物は魚肉ソーセージ、チーズ、油揚げ、サツマイモ、などが一般的です。
ねずみを捕まえるねずみトラップ等にもよくこれらの食材が使われています。
トラップの餌として使用する場合は臭いが強いものを使うとよりかかりやすいでしょう。
　　　　　　

数時間で餓死する？トウキョウトガリネズミとは

さて、2～3日何も食べないとねずみは餓死すると前述しましたが、実は数時間だけでも餓死するというねずみがいます。
その名も「トウキョウトガリネズミ」です。

このトウキョウトガリネズミ、名前に反して北海道に生息しています。
なぜ北海道に生息しているのにトウキョウなのかといいますと、1903年に発見されたこの生物は、標本ラベルに「EZO（蝦夷）」と書かれるところを誤って「EDO（江戸）」と書かれてしまったらしいのです。
あまりにも希少な生き物のため、それから50数年見つかることはなく、また見つかったときにも名称の訂正がされなかったためにそのままトウキョウトガリネズミを名乗ることとなったのだそうです。

体長は4センチメートルほど、体調がなんと2グラムしかない世界最小の哺乳類といわれています。
その小さい体のせいなのか、体にエネルギーを貯める構造ができておらず、3時間ほど絶食しただけで餓死してしまいます。

このように名前がトウキョウなのにもかかわらず北海道に生息していたり、世界最小の哺乳類であったり、3時間絶食してしまうだけで餓死してしまう、個性豊かなトウキョウトガリネズミですが、最後の最後にとんでもない特徴があります。

このトウキョウトガリネズミ、実はねずみではなくモグラの仲間なのです。
何から何まで不思議な、こんな生物もいるのですね。

餌を与えないねずみ対策

さて、話を本題に戻してねずみについてです。このように生きていくうえでたくさんの食糧を必要とするねずみにたいして、餌を与えないということはとても効果的です。

具体的には、生ごみはきちんと処理する、食べ物の容器の蓋をしっかり締める、固形石鹸も容器にしまう、などです。
食べ物屑も出さないようにし、後片付けや清掃をきちんとするなど常に清潔な状態を保っておきましょう。

また、プラスチック程度でしたら食いちぎってしまうこともありますので、ガラスなどしっかりした容器を用意することも大切です。
ねずみひとかけらも餌をやらないぞ、という意気込みで対策しましょう。

ですが、飢餓状態のねずみは攻撃的になり共食いなどをして生き延びることもあるので、完全にねずみを餓死させることは難しいともいえるでしょう。
あくまで自分でできる対策、というくらいの心づもりで、駆除はプロの業者に依頼するとよいでしょう。
　　　　　　　　　　　　

まとめ

いかがでしたでしょうか。意外にもねずみは餓死しやすい生き物であることがわかっていただけたかと思います。
その分、食糧に関して貪欲になっていますし凶暴な一面を見せることもあります。

個人でできる対策もありますが、やはり確実にねずみを駆除するにはプロの業者に依頼するのが一番です。その際にはぜひ、当サイトをご活用ください。

ねずみ駆除の依頼をできる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ねずみ駆除」をご覧ください。