夜中うるさいのはハクビシンの鳴き声かも！猫の喧嘩に似た威嚇と甲高い鳴き方

2023.9.11

夜、寝ていると聞こえてくる動物の鳴き声。猫のケンカかな、と思ったことはありませんか？その鳴き声ハクビシンの可能性があります。ハクビシンの鳴き声は特徴的で、非常にうるさく不快です。鳴き声が外ではなく屋根裏などから聞こえてきた場合は要注意。すでに家に住みついているかもしれません。今回はハクビシンの鳴き声と生態について解説します。

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ハクビシンンの鳴き声はどんな音？
ハクビシンが鳴き声を出すのはいつ？
ハクビシンの生態
- ハクビシンの特徴
- ハクビシンの食性
ハクビシンの運動能力
まとめ

ハクビシンンの鳴き声はどんな音？

ハクビシンの鳴き声はとても大きく「キッキッキッ」という声や「カーッ！」という威嚇の声が特徴的です。夜行性で人間が寝るころに活動を始めるため、鳴き声で眠れないという方が多くいます。

ハクビシンは体が60cmから70cmほどの大きさで、屋根裏に住みつくことがあるため害獣として扱われることがある動物です。おもに東日本、四国、北海道で見かけることが多いようです。
屋根裏に住みつくだけでなく、大きな鳴き声をだすことも害獣として扱われる理由の1つです。ハクビシンンの鳴き声はどんな音？

ハクビシンが鳴き声を出すのはいつ？

ハクビシンはおもに威嚇時と繁殖期に鳴き声をだします。
・威嚇時
ハクビシンの天敵はカラスなどの鳥類と、アライグマなどの哺乳類です。タカやワシなどの猛禽類も天敵になります。ハクビシンは住宅付近だと鳥類に遭遇することがあり、このとき威嚇のために鳴き声をあげます。
声としては「ウー」とうなりながら「カーッ」や「ガウッ」というような鳴き声をあげるようです。

・繁殖期
じつはハクビシンの繁殖期はよくわかっておらず、通年で繁殖するという説が有力なようです。そのため大量のハクビシンが住みついてしまった住宅では、年中ハクビシンの鳴き声が聞こえてくることになります。
鳴き声は威嚇時に比べて高い声で「キー」や「キッキッキッ」と鳴くようです。また繁殖期は子供も「ピー」という甲高い鳴き声をあげるため、非常にうるさくなります。

ハクビシンの生態

ハクビシンの特徴

ハクビシンは鼻筋に白い筋があることが特徴で、ハクビシン（白鼻芯）という名前の由来にもなっています。全身は暗いグレーで耳の下に左右対称の白い斑点があります。四肢は短く、鼻先がとがっており、ぱっとみではかわいい印象を受けるかもしれません。寿命は10年ほどですが妊娠期間が2か月と短く成長も早いため、数は減るどころかかなりの速さで増えていきます。

ハクビシンの食性

ハクビシンは雑食の動物でなんでも食べます。森にすんでいるハクビシンは果物や木の実、カエルやネズミ、昆虫類などあらゆるものを食べているようです。天敵のアライグマに森を追い出されたハクビシンは、人里におりてきて農作物を食べるようになります。住宅街や繁華街のハクビシンは生ごみなどを食べて生きており、一度人里のものを食べるとその味を覚えて森に帰らなくなります。なかにはハクビシンに水槽の魚を食べられてしまった、ということもあるようです。

ハクビシンの運動能力

ハクビシンのジャンプ力

ハクビシンはジャンプ力にたけており、垂直方向に約1mは飛ぶことができるそうです。農家などで農作物を守るために防護柵を設置することがありますが、1mほどであれば飛び越えて食害被害を起こしてしまいます。

登れるものはなんでも登る

ハクビシンには少しでも足が引っ掛かるものであれば、登っていく習性があります。このため高い防護柵を設置しても足がかかるものであればよじ登って入られてしまいます。これの対策として、電気柵が有効です。ハクビシンは登ったあとすぐに地面におりずに、いったん止まることがあります。この瞬間を狙って感電させることで、確実に撃退することができます。

ハクビシンは電線を渡る

ハクビシンは器用な動物で、電線などの細路を通ることができます。夜行性のため日中見かけることはありませんが、夜ふと電線を見上げるとハクビシンが通っていた、ということもあるかもしれません。ほかにも木の小枝を伝って、住宅に侵入したりするようです。このような器用さから住宅の屋根裏などに住みつけるのかもしれません。
ハクビシンの運動能力

まとめ

夜中に聞こえてくるキーキーうるさい声は、ハクビシンの鳴き声かもしれません。威嚇していたり繁殖期だったりと、いろんな状況で不快な鳴き声をだすハクビシン。もしかしたら屋根裏に住みついてしまっているのかも？ハクビシンは運動能力も高く器用でどこからでも住宅に侵入するため、住みついている可能性は十分にあります。心配な場合は駆除を検討した方がよいでしょう。

ハクビシンの対策についてはこちらのコラムでも紹介していますので、あわせてご覧ください。