サッシのビート・グレチャンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?この2つの言葉を聞いたことはなくとも、ほとんどの人が見たことがある部品です。
そんなビートとグレチャンですが、窓ガラスの交換などを検討している場合はこの2つについての知識が必要となってきます。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
今回の記事ではサッシのビートについてまとめています。カビの取り方なども紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
目次
サッシのビートって?グレチャンとの違いは?
サッシについている窓ガラスを固定するためのゴム部分を「ビート」、「グレチャン」といいます。役割や見た目が似ていることからどちらも混同してしまいがちですが、実はそれぞれ違った特徴があるのです。
【ビート】
サッシのビートは「グレイジングビート」の略であり、ビートと呼ばれるゴムによって窓ガラスの内側・外側の両方からサッシの隙間に押し込むパッキンです。
このグレイジングビートは両側から取り付けるため、ガラス・ビートの交換においてサッシを分解する必要がないことや、取り付けが簡単というメリットがあります。
【グレチャン】
グレチャンは「グレイジングチャンネル」の略のことです。その形は「コの字」になっており、窓の縁に被せるようにして取り付けます。
ビートと違い、ガラス・グレチャンを交換するにはサッシの分解が必要です。しかしそのぶんビートよりも外れにくいというメリットがあります。
このようにビートとグレチャンには違いもありますが、ビートとグレチャンを合わせてビートと呼ぶこともあります。そこで以下よりこのコラムでは、ビートとグレチャンの2つを合わせて「ビート」と表記していきます。
サッシのビートにカビが生える原因
窓ガラスの固定に役立っているサッシのビートは、カビが発生しやすい場所でもあるため、悩まされている人は少なくないと思います。ビートのカビ対策のためにも、まずはカビが発生する原因についてみていきましょう。
【カビが生える原因】
カビは胞子によって繁殖するのですが、このカビの胞子は空気中のどこにでも存在するといわれています。この胞子が付着するのがカビの発生の大元となりますが、どこでも育つわけではありません。
カビは「高温」、「多湿」な環境で育ちます。梅雨の時期になるとカビが大量発生やすいのはこのためです。また、この高温・多湿な環境がビートにできやすいのは冬場の結露が影響しています。冬場の暖房によって部屋が暖まり、結露によって湿度が上がってしまっているからなのです。
サッシのビートのカビ取り方法
サッシのビートにカビが発生するのを防ぐために、日頃から換気などによって部屋の温度や湿度を適切に保つことが大切です。しかし、既にカビが生えてしまっているケースもあるでしょう。そこで、ここではカビ取り方法についてご紹介していきます。
【カビ取り方法】
用意するもの
濡れた雑巾、乾いた雑巾、ゴム手袋、マスク、メガネやゴーグル、住宅用中性洗剤
なぜマスクやメガネが必要なのかと疑問に思うかもしれませんが、カビを落とす際にカビが舞ってしまいます。カビが体内に入ってしまうと健康上よくないため、できるだけ備えておきましょう。
手順
基本的にカビは濡れた雑巾で汚れをおとし、乾いた雑巾で水をしっかり拭き取るだけで大丈夫です。それでも落ちない頑固なカビには、住宅用の中性洗剤を使用しましょう。洗剤をカビにかけ、5分程置いた後に同じように雑巾で拭くとキレイになります。
サッシのビートには寿命がある
しっかりカビ対策をしていても、サッシのビートには寿命が存在します。種類によって違いはありますが、10年ほどといわれています。手入れが不十分だと、早く寿命が来てしまうこともあります。
寿命が来ているビートには亀裂が入ったり、固くなったり、浮いてきたりします。こうなってしまうと、窓ガラスの固定力が落ちることはもちろんですが、ゴムの弾力性が落ちることで地震などの衝撃への耐性が落ちてしまこともあるのです。そのため、ビートの寿命が来ている場合は早めに交換することが大切です。
サッシのビートを交換してみよう
サッシのビートですが、基本的には窓ガラスを取り扱っている業者に依頼することをオススメします。窓ガラスを外す作業が難しい、窓ガラスを割ってしまうなどのおそれがあるためです。
しかし、自分で交換したいという方もいるでしょう。ここではサッシのビート交換方法をご紹介します。
【ビートの交換方法】
用意するもの
軍手、マスキング用テープ、ドライバー、カッター、ビート、木の板、金づち
手順
①サッシから窓ガラスをはずす。
②窓ガラスにマスキング用テープをはる。
③サッシのネジをドライバーではずす。
④ビートにカッターで切れ目を入れてはずす。
⑤用意しておいた新しいビートをつける。
⑥はずす前と同じようにはめて完了です。
まとめ
サッシのビートと呼ばれるものには「ビート」と「グレチャン」の大きく2種類が存在します。どちらも窓ガラスをサッシに固定するゴム状の部品ですが、それぞれ微妙に特徴が違うため、交換を検討している場合は自分の住宅ではどちらなのかを把握しておくといいでしょう。
また、ビートは10年ほどで寿命が来てしまうのです。ビートに亀裂が入っているなどの症状がみられる場合は早めにガラス修理を行っている業者に相談することをオススメします。
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