窓の結露を防止するスプレーとは？スプレー以外の効果的な対策も紹介

朝起きたときに窓ガラスをみたら、びっしりと結露がついていることがあります。この窓についた結露を放置してしまうと、家の中にカビが増殖してしまったり、床下や柱などの腐食につながってしまう可能性があります。窓に結露が発生するのを防ぐには、窓の結露防止スプレーなどの対策グッズを使用したり、家庭にある中性洗剤で作成できる液を使用することで防ぐことができます。今回はおすすめの結露防止スプレーグッズ、中性洗剤で作れる結露対策スプレーなどを紹介いたします。

窓に結露が発生する原因

気づいたら家の窓に結露ができてしまっていることはありませんか？夏や冬に室内にエアコンをつけることによって、外との温度差がでてしまい、窓に結露が発生してしまうことがあります。

空気は水蒸気を含んでいますが、空気が水蒸気を含むことができる量は限界があります。このことを「飽和水蒸気量」といいます。暖かい空気の場合、多くの水蒸気を含むことができますが、冷たい空気の場合は、暖かい空気よりも水蒸気を含むことができません。

室内の空気が暖かく多くの水蒸気を含んだ状態でその空気が窓で冷やされてしまうと、空気の温度が下がってしまい、水蒸気が水滴に変化し結露が発生してしまうのです。

この結露を放置したままにしておくと、カビが繁殖したり、床下や柱が腐ってしまう可能性があります。結露は放置せずに、見つけた際は早めにふき取るようにしましょう。結露の発生を防ぐために室内の換気をすることや、窓の結露防止スプレーなどの結露対策グッズを使用するのもおすすめです。

スプレーで窓の結露を防ごう

結露によるカビの発生や床下などの腐食を防ぐためには、対策グッズを使用して結露の発生を防ぐことがおすすめです。今回は、簡単に結露を予防することができる、窓の結露防止スプレーをご紹介いたします。

業務用洗剤 結露 ブロッカー3S スプレーボトル 結露防止 (250ML)

ホテルなどでも利用されている人気の結露防止スプレーです。結露が気になる窓に吹きかけて、乾いたタオルでふき取るだけで結露の発生を予防することができます。

イクザス 結露防止スプレー 300mL

窓ガラスにスプレーを吹きかけてふき取るだけで、結露の水垂れなどを防ぐことができます。

アサヒペン 結露の水だれ防止スプレー 400m

結露の防止をしてくれるほか、界面活性剤などの成分が含まれており、汚れを落としやすくする性質もあります。約30日間効果が持続します。

結露防止スプレーは自作もできる

結露の対策方法には、室内の換気をすることや、窓の結露防止スプレーなどの対策グッズを使用することをご紹介しました。この方法以外にも、家庭で簡単にできる結露の発生を防ぐ方法があります。それは、食器洗いなどで使用する中性洗剤を水に薄めて窓ガラスを拭く方法です。中性洗剤には界面活性剤という成分が含まれており、窓に水滴をつきにくくする効果があります。
　

　

　
この方法は簡単に作業することができますが、長期間効果は続かないため1週間ごと作業をすることをおすすめします。

スプレー以外の結露対策

結露対策は、窓の結露防止スプレー以外にもさまざまな方法があります。このグッズを組み合わせて使用することによって、より結露が発生しにくくなります。

・結露吸水テープ
結露が発生した際に吸水してくれるテープです。スポンジのような吸水ができる物質がテープについており、結露が垂れて床下が濡れないようにしてくれます。テープの長さは自分で切って調整することができるので、場所を問わず簡単に結露対策をすることができます。

・断熱シート
結露の発生するのは、室内の空気温度と外の温度差によって窓ガラスで暖かい空気が冷やされてしまうためです。窓ガラスに断熱シートを貼ることによって、温度差を少なくすることができ、結露を予防することができます。

複層ガラスへのリフォームなら効果絶大！

窓の結露防止スプレーなどの結露対策グッズを使用しても、結露が発生してしまうことがあります。そんなときは、窓ガラスを結露対策ができるガラスへ交換することがおすすめです。

「複層ガラス」は2枚のガラスの間に乾燥空気が含まれたガラスで、結露の発生を予防してくれるガラスとして人気があります。複層ガラスは外の熱を伝えにくくすることによって室内と窓ガラスの温度差を少なくし、結露を防止してくれます。

複層ガラスは結露防止だけでなく防音性や防犯性も高いガラスです。結露がひどくて対策グッズなどを使用しても結露ができてしまう場合は、複層ガラスに交換してみてはいかがでしょうか。複層ガラスは大きさや種類によって料金が異なることがあります。また、既存の窓枠のまま設置することもできますが、窓枠によっては設置できない場合もあります。業者に依頼をする前に一度相談をしてみることをおすすめします。

まとめ

結露は気づいたら窓ガラスなどに発生してしまい、そのまま放置してしまうとカビの増殖原因となったり、床下や柱が腐食してしまうこともあります。結露による被害を防ぐためには、早めに結露をふき取ることと、結露の発生を事前に防ぐことがとても大切です。

結露の発生を防ぐために、窓の結露防止スプレーなどの対策グッズを使用したり、中性洗剤を薄めた液を窓ガラスに拭くことで、結露を対策することができます。しかしそれでも結露が発生してしまう場合は、結露が発生しにくい窓ガラスに交換することがおすすめです。

窓ガラスの交換は業者に依頼をすることで、簡単に交換することができます。複層ガラスの種類や、工事内容、料金に関しては業者によって異なる場合があります。お見積りをすることができるので、一度相談をしてみてはいかがでしょうか。

ガラス修理・交換を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ガラス修理・交換」をご覧ください。