出窓の結露がとまらない…!今すぐ知りたい結露対策法5選!

2021.4.30

出窓の結露がとまらない…!今すぐ知りたい結露対策法5選!

出窓は外から見ると洋風な雰囲気が出て、とても魅力的ではないでしょうか。しかし、この出窓は結露を起こしやすいということはご存じですか?外壁より突き出た窓は外の影響をより受けやすい構造になっているからです。

今回は出窓の結露が発生する原因や対策方法を中心に紹介します。出窓を結露させないようにして、出窓周りを活用していきましょう。

どうして出窓は結露しやすいの?

窓が結露するのは、一般的には冬が多いです。冬はほとんどのご家庭で暖房器具を付けているため、外の気温よりも室内の気温が高くなります。結露の発生するおもな原因は、室内と室外の気温差で起こるのです。

空気は気温が高ければ高いほど、水蒸気を含んでいます。暖房器具で暖まった空気はたくさんの水蒸気を含んでいますが、冷たい窓ガラスに触れると、空気は急激に冷えてしまいます。冷たくなった空気は、気温が低ければ低いほど水蒸気を含み切れずあふれてしまいます。

あふれた水蒸気は、水滴となって窓ガラスやアルミサッシなど冷えた場所に張り付くのです。さらに出窓は構造上、外壁よりも外に飛び出しています。普通の窓よりも、外の気温差の影響を受けてしまうことでしょう。そのため出窓は結露しやすくなっているのです。

      壁内結露はなぜ起こるのか

結露を放置するとカビが発生する!

窓ガラスやサッシについた結露をそのままにしていませんか?結露は放置してしまうと、窓ガラス周辺が濡れるだけではなく、最悪の場合は以下のように住宅や人体に悪影響を及ぼす原因となります。

カビの発生

結露はそのまま放置しておくと次第に窓ガラスやサッシにカビが発生してしまいます。カビは、25~30℃で湿度の高い場所を好むからです。人が過ごしやすい気温と、窓ガラスが湿気で濡れている状態はカビが大量発生する条件と一致してしまうため結露の放置には注意が必要となります。

ダニや他の場所も要注意

結露はカビだけではなく、カビを大好物とするダニも増殖する元となります。カビやダニは人体に、ぜんそくやアレルギー症状を発症させるおそれがあるのです。またカビが増殖すると、出窓の結露を通じて外壁にも悪影響を及ぼすでしょう。

窓が結露しているということは、部屋中の他の場所も結露しているかもしれません。カビが壁や天井にも発生すると黒ずんだような汚れになります。塗装や木造部分も傷んでしまうため、家全体の寿命を短くする原因につながるでしょう。

このようなことが起こらないように、出窓の結露対策をしっかりおこなって家を守りましょう。

      
      

出窓の結露対策法5選!

結露対策は身近な方法から本格的な対策方法までいろいろな方法があります。ここでは、その中でおすすめの方法を5つご紹介していきます。

換気

部屋の水蒸気が冷えて発生する結露ですが、水蒸気は室内で水を使う限り発生してしまいます。換気をこまめにおこなって、水蒸気を追い出してしまいましょう。換気方法は窓を開けるのはもちろんのこと、換気扇を使用するのもおすすめです。

換気の際には、押し入れやクローゼットなども開けておきましょう。収納部分は物が置いてあるので空気の流れが悪いうえに、部屋よりも気温が低いため結露を起こしやすいです。

冷暖房の気温調整

部屋の気温差によって、出窓などに結露が発生します。そのため暖房の気温を極端に高くするのは控えましょう。とはいえ、寒くて過ごしにくくなっても体調不良の原因となります。少し暖かいなと感じたら、温度を下げるぐらいにしておくと良いかもしれません。

また、家具の後ろなど意外な場所が部屋の気温と差が出ていることがあります。暖房で暖まりにくいところができないように、家具と壁の間にはすき間を作っておきましょう。

出窓に膜を張る

こまめに換気したり、冷暖房の調整をおこなっても出窓の結露が改善されないようでしたら、窓ガラスに対策を施しましょう。食器などを洗う洗剤には、水を弾く成分が含まれています。この成分を使って出窓の結露を防ぎましょう。

空のスプレーボトルを用意して、水と食器用洗剤を100:1ぐらいの分量で混ぜます。混ぜた水溶液を、出窓のガラスに吹き付けて布でまんべんなく拭きましょう。水を弾く膜で、結露を防ぐことができます。

膜は数日ほどで効果が落ちるため、結露が発生したらこまめにおこなってください。

結露防止用シートを貼る

窓に結露防止用のシートを貼って、結露を抑えます。結露防止用シートをはじめ、窓に貼るシートには断熱効果のあるものなどさまざまなタイプが販売されています。断熱効果があれば、室内の熱が窓から逃げにくくなるため、気温差を抑えて窓の結露を抑えることができるのです。

除湿器を使う

湿度を抑えるのに効果が高いのが除湿器です。除湿器は梅雨の時期に使うイメージがあるかもしれませんが、結露を抑えるのにも効果的です。除湿器は主に3種類のタイプがあり、それぞれ「コンプレッサー式」「デジカント式」「ハイブリッド式」に分かれています。

冬に使うならデジカント式の除湿器がおすすめです。デジカント式は、ヒーターで作動するため、部屋を暖めるのにも効果があります。

いっぽうのコンプレッサー式は、冷房の性能に近いため、夏向きです。ハイブリッド式は両方の性能を兼ね備えているので、1年中使う方におすすめです。

    

リフォームですっきり解決する方法も

これらの結露対策をおこなっても出窓の結露が改善されない場合は、窓のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。出窓は特に結露に悩まされやすいため、複層式の断熱ガラスへの交換をおすすめいたします。

複層ガラスとは2枚のガラスを並べて、そのすき間に中間層という乾燥空気や真空状態の層があるガラスです。この中間層が断熱効果に優れており、外の冷気を室内に入れず、室内の暖房効果を外に逃がさない役割を果たします。

また、アルミサッシの窓は断熱性が低いため、窓ガラスだけを交換しても結露が発生してしまうこともあります。出窓と一緒にサッシも結露を起こしているようでしたら、樹脂製のサッシに交換することで解決するかもしれません。

まとめ

結露は、室内の暖かい空気が冷たい窓に触れて急激に冷やされることで水滴となって発生します。出窓の結露を抑えるには室内の気温差を抑えて、こまめに換気をおこないましょう。

しかし出窓は、構造上普通の窓よりも結露が発生しやすくなっています。換気や除湿器などでも改善されなければ窓やサッシの交換をおこなってみましょう。業者に相談・依頼をすれば最適な窓ガラスを見つけてもらえるでしょう。結露は放置しておくと、家や家族に悪影響を及ぼします。きちんと対策して、快適な家にしていきたいですね。

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