お風呂の排水溝つまりを「重曹」と「クエン酸」で解消するお掃除方法

2021.4.30

お風呂の排水溝つまりを「重曹」と「クエン酸」で解消するお掃除方法


お風呂の排水溝がつまってしまったら、家にある重曹やクエン酸を使うと解決できる場合があります。重曹やクエン酸には、排水溝の汚れやつまりを解消する効果があるからです。また、どちらも口に入れても無害であるため、安心して使用することができるでしょう。

そこでこの記事では、排水溝つまりを重曹やクエン酸で解消する方法について紹介します。重曹やクエン酸以外にもつまりを解決してくれる方法を紹介するので、参考にしてみてください。

お風呂の排水溝つまりに「重曹」と「クエン酸」が使われる理由

お風呂の排水溝がつまってしまったとき、重曹とクエン酸を使用するのがおすすめです。掃除などにも使われる重曹やクエン酸なら薬局などで簡単に手に入れることができるので、すぐにでも対処することができます。まずは、重曹やクエン酸が持つパワーについて知ることから始めてみましょう。

重曹の効果

重曹とは、別名「炭酸水素ナトリウム」とも呼ばれており、弱アルカリ性の物質です。この弱アルカリの性質を活かして、油汚れや皮脂、フライパンなどの焦げも落としてくれるため、掃除にも使われるようになっています。また、消臭効果も期待できるでしょう。

さらに口に入れても害のないことから、料理でも幅広く利用されています。この重曹は、お風呂のつまりの原因になる皮脂などの汚れにも効果が見られるため、お風呂掃除でも活躍するでしょう。

クエン酸の効果

クエン酸の効果

クエン酸とは、レモンなどに含まれる酸性の物質です。この酸性の成分が、こびりついた水垢などの汚れをきれいにしてくれます。また、重曹と同様に料理や美容成分としても利用されているため、非常に安全性の高いものといえるでしょう。

クエン酸もお風呂の排水溝にたまった水垢や皮脂などを取り除いてくれる効果があります。また、消臭効果も高いため、悪臭の防止にもつながるでしょう。

重曹+クエン酸の組み合わせはバツグン!

お風呂の排水溝のつまりを解消するときは、重曹とクエン酸を一緒に組み合わせて使うとより効果的です。弱アルカリ性を持つ重曹と酸性のクエン酸が混ざり合うことで発泡し、排水溝にこびりついた汚れを剥がしながら取り除くことができます。排水溝つまりを重曹とクエン酸で解消する詳しい方法については、次の章をご覧ください。

「重曹」と「クエン酸」を使用した排水溝のお掃除方法

皮脂などの油汚れなどが原因で起こっているつまりであれば、重曹とクエン酸を使えば解消できることがあります。この章では、排水溝つまりを重曹とクエン酸で解消する方法について見ていきましょう。

準備するもの

重曹とクエン酸を使って、排水溝つまりを解消する前にきちんと準備してからおこなってください。手元に必要な道具がそろっていると、スムーズに掃除することができます。必要な準備物は、以下の通りです。

準備するもの

準備するもの

・重曹
・クエン酸(重曹の半分の量を用意する)
・50度ほどのお湯(重曹と同量用意する)
・ゴミ袋
・使い古した歯ブラシ
・スポンジ

お掃除の流れ

道具をそろえたら、さっそく掃除にとりかかりましょう。重曹やクエン酸などは安全性が高いものですが、手荒れなどの心配がある方はゴム手袋を着用しておこなうことをおすすめします。また、50度ほどのお湯を使用するため、やけどしないように注意しながらおこなってください。重曹とクエン酸を使ったお掃除手順は、以下の通りです。

重曹とクエン酸を使った排水溝つまりの解消法

(1)お風呂の排水溝についているヘアキャッチャーや排水トラップなどを取り外す。
(2)排水溝の中やヘアキャッチャーについた髪の毛をゴミ袋に捨てる。
(3)排水溝全体に重曹を振りかける。
(4)重曹にまんべんなくかかるように、クエン酸をかける。
(5)重曹とクエン酸の上からお湯をかけ、5~10分放置する。
(6)取り外したヘアキャッチャーや排水トラップにも重曹(別途準備)を振りかけ、歯ブラシやスポンジでこする。
(7)シャワーなどを使ってお湯で排水溝と部品を洗い流す。
(8)取り外した部品をもとに戻す。
(9)再びお湯を流して、つまりが解消されているか確認する。

軽度のつまりであれば、自分で重曹とクエン酸で使い解消することができます。しかし、つまりがひどいとなかなか解消できない場合もあるでしょう。このような場合は、ほかの道具を使った解消法で解決できる場合もあります。そのほかの解消法については、次の章で紹介するので参考にしてみてください。

排水溝つまりを解消するその他の方法もチェック!

排水溝つまりは、重曹とクエン酸だけでなくそのほかの方法でも解消することができます。重曹とクエン酸を使った方法で解消されない場合はほかの方法も試してみてはいかがでしょうか。この章では3つのつまり解消法について紹介します。

方法①ラバーカップでつまりを引き出す

排水溝つまりには、ラバーカップを使うのもおすすめです。ラバーカップとは「すっぽん」とも呼ばれており、持ち手の長い棒の先にお椀のようなゴム製の部品がついています。ラバーカップをつまっている排水溝にくっつけ、ゆっくりと押し込み、一気に引き抜く水流によってつまりを解消してくれるのです。

1回でつまりが解消しない場合は、数回押したり引き抜いたりという動作を繰り返しましょう。もし家にラバーカップがない場合は、ペットボトルでも代用することができます。ペットボトルを使用する場合は、より効果が高い2Lのものを用意するとよいでしょう。

ペットボトルはフタを取っておきます。ペットボトルの飲み口を隙間ができないように排水溝に入れ、空気を送るようにぺこぺこと容器内の空気を排水溝に入れるようにしてください。ペットボトルから送られた空気によって、つまりが解消されるのです。

方法②パイプクリーナーでつまりを溶かす

排水溝つまりには、パイプクリーナーも効果が期待できます。パイプクリーナーとは、排水溝に適量かけることによって油汚れや髪の毛などを溶かしながら落としてくれる薬剤です。液体タイプのパイプクリーナーは薬局などで販売されているため、簡単に手に入れることができます。

ヘアキャッチャーや排水トラップは取り外し、指定されている量を排水溝に流し込みましょう。30分ほど放置したら、お湯で洗い流します。長く放置しすぎると汚れやつまりが固まってしまうことがあるため、商品に記載されている放置時間はしっかりと守りましょう。

方法③ワイヤーブラシで汚れを削り落とす

排水溝の奥にある排水管で起きているつまりには、ワイヤーブラシを使うのがおすすめです。ワイヤーブラシとは、持ち手にハンドルがついていてその先に長いワイヤーが伸びています。ワイヤーの先端にはブラシがついていて、汚れを回し取るしくみになっているのです。

排水溝内にワイヤーを入れ、つまりで先に進めなくなったら手元のハンドルを回して汚れを削りながら取り除きます。もし家にワイヤーブラシがない場合は、針金のハンガーでも代用が可能です。ハンガーをペンチなどで切り、1本の棒状にして先端を丸い輪のように丸めます。

丸めた先端から排水溝に入れ、つまりに当たったらつまりを取るように押し込みましょう。なかなかつまりが解消されないからといって力づくで押し込もうとすると、排水管を破損させてしまい、水漏れの原因になってしまうかもしれません。無理な作業はおこなわず、自分では解消できないと判断した場合は、プロにまかせるほうが安心です。

こんな排水溝つまりは自分で解消できないことも!

排水溝に異物を落としてしまった、排水溝の奥がつまっている、重度のつまりが予想されるといった場合は、自分で解消することは難しくなるでしょう。無理に作業すれば、つまりをさらに悪化させてしまったり、排水管を傷めてしまったりするおそれもあります。

さまざまなつまり解消法を駆使しても解決できない場合は、業者に依頼して修理してもらうのがおすすめです。業者に依頼すれば、自分で解消できなかった重度のつまりも適切に対処してくれるでしょう。

プロがおこなう排水溝つまりの解消法

プロがおこなう排水溝つまりの解消法

排水溝つまりを修理してくれる業者は、軽度のつまりであれば業務用の薬剤を使って対処してくれます。業務用の薬剤は市販の薬剤より強力であるため、簡単につまりが解消できる場合もあるでしょう。

また、つまりがひどい場合は、高圧洗浄機を使用することもあります。高圧洗浄機とは、強力な水圧を利用して汚れを落とし、つまりを解消する機器のことです。薬剤などでも取れなかったつまりも高圧洗浄機であれば、解消することができるでしょう。

このようにつまりの修理のプロであれば、これまでの経験と業務用の機材を使ってトラブルを解決に導いてくれます。排水溝つまりでお困りの方は、ぜひ弊社にご依頼ください。

お風呂の排水溝がつまる原因と今後の予防法

お風呂の排水溝がつまるには、何らかの原因があります。その原因を把握しておくことで、つまりが起こらないように予防することができるでしょう。この章では、お風呂の排水溝がつまる原因とその予防策について紹介します。

お風呂の排水溝つまりで多い原因

お風呂の排水溝がつまるおもな原因は、4つ考えられます。ひとつめの原因として考えられるのが、髪の毛です。シャンプーやリンスなどをして流せば、排水溝に抜けた髪の毛が流れていきます。流れた髪の毛は、排水溝にひっかかったりそのまま流れてしまったりするでしょう。

排水溝に流れた髪の毛をそのままにしておけば、石けんカスや皮脂がまとわりつき、つまりの原因になってしまいます。次の原因として考えられるのが、石けんカスです。毎日頭や体を洗うお風呂場の排水溝には、日に日に石けんカスがぬめりとなって蓄積していき、つまりの原因となるでしょう。

また、人間の皮脂も同じように排水溝に付着して蓄積されていきます。付着した皮脂は流れてきた髪の毛などもからめ取り、つまりを引き起こしてしまうかもしれません。最後につまりの原因と考えられるのは、固形物です。

「シャンプーやリンスなどの詰め替えをする際に、キャップを排水溝に落としてしまった」「子供の小さなオモチャが流れてしまった」などがおもな原因でしょう。固形物が排水溝に流れてしまうとなかなか取り除くことができず、水が流れなくなってしまうおそれがあります。

また、流れた固形物に髪の毛や皮脂、石けんカスなどがまとわりついて、重度のつまりを引き起こしてしまうことも考えられるのです。

予防①お風呂の使用後は毛ゴミを取り除く

お風呂の排水溝つまりを防ぐためには、浴槽に浮いている毛ゴミをあらかじめ取り除いておくとよいでしょう。そのまま浴槽の栓を抜いてしまうと、毛ゴミも一緒に排水溝に流れてしまいます。

流れた毛ゴミが蓄積されれば、排水溝つまりを引き起こしてしまうでしょう。そのため、浴槽に浮いている毛ゴミはあらかじめ取り除き、ゴミ箱に捨てるようにしてください。

予防②ヘアキャッチャーにネットを取り付ける

排水溝を見てみると、ヘアキャッチャーと呼ばれる網目状のフタがついています。このヘアキャッチャーに髪の毛がひっかかり、排水溝に流れていかないようになっているのです。しかし、ヘアキャッチャーだけですべての髪の毛が流れるのを食い止められるわけではありません。

より多くの髪の毛をキャッチするためにも、ヘアキャッチャーにより網目の細かいネットをかけましょう。ネットがあることで、よりたくさんの髪の毛をキャッチすることができます。

また、排水溝に取り付けるシールタイプのものもあるので、使いやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。ヘアキャッチャーにつけたネットやシールは、毎日交換してあげるようにしてください。

予防③こまめに掃除をする

予防3 こまめに掃除をする

排水溝つまりを防ぐためには、こまめな掃除も効果的です。しばらく掃除しないで放っておくと、皮脂や石けんカスなどがぬめりとなって蓄積されてしまいます。週に1度は、ヘアキャッチャー、排水トラップなどの部品を取り除いて掃除してあげると、つまりの予防につながるでしょう。

まとめ

お風呂の排水溝つまりには、重曹とクエン酸を合わせて使うと効果的です。弱アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が混ざり合うことで発泡し、汚れを剥がすように落としてくれるでしょう。また、ラバーカップやパイプクリーナーなどもつまりの解消に役立ちます。

あらゆる道具を使ってもつまりが解消しない場合は、プロにまかせるのがおすすめです。排水溝つまりを解消してくれる業者であれば、業務用の薬剤や高圧洗浄機などを利用して重度のつまりも解決してくれるでしょう。

つまり解消後は再びつまりが起こらないように、定期的に排水溝を掃除してつまりの原因となる毛ゴミは取り除いておいてください。

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