トイレレバーが折れたら交換が必要!自分で修理する方法をご紹介
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トイレのレバーが折れてしまったときには、自分で修理をすることが可能です。トイレの型番からあうレバーの種類を調べ、新しいものに交換しましょう。部品は、ホームセンターやネット通販などで購入することが可能です。
このコラムでは、トイレレバーが折れたときに自分で修理する方法をご紹介します。トイレレバーの交換後に起こりうるトラブルについても解説しています。トイレレバーの不具合にお困りでしたら、ぜひ参考にしてみてください。
トイレレバーが折れたら……自分でレバーを交換しよう!
トイレレバーが折れた原因として考えられるのは、レバーになにかしらの不具合生じていたことです。レバーを回すときにひっかかりを感じたり、スムーズに動かなかったりするときには、レバーにサビがついていることが考えられます。トイレレバーは消耗品であるため、いつもと様子がおかしいと感じたら、新しいものに交換しましょう。
レバーなしで水を流す方法
レバーが折れてしまったとき、排泄物が流せない場合には修理の前にまず流しましょう。そのまま放置していると、雑菌などが増え不衛生です。修理の時にもじゃまになることがあるので、まずは水を流してください。
レバーなしで水を流すには、バケツに水(6~8リットル)を入れ、勢いよく便器に水を流し込みます。二度目は、その半分(3~4リットル)の水を静かにゆっくりと流し込んでください。この方法で排泄物は流れていきます。バケツの水を流すときにはまわりに水が飛ぶ場合がありますので、新聞紙やビニールなどを敷いておくと安心です。
新しいトイレレバーの探しかた
トイレレバーは、ホームセンターやネット通販から手に入れることができます。購入の際には、トイレのメーカーや品番を確認し、ご自宅にあったものを選びましょう。
なかには「マルチレバーハンドル」といって、メーカーや品番関係なしに万能に取り付けができるレバーも市販されています。しかし、適応していない品番もなかにはありますので、ご自宅のトイレが適用しているのかは必ず確認してから購入しましょう。
準備するもの
新しいトイレレバーを用意できたら、トイレレバーの交換に必要な道具を揃えましょう。ドライバー・モンキーレンチ・ゴム手袋は必須アイテムです。
トイレレバーのしくみ
トイレレバーの交換をスムーズにおこなうには、まずトイレレバーのしくみを知っておきましょう。トイレレバーは、トイレタンク内のフロートバルブとよばれる排水弁のフタとつながっています。レバーを回すことでフロートバルブが動き、水が流れるというしくみです。タンクから水が流れ終わると、フロートバルブは元の位置に戻ります。
タンク内の水が減ったときには、ボールタップという給水弁の先についた浮き玉が水位とともに下がり、給水されるシステムになっています。
手順は簡単!自分でトイレレバーを交換する方法
トイレレバーは消耗品であるため、自分で修理ができるように簡単なつくりになっています。手順を守れば、お手軽に交換が可能です。
【1】トイレの止水栓を閉める
はじめに、トイレの止水栓を閉めてください。これをしないと水が流れたままになってしまうおそれがあります。トイレの止水栓は給水管の近くにあります。便器の隣か後ろ辺りにあるので探してみてください。時計回りにすると締めることができます。
【2】タンクのフタを外す
トイレタンクのフタを外してください。手洗い部分とじゃばら管はナットで止まっていることがあるため、モンキーレンチで緩めて外してください。タンクのフタは落とすと割れてしまいます。濡れている場合には、浴室などに置いておきましょう。
レバーを回すか、フロートバルブに取り付けられたチェーンを引っ張り、タンク内の水を抜いておきます。
【3】古いトイレレバーを取り外す
古いレバーハンドルを取り外す前に、スマートフォンなどで取り付けの向きを撮影しておきましょう。新しいものに取り付ける際にもともと設置されていた画像を確認しながらおこなうことで、スムーズな作業が可能になります。まずフロートバルブにつながるチェーンを外し、根元のナットをモンキーレンチで開けてトイレレバーを取り外しましょう。
【4】新しいトイレレバーを取り付ける
古い部品を取り外したら、レバーを取り外したときと逆の手順で取り付けてください。パッキンとナットで固定し、チェーンを取り付けます。
【5】動作確認をする
止水栓を開けて水をため、フタが開いた状態でレバーが回るか流してみましょう。タンクに水がたまり、滞りなく流れたら成功です。
うまく交換できない場合は
自分で交換してみても調子が悪い場合や、自分で交換するのは難しそうと感じたときには、業者に交換してもらいましょう。業者であれば、スムーズに作業をしてくれるでしょう。それから、点検をしてもらい不調の原因を調べることも可能です。
業者に依頼するというときには、弊社にお任せいただければ適した業者をご紹介することが可能です。トイレのことで悩みごとがありましたらお気軽にご相談ください。
ハンドルが空回り・戻らないなど……トイレレバーのおもな不調
トイレレバーを交換しても不調である場合には、トイレレバーのほかにも不具合が起きているおそれがあります。症状別に解決方をご紹介いたしますので、試してみてください。
フロートバブルが外れていないか
フロートバルブが排水弁の位置にしっかりハマっていないときには、水が流れ続けてしまったり、レバーが戻らなかったりという症状がでることがあります。トイレタンクのカバーを外し、フロートバルブが外れていないか確認してください。
鎖が短くないか・絡まっていないか
自分でフロートバルブを交換したことある場合には、チェーンの長さが余っていないか、もしくは短すぎはしないかチェックしてみてくだい。純正品でないフロートバルブに変えた場合には、長さが適していないかもしれません。鎖は伸びきった状態ではなく、2~3玉分ほどのゆとりを持たせる長さが理想ですが、そうでない場合には交換しましょう。
浮き玉がひっかかっていないか
浮き球がタンク内でひっかかりができていると、正常に動かなくなりハンドルが空回りしてしまいます。タンク内を確認し、ひっかかっているようなら取り外し、調整棒の位置を調節してひっかかりにくい場所に設置しましょう。
トイレでよくある不調を3つご紹介しましたが、これらをチェックしても原因がわからないというときには、業者に見てもらいましょう。水回りは放置していると、より状態が悪化してしまうおそれがあります。はやめに業者に点検してもらい、対処しておくことで被害を最小限に抑えることができます。
まとめ
トイレレバーが折れたときには、自分で交換する方法をご紹介しました。トイレレバーはホームセンターやネット通販により手に入れることが可能です。また、レバーの取り外し・取り付け作業も難しいものではありません。トイレレバーには寿命があり、消耗品です。折れてしまったときには自分で交換してみましょう。
ただし。トイレレバーが折れてしまう原因は寿命だけというわけではなく、そのほかの原因があることが考えられます。ハンドルが空回りしたり、戻らなかったり、なにか不調があったときには原因を調べてみてください。原因がわからないというときには、業者に点検してもらうことをおすすめします。
トイレの不調は、放置していると水漏れなどの被害が起きてしまうかもしれません。そのようなことが起きる前に、対処しておくことが大切です。
※対応エリアや加盟店によって変わります