ガラスリペアはキットを使ってDIY!フロントガラスの修理をしよう

2021.4.30

ガラスリペアはキットを使ってDIY!フロントガラスの修理をしよう

車の走行中などに道路の小石が跳ねて、フロントガラスにあたりひびが入ってしまうことがあります。もしフロントガラスにひびが入ってしまったら、ひびが長く伸びていないか、ひびの位置は端の方ではないかを確認してみましょう。

ひびが左右に長く伸びてしまっていたり、端の方にあったりする場合は、自分で修理するのは難しいので業者に依頼する必要があります。しかし、小さなひびであれば自分で直すことが可能です。

そこでこの記事では、DIYでガラスのリペアする方法について紹介します。業者に依頼した方がよいケースについても紹介するので参考にしてみてください。

車のフロントガラスの傷はリペアをしよう

小石などが原因で傷ついてしまったフロントガラスは、リペアすれば修理できることがあります。ただし、ガラスのリペアには、自分でおこなえるものもあれば修理業者に依頼しなくてはならないものもあるのです。

ガラスのリペアを自分でおこなう方法は、【▼自分でフロントガラスの修理方法】にて詳しくお話します。また、業者に依頼する場合については【▼こんなときはプロにみてもらおう!】を参考にしてみてください。まずここでは、リペアがどんなものか知るためにその仕組みやメリットについてお話していきます。

リペアの仕組み

ガラスのリペアは、ひびが入ってしまったガラスにできた隙間に専用の樹脂を入れ込み固めることで補修させるという仕組みになっています。樹脂がひびの中で固まることで、ガラスの強度も維持することができるでしょう。

車のフロントガラスは3つの層が重なり合っており、小石などがあたってできたひびのほとんどは、表面のみにできたものです。そのため、ひびの程度によってはリペアという方法で修理されることも多いでしょう。リペアせずにそのままにしておくと、ひびはどんどん広がりフロントガラス全体の交換を余儀なくされるかもしれません。

ガラスリペアはキットを使ってDIY!フロントガラスの修理をしよう

リペアのメリット

フロントガラスのリペアは、ガラス交換に比べて費用も安く短時間で修理することができます。また、傷の状態によっては自分で修理することも可能です。

フロントガラスに傷がついた状態で運転していると傷に気を取られてしまい、運転に集中できないこともあります。そのため、フロントガラスに傷がついていると車検に合格しないことがあります。そうなれば車を運転できなくなってしまうでしょう。

しかし、きれいにリペアしてあれば車検も問題なく通ることがあります。傷ができたらなるべく早めにリペアをして、ひび割れを広げないようにしましょう。

自分でフロントガラスの修理方法

フロントガラスにできた傷が1.5cm以下である場合、自分でリペアすることができます。しかし、傷の形状や深さにもよるのでひび割れの状態をしっかり確認しておきましょう。自分でリペアするには、道具を準備して正しい手順でおこなう必要があります。

この章では、自分でフロントガラスをリペアする方法についてみていきましょう。リペアの際の注意点も一緒に紹介するので、参考にしてみてください。

リペアをする前の準備

フロントガラスをリペアする際に必要なものは、ガラスリペアキットのみです。ガラスリペアキットはカー用品店やインターネットなどでも購入することができるので、簡単に用意することができるでしょう。ガラスリペアキットの中には、必要なものがほぼ封入されています。

そのほかにもガラスを拭くための新品の布や傷をみるための虫眼鏡、マスキングテープなどがあるとより作業しやすくなるでしょう。また、ガラスのリペアをおこなう前は、傷がある部分を車用のシャンプーなどできれいに洗っておいてください。水洗いした後は乾いたきれいな布で拭き取り、水滴が残らないようにしましょう。

ガラスリペアはキットを使ってDIY!フロントガラスの修理をしよう

リペアの方法

自分でリペアをおこなう日は、よく晴れた日におこなうのがおすすめです。天気がよくない日におこなうと、レジンが上手く固まらず仕上がりが悪くなってしまうことがあります。

また、作業中は途中でレジンが固まってしまうのを防ぐために、直接紫外線があたらない車庫の中などでおこなうとよいでしょう。では、自分でガラスをリペアする方法について紹介します。

【自分でガラスリペアをおこなう手順】

  1. 車の塗装部分やゴムの部分は、UVレジンが触れると劣化してしまうおそれがあるため、マスキングテープで保護する。
  2. ガラスリペアキットに封入されているピンで、ひび割れの中に入っているガラスの欠片やゴミを取り除く。
  3. クリア板の中心にある穴に、ひび割れを合わせて固定する。
  4. クリア板の穴にインジェクターをひび割れにあたるように回し入れる。傷にあたった状態でもう半回転締めておくとレジン漏れを防ぐことができる。
  5. UVレジンをインジェクターの中に入れる。
  6. インジェクターの中にピストンを入れて、ネジのように締めたり回したりを繰り返しながらひび割れにレジンを入れ込む。
  7. 車を日光のあたる場所に移動させる。
  8. ピストン、インジェクター、クリア板を取り外す。
  9. ひび割れ部分にUVレジンを1滴ほど垂らして、付属のクリアフィルムを貼る。
  10. 2~3分ほどしたら、クリアフィルムをめくり再度UVレジンをひび割れ部分に1滴垂らす。
  11. クリアフィルムを貼り直し、完全に固まるまで時間をおく。
  12. UVレジンが完全に固まったら、クリアフィルムをはがす。
  13. ひび割れの周りについた余分なUVレジンは、付属のカミソリを傾けながら上下左右から均等に削り取る。

リペアの注意事項

フロントガラスのリペアは自分でおこなうこともできますが、注意する点が3点ほどあります。まず、注意しておきたいのがリペアは傷をなくすものではないということです。フロントガラスをリペアすることで、傷が目立たなくなるだけで決してなくなるというわけではありません。

そのため、ひび割れの具合によっては痕が残ってしまうこともあることを理解しておきましょう。さらに、必ずしも車検に合格するという保証はないということも注意しておきたいポイントです。車検の際はもちろんフロントガラスのチェックもおこなわれます。

フロントガラスについた傷が車検に合格するか否かは、その傷が運転手の視界を妨げていないかどうかが基準です。リペアしたとしても運転の際に傷が気になるようであれば、車検に合格するのは難しくなってくるでしょう。また、フロントガラスの性能や強度を悪くする原因になっている場合も車検には合格しづらくなるかもしれません。

さらに、フロントガラスがリペアできるのならば、ほかの部分のガラスもリペアできるのではないかと考えるかたもいるでしょう。しかし、リペアできるのはフロントガラスのみなのです。その他の部分のガラスはフロントガラスと素材が異なり、強化ガラスが使用されています。

強化ガラスは何らかの衝撃で傷が入ると、運転者や同乗者がガラスの破片でケガをしないようにとがった部分がない状態で粉々に砕けてしまうのです。そのため、その他の部分のガラスはリペアではなく、交換という方法で補修することになるでしょう。

以上のような点に気をつけて、フロントガラスのリペアをおこなってください。しかし、自分でおこなうのは失敗しそうで不安というかたは、業者に依頼して修理してもらうというのもひとつの方法です。

生活110番では、ガラスのひび割れの補修や交換などをおこなってくれる業者を紹介しています。全国各地に優秀なガラス修理業者が加盟しているため、ご依頼いただければ迅速に対応することが可能です。また、24時間365日電話受付していますので、急なガラスのトラブルもすぐにご連絡ください。

こんなときはプロにみてもらおう!

ガラスのひび割れは傷の大きさや深さなど状態によっては、プロに依頼して直してもらう方がよい場合もあります。重度のひび割れを自分でリペアしようとしても、なかなかきれいに直すことができなかったり、状態を悪化させてしまったりすることもあるのです。この章では、業者に依頼した方がよいケースについて紹介していきます。

【1】ひびが長く伸びている

ひび割れした部分が左右に長く伸びている場合は、自分で修理するのは難しくなってくるでしょう。なぜなら、リペアして一時的に傷を目立たないようにしたとしても車を使用している間に再びひびが伸びてきてしまうことがあるからです。もし左右に約3cm以上ひびが伸びている場合は、自分でリペアせずプロにまかせるようにしましょう。

【2】ひびが端にある

フロントガラスのひびがガラスの外枠から約10cm以内の場所にある場合も、業者に依頼して修理してもらうのがおすすめです。端の方にできた傷は走行時の振動などの影響を受けやすいため、リペアしてもすぐひび割れが再発してしまうおそれがあります。

とくに、フロントガラスの下部にはガラスの曇りを防ぐデフロスターという部品がついていて、温度変化が大きい場所です。そのため、フロンドガラスの下部約30cm以内にある傷も温度変化によってひび割れがひどくなるおそれがあるため、プロにまかせるとよいでしょう。端の方にできたひび割れの場合、ほとんどがガラス交換になるようです。

【3】長年乗っている車の場合

長年乗っている車のフロントガラスがひび割れした場合、飛び石などによるものではないかもしれません。フロントガラスも長年使用していると劣化して、ひび割れを起こしてしまうことがあります。

経年劣化によるひび割れは直したところで、また別の場所がひび割れを起こしてしまうかもしれません。自己判断でそのまま乗り続ければ、温度変化や車の振動などで一気に割れてしまうことも考えられるでしょう。それが運転中であれば、交通事故に見舞われる危険性もあります。

長年乗っている車のフロントガラスがひび割れた場合、安全に車を利用するためにも一度点検もかねてプロにみてもらうとよいでしょう。

ガラスリペアはキットを使ってDIY!フロントガラスの修理をしよう

業者に依頼するときの価格相場

ガラスのリペア修理を業者に依頼した場合、およそ15,000~25,000円の費用がかかります。また、フロントガラス全体を交換する場合、純正ガラスであれば100,000円ほど、純正ではなく標準のガラスであれば80,000円ほどかかります。また、純正でも中古のガラスであれば70,000円ほどと多少安く交換することが可能です。

しかし、リペアの費用に比べて交換費用の方が高くなってしまうことがわかるでしょう。そのため、小さなひび割れも放置せず、すぐに直してもらうことが大切なのです。また、業者に依頼したときにかかる費用を詳しく知りたいかたは、見積りを取ってみるとよいでしょう。

さらに複数の業者から見積りを取れば業者による費用やサービスの違いも見比べることができます。よりご自身の要望に合った業者を選ぶようにしてください。

まとめ

ガラスのリペアとは、ガラスの傷口に樹脂を流し込む修理方法です。リペアすることで傷が目立たなくなり、ガラスの強度も保ってくれるでしょう。また、1.5cm以内の小さなひび割れであれば自分で修理することも可能です。

自分でガラスのリペアをおこなう際は、専用のガラスリペアキットを用意しておこないましょう。DIYでのガラスのリペアは失敗しそうで不安というかたは無理に作業せず、プロにまかせるのがおすすめです。

また、大きな傷や端にある傷は自分で直すことが難しくなります。そんな傷でもガラス修理業者にまかせればきれいに修復してくれるでしょう。


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