ボウフラをメダカが食べる！？自然に優しいボウフラ駆除対策をしよう

2021.4.30

蚊に刺されて体中がかゆくなるのは本当に嫌ですよね。蚊に刺されないようにするには、蚊を駆除したり、蚊に刺されないように対策をたてる必要があります。しかし、蚊の成虫になってしまってからでは刺される確率が高くなってしまいます。

では、蚊の成虫になる前の幼虫でいるときに駆除してしまえばどうなるでしょうか。蚊の幼虫であるボウフラの時点では、まだ刺されることはありません。蚊の被害にあわないよう、ボウフラを駆除してしまいましょう。

今回はメダカを使ったボウフラの駆除方法をご紹介します。ボウフラをメダカに食べてもらえば、夏の蚊を減らして快適に生活できるようになるかもしれません。蚊に刺されないために、メダカの力を借りてみませんか？

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ボウフラとは？ボウフラの繁殖する環境
ボウフラ対策にメダカが有効といわれる理由
ボウフラをメダカで駆除できる条件とは
メダカの稚魚は食べられてしまうことも
まとめ

ボウフラとは？ボウフラの繁殖する環境

ボウフラという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。ボウフラは蚊の幼虫のことを指しています。全身を使って泳ぐ姿がまるで棒を振っているように見えることから呼ばれるようになったといわれています。

普段は水の中で生活しているボウフラですが、空気呼吸をしているため定期的に水面に上がってきて呼吸をしています。少量の水があればどこでも生きていけるのが特徴で、汚れた小さな水たまりなどでも生活しています。汚水だけでなく、きれいな水の中でも生きていけることが知られています。

また、ボウフラの中には伝染病の媒介になってしまうおそれのあるものもいます。そのため、ボウフラが増えることのないように駆除する必要があるのです。ボウフラを駆除する方法にはいろいろなものがありますが、その中でも自然に優しいのがボウフラをメダカに食べさせてしまう方法です。

　　　　　　ボウフラとは？ボウフラの繁殖する環境

ボウフラ対策にメダカが有効といわれる理由

ボウフラ対策の中でも有効といわれているのがメダカを使う方法です。メダカはボウフラの天敵として知られています。ボウフラはメダカのエサになるので、ボウフラが繁殖している場所に放すとボウフラを食べてくれるのです。薬物を使いたくない場合に適している、自然に優しい駆除方法といえるでしょう。

ボウフラをメダカで駆除できる条件とは

メダカはボウフラを食べて駆除してくれる魚です。つまり、常にメダカがいる状態にしておけばメダカがボウフラを食べてくれるのです。メダカがボウフラの生活している水の中に常に泳いでいる状態にしておくことが、ボウフラ駆除のための条件といえるでしょう。

しかし、メダカの生育環境は難しいことで知られています。メダカは急激な温度変化に弱く、水温が低いと冬眠し、高いと死んでしまうおそれがあるのです。ボウフラの増えやすい夏場では、水温対策が重要になります。水温が適温に保たれた状態になっているか確認しておくとよいのではないでしょうか。

ボウフラ駆除をメダカができるのは、メダカが生活しやすい環境があることが条件になっています。メダカが悠々と泳いでいられる状態にしておけば、ボウフラをもりもり食べてもらえるのではないでしょうか。

　　　　　　ボウフラをメダカで駆除できる条件とは

メダカの稚魚は食べられてしまうことも

メダカはボウフラ対策にとても役立つことをお話ししてきました。ではどんなメダカであってもボウフラを食べてくれるのでしょうか。

メダカは種類の違いなくボウフラを食べてくれます。しかし、メダカがまだ成長しきっていない赤ちゃんや子供の頃に駆除対策としてボウフラの繁殖場所に放しても、逆にボウフラに食べられてしまうことがあるのです。ボウフラ対策でメダカを使う場合には、必ず大きく成長した成魚を使うようにしましょう。

また、メダカのサイズ以外にも蚊の卵とメダカの卵が同時に孵化するような環境にあった場合には注意が必要です。ボウフラのほうが成長のスピードが早いので、メダカの幼魚がボウフラに食べられてしまう確率のほうが高くなってしまいます。ボウフラに格好のエサを与える状態になってしまうのです。

メダカの稚魚はボウフラを近寄らせないほうがよいでしょう。別の飼育環境で成魚になるまで育てるか、成魚の状態のメダカを用意して駆除することをおすすめします。

まとめ

今回はボウフラを食べてくれるメダカを使った駆除方法についてご紹介させていただきました。ボウフラをメダカで駆除するには、元気なメダカにたくさんボウフラを食べてもらう必要があります。そのためには、メダカが元気に生きていける環境を作っておくことが大切です。適切な水温調節をして、メダカの生活環境を作っておきましょう。

しかし、メダカの稚魚は逆にボウフラのエサになってしまうことが知られています。メダカが小さいうちは、ボウフラがいる水の中で飼育しないことをおすすめします。

エサとしてボウフラを食べるメダカは、環境にやさしいボウフラ駆除の大きな味方といえるでしょう。