暖かい季節になると、どこからともなく飛んでくるコバエ。食卓を飛び回る光景はあまり良いものではありませんよね。
このコバエは種類がたくさん存在するのを知っていましたか?今回はこのコバエの種類と、その駆除方法についてご紹介したいと思います。暖かくなるこれからの季節は、コバエも増えるのでぜひその時のために参考にしてみてください。
コバエが人に与える害とは
コバエは人間に害をおよぼすのか気になるところですが、基本的にコバエは人間に直接害を与えることはありません。
コバエは発酵や腐食がすすんだ食べ物や、お菓子のカスなどを好みます。例えばそのエサに食中毒を引き起こす細菌が発生していた場合、それに触れたコバエは体に病原菌をつけて人間にとまってつけてしまう可能性があります。
しかしコバエ自体とても小さい生き物なので、病原菌をつけたコバエが人に触れたとしてもそれが原因で健康に被害を及ぼすほどではないと考えられます。
コバエは人間にとって害をもたらす虫ではありませんが、イメージ的にあまり良くはありませんよね。コバエは種類によって発生する場所は異なりますが、食事中や来客時にコバエが飛んできたらやはり良い気はしませんよね。
人間に害はないとはいえ、生ごみなどは溜め込まずに密閉して処分するようにしましょう。
よく見るコバエ4種類の特徴について
「コバエ」という名前のハエが存在すると思っている方もいるかと思いますがコバエとは「ショウジョウバエ」などの小さなハエの総称で「コバエ」という名前のハエがいるわけではありません。コバエの種類によって発生場所や特徴が異なりますので、今回はコバエと呼ばれる代表的な4種類をご紹介したいと思います。
ショウジョウバエ
日本で一番多く生息するコバエの一種。赤黄色で約2ミリ前後の大きさです。生ごみに発生し、その中でも特に腐食した果実を好むハエです。食品にたかることが多いので、主な活動範囲はキッチンなどです。
ノミバエ
日本ではそこまで多く生息していません。ノミバエも約2ミリ前後の大きさで黒褐色をしたハエです。腐った植物や、ゴミなどに発生しキッチンや食卓のまわりを飛び回っています。とても小さく動きも俊敏なので、さまざまな食品や肉などに潜り込んで産卵することもあります。衛生上で問題となっているコバエの一種です。
キノコバエ
約2ミリ前後の大きさで、キノコバエの成虫は湿気が多い所や、薄暗い所を好みます。そのため家の中にある観葉植物の腐葉土に混入した卵が成虫となり、そのまま室内にコバエが発生するケースが多くみられます。キノコバエは観葉植物の土に生える菌(真菌類)や観葉植物そのものをエサとして生息しています。
チョウバエ
他のコバエと比べてチョウバエは少し大きく約5ミリ前後の大きさで、体の表面に毛が密集しているのが特徴です。湿地や沼など水辺が主な生息地です。風呂場やキッチンの排水回り、下水道などのヘドロから発生して室内に侵入してくることが多いようです。夜行性のため昼間は壁などで静止し、夜になると活動をはじめます。
一見どのコバエも似たような容姿をしているので、どのコバエか判断するのは素人にとっては非常に難しいのです。
コバの駆除方法は種類ごとに変わってくる
コバエの種類によって生息場所や特徴が異なるので、駆除方法もコバエの種類によって変わってきます。それぞれの駆除方法を簡単にご紹介します。
ショウジョウバエ・ノミバエ・チョウバエ
生ごみや、キッチン回りにいるコバエには「コバエがホイホイ」や「ハエとり棒」などが有効です。コバエがホイホイや、ハエとり棒にはハエが好む香りがついています。その薬剤にハエが寄っていきそのトラップに引っかかって死滅する仕組みです。
自宅で手軽にできる駆除方法のひとつに「めんつゆ」を使った駆除方法があります。ショウジョウバエを駆除するのに有効な方法で自宅にあるめんつゆで簡単に駆除することができます。
作り方も簡単で、めんつゆ1に対して水5の割合で薄めます。その中に台所用洗剤を数滴たらして紙コップなどの容器に入れておくだけです。めんつゆに含まれるアルコールはショウジョウバエが好きな匂いだと言われているので、このトラップにかかったショウジョウバエはめんつゆの中で溺れて死んでしまうというわけです。
キノコバエ
植物の周りに発生するコバエには、園芸用の「ハエとり棒」を使用することがおすすめです。
特殊な粘着剤を使用したハエとり棒で、この粘着部分にハエが止まると動けなくなり死滅します。
コバエが寄り付かない家にするには
まずは生ごみを放置しないことが重要です。コバエは生ごみの臭いに誘われて家の中に入ってきます。コバエを家の中に侵入させないためにも、生ごみはこまめに処分しましょう。
食べ終わった後の食器をそのまま放置しておくことも、コバエを呼び込む原因となります。食事が終わったら放置せずにすぐに洗いましょう。
またコバエを寄せ付けないようにするスプレーも売られています。殺虫剤を使用しておらずシンクや三角コーナーにスプレーしておけば、特殊なジェルが生ごみを瞬時に遮断してコバエを寄せ付けなくする効果があります。
コバエの種類によって寄り付く場所が異なりますが、どのハエにも共通していえることはとにかく家を清潔にし、悪臭を漂わせないことが重要です。
まとめ
コバエの種類はこんなにもあったのかと、驚いたのではないでしょうか。コバエの発生源はコバエの種類によって異なるため、対策はご自宅のコバエにあわせて行うとよいでしょう。
不衛生な環境は、コバエを寄せ付けるだけでなくさまざまな害虫を寄せ付ける原因にもなります。生ごみはすぐ処分してシンク回りも定期的に掃除をしましょう。それでもコバエが減らずにお困りの方は一度、衛生害虫駆除のプロに相談してみるのもいいでしょう。
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