
アレルギーやかゆみを引き起こす原因となるダニは、私たちの身の回りに多く生息しています。なかでも布団やベッドなどの寝具は、ダニにとって快適な環境のため、膨大な数がひそんでいる場合があるでしょう。
寝具に生息するダニは、布団乾燥機を活用することで手軽に駆除することが可能です。今回は、ダニを布団乾燥機で駆除する方法に加え、製品を選ぶときの注意すべきポイントを見ていきます。

目次
ダニは布団乾燥機で駆除することができる
ベッドや布団などに多く生息するダニは、人間の皮膚を刺してかゆみや腫れを発生させるだけでなく、アレルギーを発症させるおそれもあります。そのようなダニは、布団乾燥機の熱で手軽に駆除することが可能です。どれほどの効果を発揮するのか、布団乾燥機を使用するダニ駆除の方法とともにみていきましょう。
布団乾燥機で駆除できるダニの数
ダニは、熱に弱いという弱点をもっています。そのため布団乾燥機を使って、50℃を超える熱を与えることで駆除することができます。布団乾燥機をジメジメとした6~7月ごろに毎週1回使うだけでも1ヵ月で65%近くのダニを駆除することができるといわれているのです。
しかしダニを根絶させることは難しく、熱を与えても安全な方へと逃げてしまって、生き残るものも存在します。さらにダニは繫殖力がとても高く、寿命までに100個近くの産卵をおこなうとされています。そのため、放っておくと次第に増殖していってしまうため、こまめに布団乾燥機を使うようにして、ダニを減らすことが重要です。
布団乾燥機を使ったダニ駆除の方法
ダニを布団乾燥機で駆除する場合は、1~2時間ほど布団に熱を当てる必要があるとされています。布団乾燥機の種類によっては、ダニを駆除するための専用のモードがついており、自動で時間や温度の設定をおこなってくれるものがあります。
また、布団乾燥機を使い終わったあとは、ダニの死骸が残っているため注意が必要になります。死骸をそのままにしておくとアレルギーを発症させる原因となるため、布団乾燥機の使用後は掃除機で死骸を吸い取るようにしましょう。
使用頻度は、時期によって異なりますが、夏などダニが活発な時期は最低でも2週間に1回、冬は1ヵ月に1回を目安におこなうのが最適でしょう。そして、湿気が高くなる梅雨の時期にはダニが発生しやすくなるため、より高頻度で布団乾燥機を使うことをおすすめします。
布団乾燥機を選ぶときのポイント4つ
布団乾燥機は商品によって、乾燥の方法や時間、サイズなどが異なります。ダニを布団乾燥機で駆除する場合、きちんと効果を得るためにも寝具の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。また手間や時間をかけないためにも、機能や種類を中心とした布団乾燥機を選ぶときのポイントについてみていきましょう。
乾燥の方式
布団乾燥機には、乾燥の方式が異なる「マットなし乾燥タイプ」「マットタイプ」という2種類が存在します。マットなし乾燥タイプは、布団の隙間に乾燥機のノズルを差し込み、直接温風を送ります。また、布団乾燥機自体がコンパクトなものが多く、手軽に使うことができるのが利点です。
マットタイプの場合は、布団のなかに専用のマットを挟み込み温風を送り込みます。設置するのに少し手間はかかるものの、マットなし乾燥タイプよりも寝具にまんべんなく温風を送ることができるため、より高い効果を得ることができます。
使用できる布団の種類
マットタイプの布団乾燥機は、一般的な大きさの寝具であれば一通り対応しているとされています。しかしクイーンサイズなどの大きな寝具を使っている場合は、その大きさに合ったマットタイプの布団乾燥機を選ぶ必要があるため注意が必要です。
また商品によっては、お持ちの布団の素材に合わないものもあるでしょう。合わない場合に無理して使用すれば、寝具を傷めかねません。そのため布団乾燥機を購入する前に、お持ちの布団の素材に適しているかを確認しておくとよいです。
乾燥にかかる時間
布団乾燥機の種類やメーカーによっても乾燥にかかる時間は違ってきます。そのため、手間を少なく手軽に駆除をおこないたい場合は、できるだけ乾燥時間が短いものを選ぶのがおすすめです。
乾燥以外の機能
布団乾燥機は、乾燥させる以外にも冬場に布団を温めておく機能や、消臭やアロマによって快適な睡眠につながる機能が備わっているものも存在します。ダニの駆除目的以外にも、どのような機能があると便利かよく考えたうえで布団乾燥機を選択するようにしましょう。
ダニ対策におすすめの布団乾燥機4選
布団乾燥機の選び方にはポイントがあります。しかし、いきなり自分に合った商品を選ぶというのもなかなか難しいでしょう。そこで、ダニを布団乾燥機で対策するときにおすすめである商品をマットのタイプごとにピックアップして紹介していきます。それぞれ特徴が異なるため、どちらが合うかを考えながら見るとよいでしょう。
マットタイプ
パナソニック ふとん乾燥機 マットタイプ ブルーシルバー FD-F06A7-A
大手の国内メーカーとして知られているPanasonicの布団乾燥機は、マットを使い布団のすみずみまで温風を送ることができます。また、布団乾燥以外にも、靴や小物の乾燥機能も備わっているので、ダニ退治以外の場面でも活躍してくれます。
三菱電機 ふとん乾燥機 ホワイト AD-X50-W
こちらの商品は、効率的に温風を送ることができるWサイズマットによって手軽にしっかりと寝具を乾燥させることができます。また、プラチナ抗菌フィルターによって菌やカビを防ぎ清潔に乾燥させることが可能です。調節をおこなう操作部も、誰でも見やすいように大きな文字で書かれているため、年配の方がいらっしゃるご家庭でも使いやすいでしょう。
マットなしタイプ
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ 温風機能付 マット不要 布団1組・靴1組対応 パールホワイト FK-C2-WP
マットなしタイプの布団乾燥機は、立体ノズルを採用しており、マットがなくても布団にまんべんなく温風を送ることができます。また、強力な乾燥機能によってダブルサイズの寝具にも対応しており、大きいベッドを使っている方にもおすすめです。
象印 布団乾燥機 スマートドライ マット・ホース不要 RF-AB20-CA
象印が販売するこちらの布団乾燥機は、ノズルが不要なため手軽に設置してスピーディーに活用することができます。布団全体に広がるように温風を送ることができるため、時間をかけず乾燥させることが可能です。また、送風角度を調整することでブーツの乾燥や衣類の部屋干しにも活用することができます。
布団乾燥機以外のダニ駆除方法もチェック
ダニを布団乾燥機で駆除する以外にも、天日干しや洗濯といった方法も効果的です。また、より効果的にダニを死滅させるためには、きちんと業者に依頼するといった手段もおすすめです。布団乾燥機以外にどのようなダニ駆除方法があるのか、見ていきましょう。
布団を天日干しする
布団を日光に当てて天日干しすることで、たまった湿気を乾燥させ、ダニの繁殖を防ぐことができます。布団は、湿気がこもりやすいためダニにとって快適な環境になり次第に繁殖していきます。それを防ぐためにも、こまめに天日干しをおこない布団の湿気を下げて、ダニが住みにくい環境にすることが大切です。
布団を洗濯する
布団を洗濯することで、アレルギーの原因となる死骸や排泄物、ダニの卵などを取り除くことができるとされています。しかし、洗剤を使って洗うだけでは、生きているダニを駆除することは難しいです。
そのような場合は、高温乾燥をおこなうクリーニング業者を利用するのがおすすめです。布団の丸洗いに加えて高温乾燥をしてもらうことで、死骸や排泄物などを取り除くだけでなく、駆除の効果も期待できるでしょう。
業者に駆除を依頼する
ダニは布団など、湿気が多い環境では繁殖を続けあっという間に増えていきます。また、布団乾燥機でダニを死滅させるにも定期的に使用する必要があります。手間をかけず、適切な方法で駆除をおこなうためにも業者に依頼して対策してもらうことがおすすめです。
まとめ
ダニはジメジメとした環境を好み、そのなかでも布団やベッドなどの寝具に多く生息しています。そのような場合は、布団乾燥機を活用しダニが苦手な熱を与えることで駆除することができるでしょう。また、布団乾燥の機能以外にも、衣類や靴の乾燥など多機能の物も存在するため、目的や用途にあった種類を選ぶことも大切です。
しかし、ダニは布団乾燥機で駆除することができますが、死滅させるためにはこまめにおこなう必要があります。できるだけ負担や労力をかけずダニを駆除したい場合は、速やかに業者に依頼することをおすすめします。ダニのアレルギー被害や繁殖を防ぐためにもきちんと発生源から駆除してもらうことが大切です。
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