
できなくなってしまうのです。
「ゴキブリに見えるけど、何だか小さいな……」
家の中で見つけた小さなゴキブリみたいな虫。もちろんゴキブリの幼虫である可能性もありますが、より人間にとって危険なトコジラミなど、別の虫である可能性も……。
このコラムでは、かわいらしいテイストのイラストを使って「小さいゴキブリみたいな虫の特徴」と「駆除・予防方法」についてご紹介します。
【小さいゴキブリみたいな虫】にどう立ち向かえばいいのか、判断に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

目次
小さいゴキブリみたいな虫=シバンムシ・トコジラミ?その特徴や見分け方
駆除方法の前に、まずは今目の前にいる虫が何なのか、確認しておく必要があります。ここではまず、小さいゴキブリ「みたいな虫」についてご紹介していきます。家でよく目撃する小さいゴキブリは、実はゴキブリの幼虫じゃないかもしれません。
【シバンムシ】
大きさ | 1~4mm程度 |
色 | 黒・茶色・赤褐色 |
形 | 楕円形、円柱状 |
シバンムシは、日本で60種以上が確認されている害虫。その中でも一般家庭に多いのは、“タバコシバンムシ”と“ジンサンシバンムシ”の2種です。
見た目としては、やや丸みを帯びた体をしています。カブトムシのメスの成虫をミリ単位まで小さくしたような見た目だと思えば、イメージしやすいでしょう。
ゴキブリとの違いはその身体ももちろんですが、“触覚”でも見分けやすいです。スラリと伸びる特徴的なゴキブリの触覚に対し、シバンムシの触覚はそれほど長くはなく、よく見ると少しギザギザしています。
そんなシバンムシの好物は乾物や畳、木材、タバコ、香辛料など。とくに乾物に発生することが多く、穀物、粉類、鰹節、昆布、海苔、ドライフルーツなどの容器にも侵入してしまいます。
種類によっては家具や本に発生することも!
シバンムシは種類によっては、家具や本などにも発生することがあります。
【建材害虫としてのシバンムシ】
建材害虫に分類されている「ケブカシバンムシ・マツザイシバンムシ・オオナガシバンムシ」などのシバンムシは、建造物や家具などの木材・畳を好んで食べます。
被害にあっている木材には目立った損傷がなく、気づいた時には家具の表面だけを残して内側は空っぽということも……。
【書籍害虫としてのシバンムシ】
書籍害虫に分類されている「フルホンシバンムシ・ザウテルシバンムシ」などのシバンムシは書籍を食べてしまいます。
書籍の中でも和紙を好む傾向にあり、被害に気づかず放置してしまうと読むことができなくなってしまうのです。
シバンムシの危険性
シバンムシは基本的に、人を噛む・刺す・病原体を運ぶなどの人体への影響はないといわれています。しかし、シバンムシの本当の危険性は、それに寄生する『シバンムシアリガタバチ』にあるのです。
このハチはその名の通り、シバンムシに寄生する1~2mmほどのハチ。もちろん針を持っていますし、毒もあります。このようなハチまで家庭に侵入してくることを考えると、やはり早急に対策することをオススメします。
また、シバンムシ自体はそれほど危険ではありませんが、食物の中にひそんでいることもあるためうっかり食べてしまうことも。1匹見た、という方は、念のため食べ物には気を付けたほうがよいでしょう。
シバンムシの対策方法は本記事内のコチラで!
【トコジラミ】
大きさ | 2~10mm程度 |
色 | 吸血前は薄い黄色から赤褐色 吸血後は濃い茶色 |
形 | 平たい円板状 |
名前に“ジラミ”と入っていることからシラミの仲間かと勘違いされる人も多いですが、トコジラミはカメムシ目に分類されている虫です。シバンムシやゴキブリやシバンムシとは違い、羽がないのが特徴的。
このトコジラミは明るい場所が苦手なため、普段日の当たらない隙間などに隠れていることが多いです。夜行性と勘違いされることもありますが、昼間でも部屋が暗いと活動します。
発生場所としても壁の割れ目や家具の中・家具の隙間などの暗い空間が多く、比較的見つけにくいといえるでしょう。
トコジラミの危険性
トコジラミは他の動物から血を吸うことで栄養を補給しており、人だけでなくウサギなどのペットも吸ってしまいます。刺された箇所には赤い小さな斑点ができ、激しいかゆみだけでなく、発熱してしまう場合もあるため注意が必要です。
数十年前までは日本国内にも少なかったトコジラミですが、近年では全国に広く分布し、被害を出しています。「トコジラミかも?」と思ったら、刺されてしまう前に早めの対処をしておきましょう。
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イラストでわかるゴキブリの幼虫の特徴
ここまではゴキブリの幼虫に似た虫についてご紹介してきました。そのどちらでもなさそう、ということであれば実際にゴキブリの幼虫かもしれません。
ゴキブリの幼虫は大人のゴキブリとは少し体の形や色が違います。ゴキブリの幼虫の特徴をおさえて、小さいゴキブリのうちに駆除ができるようにしていきましょう。
【チャバネゴキブリの幼虫】
大きさ | 小さいもので3mm程度 |
色 | 赤褐色から茶色の縞模様 もしくは黒と黄色のまだら模様 |
チャバネゴキブリの幼虫の大きさは3mm程度で、色は赤褐色と茶色の縞模様の個体や、黒と黄色のまだら模様の個体が確認されています。
チャバネゴキブリはゴキブリのなかでもとくに繁殖力が強く、1度の産卵で30~40個の卵を産むとされています。放置してしまった飲食店では、2万匹まで増えたという事例もあるのです。
そのため、幼虫を1匹見かけたら家中に繁殖している……という可能性も考えておかなければなりません。
小さいゴキブリの駆除対策は本記事内のコチラで!
【クロゴキブリの幼虫】
大きさ | 小さいもので4mm程度 |
色 | 黒色 |
クロゴキブリの幼虫は、一般の方には見分ける難易度が少し高くなっています。大きさは4mm程度とチャバネゴキブリと大差ありませんが、色は黒色をしています。
成虫になるとチャバネゴキブリよりもクロゴキブリが大きくなり、遠くからでも確認できる黒光りが背筋を冷たくします。
ゴキブリの危険性
ゴキブリ自体に、毒などはとくにありません。ですが、ゴキブリも人を噛むことがあるのです。日中はもちろん、とくに夜寝ている際にはこっそり忍び寄り、噛まれてしまうことも。
細菌など、衛生的な危険ももちろんあるため、早めに駆除しておくに越したことはないでしょう。
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小さいゴキブリ・シバンムシ・トコジラミの駆除方法
小さいゴキブリの幼虫やシバンムシ、トコジラミの駆除方法は、それほど大きくは変わりません。自分でできる対処からよりしっかり駆除しつくす方法まで、ここではしっかり解説していきます。
駆除の前の注意点!
駆除の前に2点、注意しておきたいことがあります。ひとつはゴキブリ・シバンムシ・トコジラミどれもが非常に高い“繁殖能力”を持っている、ということ。もうひとつは、卵の駆除が非常に難しい、ということです。
ゴキブリの幼虫やシバンムシ、トコジラミを1匹見た、ということは、もうすでに家中に繁殖してしまっている恐れがあります。目の前の1匹を駆除するのももちろん大切ですが、根本から駆除しなければまた増えてしまうでしょう。
また、これらの虫の卵には殺虫薬剤が効かないこともあります。卵に関しては基本的に、見つけたら破棄したり、つぶしたりするほかありません。
これらの点も加味した上で、下記の対策方法を試していきましょう。
方法1:殺虫スプレー
見つけた個体は殺虫スプレーで駆除するのがもっとも簡単です。1匹駆除するだけで、巣やほかの個体まで駆除することは基本できませんが、念のため1個は家に用意しておくといいでしょう。
とはいえスプレーによっては、一部のトコジラミには効かないものがあったりと、その成分は異なります。しっかりスプレーの成分や効能を見つつ、心配であればメーカーに確認を取ったり、公式サイトをチェックしたりするなどの対策が大切です。
また、スプレーはしっかり用法を守っていれば大丈夫ですが、間違えてしまうとペットや人体に影響を与えることも。使用後にはしっかり部屋の換気をおこなうのはもちろん、その商品の使用方法や注意点に関してはしっかり目を通しておいてください。
方法2:掃除機
掃除機を使う方法は、目の前の虫を退治できるのみならず、卵もまとめて吸い取ることができます。根本的な駆除にはつながりませんが、卵も駆除できる点と、死体を見ずに処理できる点が大きなメリットです。
とくにシバンムシやトコジラミは畳やカーペットなどの隙間に隠れていることもあるため、入念にかけておくとよいでしょう。
方法3:くん煙剤
部屋中に殺虫成分のある煙を充満させるくん煙剤タイプの殺虫剤もオススメです。これを使えば、隠れている個体までしっかり対応できます。
食べ物の中に隠れるシバンムシまで駆除するのは難しいですが、ここまでの対策に比べると非常に広い範囲の害虫を駆除できるでしょう。
ただし、くん煙剤を使うときは、スプレー以上にペットやお子様への健康にしっかり配慮しなければなりません。誤った使い方をしてしまうと、特にペットにとっては命にかかわる事故につながってしまうこともあります。
ペットやお子様を部屋に入れないのはもちろん、煙が漏れることもあるので近隣の住民にも一声かけるのがマナー。使用後の換気や精密機器の保護など、正しい使用方法に従って慎重におこないましょう。
方法4:業者に依頼
ゴキブリやシバンムシ、トコジラミは場合によっては家中に繁殖していることもあるおそろしい害虫です。そのすべてを素人が駆除する、というのはかなり大変な作業となります。
「小さいゴキブリを見たけど、一時的な処理では不安……」ということであれば、やはり害虫駆除業者への依頼がオススメ。料金こそかかりますが、安全かつ、根本からゴキブリなどと決別したいのであれば、プロの技術がもっとも安心です。
何より、待っているだけで代わりにすべてやってもらえるというのは、大きなメリットといえるでしょう。ペットやお子様に配慮したい、という方にもオススメの駆除方法です。
弊社では、そんなゴキブリなどの害虫を駆除できるプロの業者をすぐにご紹介いたします。小さいゴキブリがいて不安、という方や、駆除してもいなくならない……という方は、一度しっかり調査してもらいましょう。
弊社の提携業者では、現地調査・見積りももちろん受付。「すぐ駆除してほしい」、「調査・見積りだけしてほしい」など、さまざまなご要望にお応えします!
電話窓口は24時間365日対応で、いつでもご相談いただけます。家庭から害虫の不安を追い出したいのであれば、まずはプロの知識や技術に相談してみましょう!
駆除したあとは忘れずに!小さいゴキブリみたいな虫とゴキブリの 【予防方法】
ゴキブリなどを駆除したあとに大切なのは、予防をすることです。予防を怠ると、せっかく駆除してもまたシバンムシやトコジラミ、ゴキブリなどの害虫がわいてしまいます。
そうならないためにも以下のような予防方法を実践してみてください。
【掃除・整理】
家に住み着いてしまう原因として、エサが豊富などの住みやすい環境ができてしまっていることが考えられます。生ごみなどは特に定期的に掃除して、エサが床などに散らからないような環境をつくりましょう。
また、シバンムシは乾物を好むため、乾物の袋に入ってしまいます。封をしっかり閉じることはもちろんですが、なるべくタッパーなどの密閉容器に入れ替えると安心です。
【換気】
ゴキブリなどは湿度の高いジメジメした環境を好むため、定期的に換気をしましょう。頻繁におこなうことは大変だとは思いますが、室内環境の面でもやっておいて損はありません。
【置くタイプの毒餌】
置くタイプの毒餌は、主にゴキブリ駆除・予防に効果的です。近年では食べた個体のみならず、他の個体まで毒の影響をもたらす商品も多数発売されています。
設置も置くだけで簡単に完了するものが多いため、非常に手ごろです。ただし、その分お子様やペットの誤飲の可能性も高くなるため、そのような家族がいる方は十分お気を付けください。
まとめ
小さいゴキブリみたいな虫の正体はシバンムシかトコジラミ、もしくはゴキブリの幼虫の可能性が高いです。これらの害虫は放っておくとどんどん繁殖するため、見かけたら早めに駆除することをオススメします。
これらの害虫には、スプレーや掃除機、くん製剤などが有効です。ただし、使い方などを誤るとペットやお子様に大きな悪影響を与えてしまうこともあるので、用法用量をしっかり守って慎重に使いましょう。
また、今回ご紹介した害虫は繁殖力が高く、家中に広まっている場合は自分で駆除することが難しいでしょう。また、害虫を自分で駆除したくない、と感じる人もいるかもしれません。
そんなときは、プロの駆除業者に依頼して、隅々まで点検・駆除してもらうと安心です。
弊社では、24時間365日対応の無料電話窓口で、いつでも害虫のご相談に対応。お客様のエリアに対応した害虫駆除業者をすぐにご紹介いたします。
現地調査はもちろん、詳細なお見積りもしっかり提出。ご納得いただけなければキャンセルも可能なので、まずは見積りだけ、というご要望も大丈夫です!
個人での対処が大変なゴキブリやシバンムシ、トコジラミ。まずはプロの目で家の中をチェックしてもらい、隅々まで駆除しつくしてもらいましょう!
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