「ムカデを駆除するのが気持ち悪い」や「ゴキブリは殺せるけどムカデは無理」など同じ害虫でもムカデを特に嫌いな人がいるかもしれません。ムカデは害虫の中でもからだが大きいです。ムカデを駆除するよい方法があれば実践してみたくならないでしょうか。
ムカデ対策をおこなうには、時期が大切です。ムカデが出やすい時期がいつなのか知っておくと効率的に対策ができるかもしれませんね。今回はムカデが出る時期と対策について取り上げたいと思います。
目次
ムカデが増える時期はいつからか
ムカデは害虫です。人に対して毒などの危害を加えることがあります。ですから、家の中にムカデが出たときに人は駆除しようとするのが普通です。出てしまったら駆除するしかないのですが、もしムカデが出やすい時期があるのなら、その時期に対して対策をとることができます。
実はムカデは活動的になる時期があります。ムカデが増える時期は、1年の中で2回あり、それはムカデの繁殖時期とムカデの子どもの成長の時期です。この時期になるとムカデは増えますから、駆除や対策をとるならムカデが増える時期におこなうのがよいと思われます。
繁殖時期
ムカデの繁殖時期は、5月~6月です。梅雨の時期や湿度の高い時期に繁殖活動がおこなわれます。
子どもの成長時期
ムカデの子どもが成長するのは、産卵がおこなわれてから4ヶ月ほど経った9月~10月です。この時期になると親離れをして脱皮を繰り返し成長します。
この梅雨の時期と秋頃になるとムカデを見かけることが多くなります。ムカデの対策をとるなら、特にムカデの繁殖時期におこなうとよいでしょう。この先のムカデ対策にもなり効率的だといえます。
普通の大きさのムカデなら自分で駆除できるが、大きなムカデは駆除しにくいという人がいるかもしれません。たしかにムカデには種類があり、種類によって大きさが違います。では大きなムカデが多い時期は、普通のムカデと違いがあるのでしょうか。
大きなムカデ出る時期について
普通より大きなムカデを見たことがある人がいると思います。一般的なムカデは8cm~15cmほどです。寿命が間近のムカデだと何回も脱皮を繰り返しているため、大きいです。しかし日本ではまれに20cm以上のムカデを見かけることがあります。
この大型のムカデはトビズムカデといわれ、日本で最大級のムカデです。他にも大型のムカデは存在しますが、トビズムカデは日本全土に生息しているため人目に付くことがあります。
この大きなトビズムカデも一般的なムカデと同じ時期に増えます。そのため産卵を控えたトビズムカデが出やすい梅雨の時期がもっとも大きなムカデが出るといえます。
ムカデは大きさに関わらず梅雨と秋頃に増えるようです。そうなると反対にムカデが少ない時期について知りたいと思う人がいると思います。たしかにその通りで、ムカデを見かけることがない時期もあるのです。
ムカデがいなくなる時期とは
ムカデがいなくなる時期とは、冬の時期です。ムカデは冬の時期に冬眠しています。ゴキブリなどの害虫と比べ、ムカデは年中見ることはありません。具体的な時期は、12月~春先の季節です。
なぜなら、ムカデは湿度の高いジメジメしたところが好きですが、反対に乾燥したところが苦手だからです。乾燥した冬場ではムカデは活動しません。同じ理由で、冬場でなくとも風通しや日当たりのよい場所ではあまり見かけることがないと思います。
ムカデ対策は環境の見直しから!ムカデを増やさないために
ではムカデが多い時期にどのような対策をしたらよいでしょうか。ムカデの対策には、ムカデを寄せ付けない環境づくりがとても大切です。
ムカデは過ごしやすいところで生活をし、産卵もします。つまりムカデが生活しにくい場所では極端にムカデを見かけないようになることが考えられます。環境づくりの観点でのムカデ対策はとにかく湿度が高くジメジメした場所を少なくするという点に尽きます。そのような場所は家や家のまわりでは以下の場所が該当します。
・植木や庭など毎日水やりをする場所
・床下や家裏など通気性の悪いところ
・風呂やトイレなどの水回り、または排水溝
代表するとこれらの場所でムカデは生活していると考えられます。このような場所には湿度を抑える対策をするとよいです。
その対策は、以下の3つです。
・乾燥剤を置く
・余分な草を除去する
・余分なものを捨てる
家のまわりや庭には多くの草が生えていると思います。できるだけ切って除去しましょう。そうすると地面の上などの風通しがよくなって湿度を下げることができます。同じ理由で大きな荷物や捨てきれなかったものなどを庭や家のまわりに置いている場合は撤去するとよいです。
市販で庭用のシリカゲルなどが売られています。シリカゲルなどの乾燥剤を地面の上に置いておくだけでも効果がみられます。
庭でハーブを育てるとよい?
庭や植木などでハーブを育てておくと、ムカデを寄せ付けなくなる可能性があります。理由はハーブの匂いはムカデが苦手としている匂いだからです。
まとめ
害虫の中でも駆除に困るのがムカデです。ムカデはサイズが大きい場合があり男性でも駆除するのをためらう人がいるかもしれません。ムカデが出やすい梅雨の時期や秋頃は、家や家の周りの湿度について気を配るとよいと思われます。
またムカデ対策は時期によってするだけでなく、普段からムカデを寄せ付けない環境づくりが大切です。家が密集しているところでは特にジメジメしやすいですから、ムカデ対策をしっかりするように気を付けましょう。
ムカデを駆除する際はムカデに噛まれないように注意してください。ムカデの駆除がどうしてもできない場合などはプロのムカデ駆除業者に依頼しましょう。
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