最近では都市部でもハチを見るという人も多いのではないでしょうか。ハチは本来都市部ではなく、木々が生い茂るような場所に潜んでいることが多いようですが、最近では住宅地や都市部でも姿をみせることが増えているようです。
そんなハチにはたくさん種類がいますが、ハチのなかでもとくに危険なのがオオスズメバチです。オオスズメバチの女王はほかのハチの女王よりも大きく、攻撃をするという特徴があります。
またオオスズメバチは集団での行動することが多く、1匹いれば周りにもいるおそれがあり、特徴を知っておくことは被害を防ぐことにつながります。今回はオオスズメバチの生態や特徴を紹介しますのでご参考ください。
目次
最も危険なハチ?オオスズメバチの特徴とは
オオスズメバチを身近で見たことがある、という人は少ないかもしれません。オオスズメバチにはどのような特徴があるのでしょうか。
オオスズメバチの見た目として、まず体色はオレンジと黒となっています。攻撃性が高く、縄張り意識がとても強いのが特徴です。日本では全国的に見かけられ、針には強い毒性があります。そのため危険性が高く、「世界最強」といわれることがあるほど警戒されているハチの種類です。
そのような危険な面の一方で、寿命が短いという特徴もあります。働きバチの寿命が約2か月、オオスズメバチの女王は約1年となっています。
オオスズメバチは土の中に巣をつくる
オオスズメバチの女王がいるオオスズメバチの巣は、土の中につくられることが多いようです。そのため、ほかのスズメバチがつくる木の上や木の空洞部分だけでなく、地面にも注意する必要があります。
オオスズメバチは土の中に巣をつくるときに、既存の空洞を利用することが多いようです。しかし巣は次第に大きくなっていきます。既存の空洞いっぱいに巣が大きくなったときは、オオスズメバチが巣の周囲の土を掘り始めます。
掘った土は粒状で働きバチが地上の巣付近に置くのですが、それがかたまって地面にある場合はその周囲に巣があるサインとしてもよさそうです。
また土の中に巣をつくるハチにはオオスズメバチのほかにもヒメスズメバチやキイロスズメバチがいますが、基本的に木の中などの閉鎖的な場所に巣をつくることが多いため土の中に巣があった場合はオオスズメバチの巣を思っておいてもいいかもしれません。
オオスズメバチの女王は世界最大のハチ!
オオスズメバチは世界最大の大きさで体長は最大40mm、オオスズメバチの女王は45mmくらいの大きさです。数字だけ見ると大きさの違いが分かりにくいかもしれませんが、ほかのスズメバチの大きさと比較してみると大きさの違いがわかるのではないでしょうか。以下はスズメバチのなかでも大きな種類をまとめたものです。
・オオスズメバチ:27㎜~40㎜
・ヒメスズメバチ:24㎜~37㎜
・モンスズメバチ:21㎜~28㎜
・コガタスズメバチ:20㎜~26㎜
・ツマアカスズメバチ:20㎜~25㎜
・キイロススズメバチ:17㎜~24㎜
・ツマグロススズメバチ:20㎜~22㎜
コガタスズメバチはその名の通り、ほかのスズメバチと比べて小さいのが特徴です。攻撃性はあまりありませんが、住宅街でも見られることがあります。
キイロスズメバチは高い攻撃性があり大きな巣をつくります。全身が黄色で、都会で見られることも多いようです。凶暴な性格な一方で大きさはスズメバチのなかでは小さめです。
こうして見ると、オオスズメバチの大きさの違いが実感できるのではないでしょうか。
オオスズメバチの女王って刺すことはあるの?
オオスバメバチは人を刺すことがあります。ハチが人をおそうのは、巣が危険にさらされていると感じているときです。いきなりオオスズメバチにおそわれたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は近くにハチの巣がある可能性があります。
オオスズメバチの女王バチは巣をつくっているときは攻撃性が低いですが、自分たちの縄張りが脅かされていると感じたときは攻撃することがあります。
もし刺されると「アナフィラキシーショック」といって体の抗体がオオスズメバチの毒に反応してしまい、以下の症状が起こり、最悪の場合、死に至ることもあります。
・じんましん
・皮膚が赤くなる
・血圧の低下
・嘔吐
アナフィラキシーショックを起こさないようにするためにも、ハチの巣には近づかないように気をつけましょう。
オオスズメバチは早めに駆除!スプレーで駆除ってできる?
オオスズメバチの駆除方法としてスプレーを使う方法があります。ドラックストアやホームセンターなどに売っています。商品により違いはありますが、噴射距離は約3mから4mくらいで、噴射時間は約30秒から40秒くらいと、近づかずに駆除することが可能です。
ハチに巣をつくらせるのを防ぐスプレーもあるので、用途に合わせてスプレーを選びましょう。またスプレーを使用する際はオオスズメバチの女王バチが活発な時期の使用は避けたほうがよいです。スプレーを使う際は防護服を着て、作業をしましょう。
しかし注意点としてスズメバチの集団におそわれてしまうおそれがあります。このような状況になると刺されてしまうおそれがあるので自力で駆除を行うのは避けたほうが賢明かもしれません。
またスプレーを使用できる範囲や時間、容量には限度があります。また駆除を行うときには防護服が必要となるので、家にないというときは業者に依頼したほうが自分での準備も少なく済みます。
自分では対処の仕方がわからないという場合は無理せずに業者に駆除を依頼することをおすすめします。
まとめ
オオスズメバチは強い攻撃性と毒性があり、危険な生物です。活動が活発になる夏から秋にかけてはとくに注意が必要なほか、巣をつくる地面にも注意したほうがよいでしょう。
またオオスズメバチの女王も攻撃することがあります。ハチの種類によって女王は攻撃しないものもいるようですが、オオスズメバチの場合は安易に近づかないようにすることが必要です。
もしオオスズメバチの巣を見かけた場合は、自力で駆除せずに業者に依頼することをおすすめします。状況によって費用が異なる場合があるので、事前に見積もりをとっておくのもよいでしょう。
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