
自宅にスズメバチの巣を見かけて、駆除で悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。とくにスズメバチは6月から巣が大きくなるため、早めに処置をしておきたいところです。
働き蜂が活動しだしてからでは、駆除もスムーズにおこなえないかもしれません。こちらのコラムでは、スズメバチの生態や、動きが活発になる前に巣を駆除するための方法について紹介していきます。

目次
スズメバチは6月頃から群れが大きくなりはじめる
自宅でスズメバチの巣を見つけた場合には、危険対策に戸惑うこともあるでしょう。まずはスズメバチの習性をおさえておくことが、適切な対処において大切なことです。
できれば、スズメバチがおとなしい時期に処置をして、安全に駆除をすすめたいものです。とくにスズメバチは6月以降動きが活発になるため、可能なら早めの処置で駆除していくことが理想といえるでしょう。
働き蜂が羽化する
まず、働き蜂の羽化がはじまるのも、だいたい6月あたりといわれています。そのため6月以降から夏にかけては、羽化を終えた働き蜂が活発に動き出すので巣にはなるべく近づかないようにしてください。
巣が大きくなっていく
最初の段階では、巣はとっくりを逆さにしたような形をしていますが、だんだんと球状になり大きさを増していくのです。そして、スズメバチの巣は6月をすぎると、徐々に大きくなっていきます。コガタスズメバチなどはとくに、巣の形もかわるシーズンといえるでしょう。
それに、初期段階の巣には、女王蜂以外のスズメバチがいないことも大きな特徴になります。6月の巣の状態では、働きバチの羽化がすすんでいる状況です。7月をむかえると働きバチの成虫が徐々に増え、8月にかけて急激に増加していくのです。
女王蜂と働き蜂の違い。特徴と役割について
スズメバチを安全に撃退するうえで、スズメバチの生態や習性を知ることはとても大切なポイントになります。とくに安全にスズメバチの巣を駆除するためには、働き蜂の影響が少ないときに駆除をおこなうことが理想的といえるでしょう。女王蜂と働き蜂、それぞれの役割や特徴についても理解しておくと駆除対策もすすめやすくなります。
スズメバチの女王蜂
ハチはおもに、ひとつの巣を社会として、女王蜂を中心に階級に分かれて生活をしています。最初の巣づくりも女王蜂が、1匹ですすめていくのです。
その後産卵をして、つぎに産まれる働き蜂が育つまでは、基本的に1匹ですべてこなしていきます。エサ取りから飼育をふくめて、女王蜂がおこなうのです。さらにスズメバチは、女王蜂のみが冬を越すことができることも大きな特徴といえるでしょう。
スズメバチの働き蜂
スズメバチは6月ごろから羽化した働きバチが活発に動き出し、幼虫や女王のためにエサを集めます。エサを集める以外にも、巣を大きくするために木の繊維を集めるなど、いろいろな役割をもっているのです。
また、働き蜂には、するどい毒針をそなえていることも忘れてはいけません。毒針によって、巣に危害をくわえるものを攻撃して、外部から巣を守る本能をそなえているのです。さらに働き蜂はすべてメスで構成されていることも大きな特徴といえるでしょう。
スズメバチのオスは毒針もなく、外に出ることもないため、働き蜂として外で見かけることはありません。そして働き蜂は、冬を越せずにすべてその年のうちに死んでしまうという特徴をもっています。
スズメバチの駆除:DIYでおこなう
小さいハチの巣であれば、駆除を自分でおこなうことを考える場合も考えられるでしょう。スズメバチの場合は、強力な毒針をもっており、そのうえどう猛なのでハチのなかで最も危険な種類にあたります。そのため駆除するときには細心の注意をしておこなうことが大切です。
自分で駆除可能かよく検討する
万が一スズメバチに刺されてしまうと、生命の危険にかかわることにもなりかねません。そのため、スズメバチの巣を自分で駆除する場合は、自分だけでおこなえるのかを、よく検討してからすすめることがとくに重要です。
ハチには、小さなハチで知られるミツバチやアシナガバチなどの普通のハチから、スズメバチなどの大型な種類がいます。とくにスズメバチは、ハチのなかでも最も大きく危険度の高い種類といわれているのです。
スズメバチは6月までであれば、巣の大きさは、だいたい15センチぐらいです。15センチぐらいの大きさの巣であれば、自分で駆除をしても安全にすすめられるかもしれません。さらに巣のある場所は、なるべく低い位置で広い場所にあるのが望ましいでしょう。
日中は駆除をおこなわない
日中は巣に働き蜂がいないため、スズメバチの駆除がきちんとおこなえません。日が沈むと、ほとんどの働きバチが巣に戻るため、駆除は夜間におこなうのが一般的とされています。
厚手の白い作業着や帽子で完全防備
スズメバチの駆除を自分ですすめる場合には、必ずハチプロテクターなどの防護服のかわりになるような厚手の作業着と帽子を着用して全身をおおうようにしてください。くつも長靴が望ましいといえるでしょう。
とくにハチの習性では、黒いものに向かってくることがあるため、駆除では白い作業着を着用しておこなうのがよいといわれています。ただし、白い作業着でもまったく襲ってこないというわけではありませんので気をつけてください。
ほかにもハチは臭いにも敏感な習性があります。そのため整髪料やスプレーなど臭いのあるものは使用しないようにしましょう。
手袋やタオル、ビニール袋なども忘れずに!
あとは必要になる手袋やタオルなどの道具ももれなく揃えて、完全防備でおこなう気構えが大切です。最後に、落とした直後のスズメバチの巣をすぐに入れるための、大きめのビニール袋やゴミ袋も用意していきましょう。
使用する殺虫剤と高所用のキットなど
高い場所に巣がある場合には、巣に殺虫剤を届くようにするための道具もあると便利になります。殺虫剤用延長キットなどが使用できれば、より安全に駆除もすすめられるでしょう。さらにスズメバチの巣にかける、駆除に必要な殺虫剤もハチ専用の殺虫剤をそろえておく必要があります。
スズメバチの駆除:業者に依頼する
スズメバチはハチの種類でも最も危険な害虫になるので、自分で駆除せずに業者に依頼する場合も考えられます。スズメバチの巣を、発見した場合はまず業者に相談してみるのもおすすめです。業者の多くは、状況の相談を受付けてくれていますので、電話やメール相談などに問い合わせてみるのもよいでしょう。
巣の大きさや場所などの状況を確認して、駆除の見積りを出してもらえるため費用についてもかかる金額がよくわかります。それに業者に駆除をお願いすれば、再発防止をふくめた駆除対策をしてくれる場合もあるためとても安心です。
とくに、スズメバチは6月をすぎると、活発に動き出し、巣の周辺を飛び回ることが増えてくることが考えられます。夏にさしかかって、スズメバチの巣を見つけた場合には、自分で駆除をするには多くの危険がつきまとってきます。
スズメバチの巣を発見して、お困りのときには、業者に相談してみるというのもとても安心で安全な方法となるのでぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
スズメバチは6月から働き蜂などの羽化をはじめ、活発になってきます。そして夏ごろには巣も大きくなり、働き蜂の数も増えるため、早めに処置をしておきたいところです。
スズメバチの巣が小さい場合には、DIYにより自分で駆除をすすめる場合もあるかもしれません。巣の発見が夏にさしかかっているなど、スズメバチがより活発な場合には業者に一度相談してみることがおすすめです。
かかる費用の相談や駆除の見積もりから、状況を確認したうえでの駆除対策まで手順よく対応してもらえるでしょう。とくにスズメバチが再発したときの場合にもそなえて駆除対策をしてくれるためおすすめです。
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