
日々生活をするにあたって、害虫の存在は人間にとって脅威になることもあります。
ここで紹介するのはハチの一種であるアリガタバチについてです。
このアリガタバチは具体的にどんな虫であるのでしょうか?
その生態や発生する場所、またアリガタバチの駆除方法などを見ていきますので、アリガタバチで何かお困りの場合は当記事を参考にしてください。

目次
アリガタバチの正体はどんな虫?
アリガタバチという虫がどんな虫であるのかご存じでしょうか?
名前からしてハチの仲間であるというのはわかっても中には「アリガタバチって何?」と思う方も多いでしょう。
ここではアリガタバチという虫の生態や発生しやすい場所について紹介していきます。
アリガタバチの生態について
アリガタバチはハチの仲間で、その形がアリに似ていることからアリガタバチと呼ばれるようになりました。
体色は赤褐色で、体長は1.5mm~2.5mmほどです。真っ直ぐ直線的に歩行する習性があります。また壁をつたって天井から落下してくることもあります。
アリガタバチはオスとメスとではその形態が異なってきます。
アリガタバチのオス
オスの体長は約1.5mmほどです。人間を刺すこともなければ吸血することもありません。寿命は2日~3日と短命で毒は持っていません。また羽が生えているのが特徴です。
アリガタバチのメス
メスの体長は2mm~2.5mmとオスと比べると少し大きく、吸血はしませんが人間の皮膚を刺すことがあります。寿命は2ヶ月以上とオスと比べると長く生きます。オスと違い羽は生えていませんが、産卵管に毒針を持っています。
一般的にアリガタバチは、22日~25日ほどで卵から孵化して幼虫になります。そこから4日~5日ほどでサナギになって、さらに10日~12日ほど掛けて成虫になります。
アリガタバチが発生する場所
アリガタバチ(成虫)は春から秋にかけて出現することが多いです。
さらにアリガタバチは家屋内に生息するシバンムシの幼虫に寄生するため、シバンムシなどが増えるとアリガタバチも増え、7~9月頃に大繁殖することもあります。
そのことからアリガタバチはシバンムシが発生する、畳や乾物類といった場所に発生します。
シバンムシについて
大きさは1.7mm~3mm程度です。体色は赤褐色で年に1~3回発生します。発生の時期としては主に4月~6月と9月までにかけて発生します。
オスは羽が生えており、成虫は室内を歩いていることが多いが、飛ぶこともできて穏やかな光に対しての走性があります。
また発生源は主に乾燥食品やスナック菓子などで、冷蔵庫の裏や流し台の下などに食品残渣が残っていると、そこを発生源に増殖することもあります。
増殖を防ぐ対策としては食品を徹底管理することが大事です。
寄生される前にアリガタバチを駆除するのがポイントです。
アリガタバチの被害
アリガタバチはオスとメスとでは人間に対する被害は違います。人体への刺咬被害をもたらすのは全てメスです。
アリガタバチのメスに皮膚を刺されると、かゆみや発疹の被害が生じます。
かゆみの症状には個人差がありますが、大体1週間~10日間ほど続きますので注意してください。
痛みがひどい場合は、無理せず医師の診断や治療を受けるのがいいでしょう。
また被害が一向に減る気配を見せない場合は、アリガタバチを駆除することをおすすめします。
アリガタバチを駆除する方法
アリガタバチはシバンムシの幼虫に寄生して繁殖するためにアリガタバチを駆除するには、まずは宿主となっているシバンムシを駆除するのがいいでしょう。
室内に発生しているアリガタバチを一通り駆除するためには、室内に充満するタイプの「エアゾール」や「燻煙剤」などの駆除剤が効果的です。
使用する駆除剤は、シバンムシを駆除するものと同じもの且つ効き目があるものを使いましょう。
効果的な駆除剤は以下の通りです。
・業務用 ファーストキルN
・マイクロアトミック 200ml
・バルサン いや~な虫 不快害虫用
また自力で行うのに限界を感じた場合などはプロの業者に依頼をして駆除してもらうのが安全で確実のためおすすめです。
ほかにもたくさんいる?畳に住んでいる害虫たち
アリガタバチやシバンムシ以外にも畳に住んでいる害虫はたくさんいます。
ここでは畳の中に潜んでいる虫たちの中でも気を付けておきた虫について紹介していきます。
紙魚(シミ)
畳に発生する虫の一つです。体長は1cmにも満たない小さな虫で、乾燥食品や古本などを食べるそうです。
動きが素早く、狭い所や暗い所を好む性質を持っており駆除するのが難しいという特徴を持っています。
チャタテムシ
畳だけでなく食品にもついている害虫です。体長は2mmほどです。カビが大好物で高温多湿の時期に目撃されやすい害虫です。人に直接危害を与えることはありませんが、見た目が少しグロテスクなため不快害虫と認識されています。
ダニ
畳に住み着いている害虫として一番多いのがダニです。畳に出るダニには「コナダニ」と「ツメダニ」の2種類にわけることができます。
コナダニの死骸や糞はアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
またコナダニは人を刺すことはありませんが、ツメダニは人を刺すことがありますので注意が必要です。
このように畳にはいくつかの虫が住み着いていますので、干したり殺菌をしたりしても完全には退治することは難しいです。
アリガタバチの駆除やそれ以外の害虫駆除を行いたい場合はプロの業者に頼るのがおすすめです。
まとめ
アリガタバチはシバンムシに寄生して繁殖をします。刺されるとかゆみや痛みが出てきますので注意する必要があります。
確実にアリガタバチを駆除する際には、アリガタバチだけでなく、シバンムシの両方を駆除するようにするのが大切です。
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