ドラム式洗濯機が水漏れする原因と対策。水漏れの悩みはココで解決!

2021.4.30

ドラム式洗濯機が水漏れする原因と対策。水漏れの悩みはココで解決!

ドラム式洗濯機の水漏れには6つの原因が考えられます。そこで今回は、水漏れが起きる原因とその対処法を6つ解説していきます。それにあわせ、普段から水漏れを防止する方法も解説していきます。

また、気をつけていたつもりが、急に水漏れした場合の応急処置もあわせて紹介していきますので参考にしてみてください。ぜひこの記事を読むことで、水漏れに関するお悩み解決のお役に立ててください。

ドラム式洗濯機の症状別・原因と対処法6つ

ドラム式洗濯機の水漏れには様々な原因が存在します。そのため、ここではその原因ごとに対処法を解説していきます。

給水・排水ホース、給水栓から水漏れしている

ドラム式洗濯機の水漏れの原因として、もっとも多いのが給水・排水ホース、給水栓からの水漏れとされています。それぞれに原因があり、対処法がありますのでみていきましょう。
ドラム式洗濯機の症状別・原因と対処法6つ

給水ホース
給水ホース周りの水漏れ原因は、ホース内の汚れで詰まりを起こしていることや内部にあるパッキンの劣化が考えられます。水漏れの症状としては、洗濯機と給水ホースをつなぐ部分から水漏れが起きるのです。

まず、コース内を洗浄するために洗濯機と給水ホース部分をつなぐナットを緩める必要があります。ナットはプラスチック状でできており、手で取り外すことが可能です。外したら、ホース内の水垢やカビなどの付着物の汚れを洗浄して取り除きます。

また、パッキンに原因がある場合は、給水ホースの両端についているパッキンを新しいものと交換することで水漏れを防ぐことができます。パッキンはホームセンターなどで購入が可能です。

排水ホース
排水ホースでは、ホース自体の傷や劣化が原因となり、そこから水漏れすることがあります。また、この水漏れ原因は、給水ホースにも同様の症状がみられます。

また排水ホースは、排水口に水を送り込むため、延長ホースと連結してホースの長さを作ることがあり、連結部分の締め付けが悪いとそこから水漏れすることがあるのです。そのため、水漏れを防ぐには、緩みなどがあればしっかりはめ直し、ビニールテープで補強することが大切です。

ホース自体に傷があれば、交換するとよいでしょう。排水ホースは給水ホースと違い、洗濯機自体や排水口と直接連結しているため、簡単に取り外しが可能です。

もしも、排水ホースに傷が見受けられれば、新しいものと交換するとよいでしょう。ホースの長さを調節する場合は、ハサミやカッターで切断が可能です。切断部分は、蛇腹というホースの凹凸がないくびれの部分を切ります。なぜなら、ホースの長さが合わないなど、元の長さに戻したい時、蛇腹部分を切っていた場合は、ホース同士をつなぐことができないためです。

給水栓
給水栓とは、壁についている蛇口部分のことです。給水栓を長い期間使っていると、壁が腐食してしまうことがあります。こうなると、壁と蛇口の隙間から水漏れすることがあるのです。

もしも、蛇口と壁に隙間ができてしまった場合は蛇口の交換だけでなく、隙間を埋める作業も必要となるでしょう。また、蛇口の交換は専門の知識があるプロでなければむずかしいとされています。そのため、蛇口交換に自信がない場合は、DIYはあまりおすすめできません。

フィルターや洗剤ケースから水漏れしている

洗剤ケースやフィルター回りもドラム式洗濯機の水漏れ原因となることが多いようです。ドラム式洗濯機には標準機能として乾燥機能がついています。

衣類には、想像以上の糸くずやホコリがついており、洗濯後にそのまま乾燥にとりかかる洗濯機では、乾燥機に使う排気フィルターにゴミが溜まりがちなのです。ゴミが溜まり過ぎると水が通ることができなくなり排気フィルターから水漏れしてしまうことがあります。

そのため、排気フィルターを一度取り外し、排水フィルターごと洗い流します。洗剤の成分を含んだゴミはぬめりがあり、簡単に取り除くことができません。水で洗い流しながら掃除することで、スムーズにゴミを取り除くことができるためです。

また洗濯機を使用していく中で、溶け切れなかった洗剤成分は固形化していくことがあります。結果的に洗濯槽に流れ込んでしまい、固形化した成分が邪魔をして水が正常に流れなくなるのです。水は逆流を起こし、洗剤ケースから水漏れが起きてしまいます。

このような症状を改善するためには、洗剤ケースを取り外します。ケース内の固形物が付着している部分をお湯につけるのです。これは、固形物を溶けやすくするためです。そのまま、歯ブラシなどで汚れを落としましょう。

ドラム式洗濯機のドアから水漏れしている

ドアについているパッキンが劣化することで水漏れの原因となるのです。パッキンの劣化は、ドア部分に衣類などが挟まった状態で洗濯することにより、パッキンが損傷していってしまうために起こります。
ドラム式洗濯機のドアから水漏れしている
また、このドア部分のパッキンはあまり市販されていません。そのため、水漏れを防ぐには、メーカーに連絡するか業者に依頼して修理をおこなうことをおすすめします。

接続部分から水漏れしている

給水栓にあたる蛇口と給水ホースの接続部分から水漏れを起こすことがあります。給水ホースを外す際は、ニップルという金具の継ぎ目を外す必要があります。ニップルは、プラスドライバーを用意し、4つのネジを緩めることで取り外すことができます。

ネジがついていない場合は、蛇口とホースの接続部分に突起物がついており、簡単に取り外すことができるでしょう。また、蛇口ハンドル部分、根元にあるナットの緩みが原因となることもあります。

水漏れの原因が、蛇口のハンドル部分からの水漏れであれば、ハンドルを支えているナット部分をレンチで締めれば水漏れを治すことができます。

洗濯機本体から水漏れしている

洗濯機の使用中などに水漏れを起こしている場合は、洗濯槽のひび割れや内部タンク故障が考えられます。使用している期間が長い場合は、内部が故障してしまうことがあるのです。

洗濯機の一般的な耐用年数は、毎日1回の洗濯で6年~8年といわれています。そのため、耐用年数が近かったりを超えてしまったりしているようであれば、部品の交換よりも新しい洗濯機へ買い替えたほうが今後トラブルなく使うことができるかもしれません。

床に水がたまっている

もしも洗濯機の床に水がたまっていた場合は、排水口を疑ってみるとよいでしょう。排水口が詰まると正常に洗濯機内の水を排水できずに、床に水があふれてしまうことがあります。

詰まりの簡単な確認方法として、水がホースから流れ出る際に、排水口からゴボゴボと異音を発することがあります。この場合は、排水口内で詰まりが起きているおそれがありますので、市販で購入できるパイプクリーナーなどを使えば、排水口内のごみを溶かし流すことが可能です。

排水パンとは、プラスチック状の洗濯機を設置するための板のようなものです。排水パンにたまったゴミが原因で床に水漏れすることがあります。

排水パンには、溝があり、これが床下への水漏れを本来は防いでいます。直接床に洗濯機を設置していないため、排水ホースに異常が起きたと際に、排水パンが水を受け止めてくれるのです。

しかし、この排水パンにホコリが詰まってくると排水口の入り口にゴミを詰まらせてしまうことになります。そのため、こまめな掃除でホコリがたまらないようにする必要があるのです。しかし、掃除しようにも、洗濯機を簡単に持ち上げることはできないでしょう。

近年では、四隅に柱のついた、床から高さのある排水パンもあり、掃除が楽になるメリットがあります。このタイプであれば、掃除をきちんとおこなうことで、排水口を詰まらせる心配はありません。

ドラム式洗濯機の水漏れ防止策おもな5つ

普段から気をつけておくことで、水漏れは防げることが多いのです。そこで、洗濯機の定期的なメンテナンス方法を紹介していきます。また、便利グッズを使うことで水漏れを防ぐ方法もありますのでこちらもあわせて触れていきます。

定期的に掃除して汚れをためない

ドラム式洗濯機の水漏れ防止策として、定期的な掃除はとても大切です。排水口周りのごみを普段から取り除いておくことで、詰まりを解消することができます。また、洗剤ケースもこまめな掃除で、固形物ができることを避けることができるでしょう。

このように、定期的な掃除を欠かさなければ、一度に大がかりな掃除をおこなう必要もありませんし、水漏れ対策にもつながるのです。

洗濯物を入れすぎない

一度に大量の洗濯物を洗ってしまうと、それに合わせた水を使用するため、容量を超えていれば、洗濯槽から水漏れが起こるおそれがあります。また、大量の水を使うことで、洗濯機内のパーツにはその分の負荷がかかっています。
ドラム式洗濯機の水漏れ防止策おもな5つ
水漏れを防ぐには、無理なく洗濯できる、7割以下の容量に洗濯物を抑えることが大切でしょう。水漏れ防止だけでなく、大量の水を普段から使わせないことで、洗濯機の寿命を延ばすことにもつながります。

使用時以外は元栓(蛇口)をしめる

元栓(蛇口)をしめておくことで、中にあるパッキンの劣化を抑えることができます。じつは、蛇口内に含まれるパッキンが普段から水を制御しているため、常にパッキンは働き続けているのです。

これにより、元栓を閉めていないことで、知らないうちにパッキンが劣化してしまいます。そのため、普段は、元栓をしめておくとよいでしょう。

水漏れストッパーを取り付ける

給水ホースや蛇口の水漏れに有効なのが、水漏れストッパーです。蛇口と給水ホースのつなぎ目にニップルを取り付けていきます。

まず、蛇口側にニップルを装着します。4本のネジを蛇口の幅まで緩め、蛇口をはめ込んだら、ネジを再度締め直します。次に給水ホースをニップルに取り付けていきます。その後、取り付けが終わったら水漏れがないか確認しましょう。水漏れストッパーは、接続部分が頑丈なため、水圧にも耐えやすくなっています。

自動止水栓を取り付ける

自動止水栓とは、給水ホースとニップルが外れてしまった際に、自動で水が出るのを止める役割があります。構造上、止水栓についたフタは常に開いた状態です。もしもホースが外れた状態で水が流れると、中に取り付けられた止水弁が察知して水が止まる仕組みになっています。

突然の水漏れにも慌てず対応!応急処置の方法

突然の水漏れは、慌てがちになるうえ、普段からよく使う洗濯機なだけに困りますよね。応急処置をおこなうことで一時的には水漏れを防ぐことができるかもしれません。修理をおこなうまでの対策として知っておくとよいでしょう。

防水テープや防水パテを使う

突然の水漏れには、防水テープや防水パテが有効です。排水ホースに傷があり、そこから水漏れしている場合は、防水テープを引っ張りながら巻きつけていきます。防水テープを巻きつけておけば、一時的には水漏れを防ぐことはできるでしょう。また、防水用のパテを使えば、排水口周りの水漏れを防ぐことや嫌なにおいを防ぐこともできるのです。

まとめ

ドラム式洗濯機が水漏れした場合は、症状別に原因を知ることで、対策を取ることが可能になります。また、水漏れの原因は、たまった汚れや接続部分の緩みなどに原因があるようです。

そのため、普段から水漏れを防止するための対策が大切です。定期的に掃除して汚れをためないことや洗濯ものをため込みすぎないなど自分で気をつけることで、ほとんどの水漏れを防ぐことができるでしょう。

しかし、本体の水槽の劣化など修理や買い替えが必要な場合があります。その場合は、水漏れを防ぐことがむずかしいため、業者に相談することをおすすめします。業者であれば、自分で水漏れを改善できない場合でも、適切な方法で洗濯機の水漏れを防ぐことができるでしょう。

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