網戸の『メッシュ』は細かさを表す単位!防虫に役立つメッシュは?

2021.4.30

網戸の『メッシュ』は細かさを表す単位!防虫に役立つメッシュは?

家で生活する中で、夏場などに蚊やハエなどの害虫が部屋に入ってきて悩んだことはありませんか。部屋の空気を換気したくて窓を開けていると外から虫が入ってきますよね。多くの人はその対策のために網戸を使用すると思います。

しかし「網戸を閉めているのに虫が入ってきている気がする」などと感じたことはないでしょうか。実は網戸の網の隙間から虫が入ってくることがあるのです。そんなの網戸の意味がない!と思う人は、網戸のメッシュと呼ばれる網の目の細かさについて知っておくといいですよ。今回は網戸のメッシュについて取り上げます。

網戸の『メッシュ』とはどんな単位?

網戸にはメッシュと呼ばれる単位があります。この単位は網戸の網目の細かさを表したものです。正確には、「1インチ(25.4mm)の範囲に何個の網目があるか」を表す単位です。

網戸には18メッシュから40メッシュのものが使われますが、18メッシュのほうが40メッシュよりも網目が大きい網戸になっています。

網戸の網目が細かいと、網目から侵入する害虫を防ぐ効果があります。網戸の網目は数mmの大きさですが、その間から侵入できる害虫が存在するのです。網目の大きさと侵入する虫の大きさには関係があるようです。みてみましょう。

網目の大きさと虫の大きさを比較

網戸の役割にはそれらを防ぎつつ換気ができるという役割があります。しかし、網戸の網目よりも小さい虫が存在しているため、網戸を閉め切っていても部屋の中に虫が侵入することがあります。

網戸の網目の大きさと一般的によくいる虫の大きさを比較してみましょう。

網目の大きさ

18メッシュ 1.15mm
20メッシュ 1.03mm
24メッシュ 0.84mm
30メッシュ 0.67mm
40メッシュ 0.64mm

虫の大きさ

蚊 2mm~5mm
大きいハエ 7mm~8mm
小さいハエ 1mm
小さい蛾 13mm

ふたつを比較するとこのようになります。見てみると、ほとんどの虫が網目の大きさよりも体が大きいことがわかります。しかし小さいハエなどは一部の網目の大きさよりも体が小さいため、網の隙間から侵入することができるようです。

この比較を見ると、網戸を閉めているのに虫が入ることがあるなんて嫌だと思う人がいると思います。自宅の網戸が18メッシュの場合は残念ながらその可能性があるようです。しかし、網戸にさらに防虫対策をすることでその不安を解消することができます。

      網戸の張り替えの際の参考に!網戸の網の種類をご紹介します!

網目の細かさ以外の虫対策

網戸はメッシュの細かさによって防虫対策ができるようになっていますが、網戸にさらなる対策をすることで小さな虫の侵入をほぼ防ぐことができます。

薬剤が練り込まれた網を張る

網戸の網に薬剤が塗り込まれた網戸があります。塗り込まれた薬剤は長期間にわたって網の表面に染み出します。染み出した薬剤に虫が触れると虫が嫌がり逃げていくという効果があります。しかし薬剤が染み出る期間は3年~5年ほどのため定期的な網戸の張り替えが必要になります。

虫除けスプレーを吹きかけておく

網戸に直接虫よけスプレーを吹きかけておく方法もあります。網戸専用のスプレーも売られています。またこの効果は1か月~2か月ほど持続します。定期的にスプレーを吹きかけましょう。

このように網戸の防虫対策をすることで、二重の対策で虫の侵入をブロックすることができるのです。スプレーを使った方法は特に手軽におこなえますからぜひ試してみてください。

さて、そもそものことですが、網戸のメッシュが細かいとこのような工夫をおこなう必要がありません。しかしメッシュが細かいことによるデメリットもあるようです。

      

メッシュが細かいことによるデメリットはある?

網戸のメッシュが細かいことによるデメリットはこちらです。

景色が見づらくなる

メッシュが細かいということは網の隙間が少なくなるということです。網戸の先の景色が鮮明に見えづらくなります。

風通しが悪くなる

網の隙間が少なくなると風通しが悪くなることに繋がります。

このようなデメリットがあるようです。景色が見づらいという点よりも風通しが悪くなるという点のほうが網戸を使用する人にとっては重要視するかもしれません。またメッシュが細かいほうが網戸自体の金額が高くなります。

ちなみにメッシュが細かいことで防虫効果以外にもメリットがあります。

耐久性が上がる

メッシュが細かいと物理的な耐久性が上がります。穴があいたり亀裂が入ったりしにくいです。またその分損傷による張り替えの必要がなく、相対的に使用できる年数も長くなります。

網戸のメッシュによるメリットとデメリットを考慮して網戸選びをすることが大切といえます。どの効果を優先するかで自宅に合った網戸を選ぶとよいと思います。

まとめ

自宅に網戸を設置することにはさまざまな理由があります。その理由の中でも換気をしながら、蚊やハエなどの害虫の侵入を防ぎたいという理由は多いかもしれません。

網戸にはメッシュと呼ばれる単位が存在します。それは網戸の網目の大きさを表す単位です。メッシュが大きいと外からの害虫の侵入を防ぐことに繋がります。

網戸によって害虫の侵入を防ぐ手段はメッシュの細かさだけではありません。網戸にさらなる工夫をすることでより害虫を防ぐ効果を強めることができます。その工夫には、元から防虫用の薬剤が塗り込まれた網や、網にスプレーをかけるなどの方法があります。すでに家にある網戸をしばらくは張り替えるつもりがないという人にとってはとても有効な防虫対策といえるでしょう。

メッシュが細かいことによる効果は防虫の効果だけではありません。耐久性や風通しなどの効果はメッシュの細かさによって変わります。単にメッシュが細かい網戸を選べばよいということではなさそうです。メリットとデメリットを考慮して自宅に合う網戸を選ぶ必要があります。もし網戸選びに悩んだら、網戸を取り扱う業者に相談してみるのも一つの方法です。

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