地震で家が倒壊したらどうする?対策からその後にすべきこと

2021.4.30

地震で家が倒壊したらどうする?対策からその後にすべきこと

地震大国ともよばれている日本に住む以上、被災する可能性はだれにでも充分あります。そのため、地震の被害にあうことを想定して、あらかじめ備えておくことは大切です。

築年数が古い家に住んでいる方は「地震で家が倒壊したらどうしよう……」と不安になることでしょう。この記事では、そういった方にもできる「地震への備え」をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

フロアコーティングのおすすめサービス

地震が来たときにすべきこと

「地震で家が倒壊したらどうしよう……」とお考えの方は、地震にあったときはどういった行動をとるべきかをあらかじめ確認しておきましょう。対処方法を明確にしておくことで、焦らず適切な判断にもつながります。

・安全の確保
地震の揺れによって、あらゆるものが転倒、落下してきますので、テーブルの下などに身を隠し、安全を確保してください。揺れている最中は危険なので、行動せず揺れがおさまるまでじっと待機するようにしましょう。

・靴を履く
揺れがおさまったら、まずは靴を履くようにしてください。速やかに非難するためには、足をしっかりと保護しておく必要があります。割れた窓ガラスなどで足を傷つけないようにするためにも、靴を履いておくことは重要です。

・ブレーカーを落とす
避難の際には、できればブレーカーを落としてから家を出るようにしましょう。電気の通った状態で家を放置しておけば、火災の原因となります。あくまでも命を守ることが最優先ですが、避難経路にブレーカーがある場合は落としておきましょう。

地震はなんの前触れもなくやってきます。いきなり大きな地震に直面したときは、多くの人がパニックを起こしてしまうことでしょう。しかし、地震にあってしまったときは、焦らず冷静に対処することが大切です。地震などの災害中にパニックになってしまうことは、ケガなどの危険を呼び込んでしまうことになります。

地震が来たときにしてはいけないこと

地震が発生したときに避難をするためには、「してはいけないこと」も把握しておく必要があります。「テーブルの下に隠れる」などといった行動は、身を守るために効果的な手段として有名です。しかし、必ずしもそういった行動が正しいのかというと、そうとはいいきれません。

高層マンションの上の階など、地面から離れた場所に住んでいる方はテーブルの下に身を隠す行為は危険です。地面から離れた部屋は揺れが大きくなるため、家具なども大きく動きます。そのため、そういった場所に住んでいる方は動かない壁の出っ張りや手すりなどに捕まることが最善策なのです。

このように、「地震にあったときにしてはいけない行動」がいくつかあります。それをご紹介していくので、ひとつひとつ確認してみてください。

・耐久性の低い家に留まる
古い家などの揺れに弱い家からは、すぐに出るようにしてください。地震により家が倒壊したら、がれきの下敷きになるかもしれません。また、倒壊が原因で怪我をしてしまうと、避難をスムーズにおこなうことは難しくなります。

・トイレにこもる
「トイレは物が少ないため安全である」という見解があります。しかし、トイレのように逃げ道がひとつしかない部屋は、出口が塞がれてしまったときに閉じ込められるというリスクがあるのです。揺れがおさまった後の非難のことを考えると、トイレにこもるという行為はしない方がよいといえるでしょう。

・すぐに火を消そうとする
「地震が起きたらまずは火を消す!」という認識の方もいるかもしれませんが、じつはこの行為もあまりおすすめできません。揺れている最中に火を消そうと移動すると、家具などの下敷きになってしまうおそれがあります。そのため、揺れがおさまったら火を消すという順に行動するようにしましょう。

地震が来たときにしてはいけないこと

地震で家が倒壊し後のローンや修繕費はどう払う?

地震で家が倒壊したら、家のローンや修繕にかかる費用について気になる方もいることでしょう。ここからは、被害を受けてしまった場合、まずはどうすればいいのかについて解説していきます。

多くの方が気になる「住宅ローン」についてですが、地震で壊れたとしてもローンがなくなることは基本的にはありません。そのため、被災状況にもよりますがほとんどの場合が「建て直し」をおこなうことになります。

建て直しをおこなう場合は新たにローンを組むことになるでしょう。新しい住宅ローンが組めるかどうかは、現在組んでいるローンの残り金額などによって決まります。そのため、被災してしまった場合は、まずはローンの現状を把握することから始めましょう。

ただし、火災保険に含まれる「地震保険」に加入している方は、補償をうけられるかもしれません。保険が使えるかどうかは保険内容によって異なるので、まずは保険会社に連絡をしてみましょう。

地震保険を使用する際のおおまかな流れは、下記のようになっています。
①保険会社へ連絡→②調査→③受け取り

保険会社に連絡をすることで、今後の流れについて説明されるでしょう。基本的には指示に従って行動していくことになるので、一度確認してみることをおすすめします。

地震で家が倒壊し後のローンや修繕費はどう払う?

地震で家が倒壊したら……そうなる前から備えを

ここまで、「地震で家が倒壊したら」についてご紹介してきました。もしそういったトラブルが起きてしまった場合は、どう対処するべきかをあらかじめ知っておくことでスムーズに行動できるようになります。しかし、一番望ましいのは、倒壊などのトラブルを未然に防ぐことではないでしょうか。

地震に強い家に住んでいれば「倒壊したらどうしよう……」といった心配も軽減できます。それでは、すでに建っている家の耐震性を上げるためにはどうすればよいのでしょうか。

お住まいの住宅を揺れから守るためには、耐震工事をおこなうことがおすすめです。耐震工事とは、地震で倒壊を防ぐためにおこなうリフォームのことを意味します。業者に依頼することでおこなうことができるので、気になる方は検討をしてみてください。

耐震工事にかかる費用は、各業者によって異なります。そのため、依頼する業者を選ぶ際には、これまでの工事の実績や値段を基準として選んでいきましょう。工事のために必要となる「耐震診断」をしっかりとおこなってくれる業者は、信頼のできる業者といえます。

フロアコーティングのおすすめサービス

まとめ

地震が発生した際には、命を最優先に考え、身の安全を確保するようにしてください。揺れがおさまったら、靴を履いて非難を開始しましょう。非難していくなかで余裕があれば、ブレーカーを落としておくことをおすすめします。電源を断ってから家を離れることで、火災を防ぐことができるのです。

マンションの高層階に住んでいる方は、動かない壁の出っ張りや手すりをもって揺れがおさまるのを待つとよいです。地震がきてからトイレにこもったりすることは逃げ場をなくすことにもつながるため、しないようにしましょう。

地震で家が倒壊したら、危険というだけでなく、ローンの問題なども発生します。そのため、あらかじめ耐震工事をしておき、地震に備えておくことは大切です。

耐震工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「耐震工事」をご覧ください。

耐震工事はプロに相談

【生活110番】は国内最大級の暮らしの「困った」を解決する業者情報検索サイトです。 140ジャンルを超える生活トラブルを解決するプロたちを掲載しています。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

生活のお困りごとは、なんでもご相談ください。

耐震工事のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

耐震工事の記事アクセスランキング

耐震工事の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧