ときおりブロック塀に穴が開いていて、お花が飾ってあることをみかけたことはありませんか。味気ないブロック塀が華やかな印象に変わり、おしゃれで気になりますよね。
これは、ブロック塀に穴を開けることでバラを通し、好みの外観を作り出しているのです。本記事では、自分でブロックに穴を開ける方法や透かしブロックの種類、透かしブロックの耐震性について詳しく解説していきます。ぜひ、おしゃれなブロック塀作りのお役に立ててみてください。
目次
ブロック塀に穴を開ける方法
味気ないブロック塀は、工夫次第でおしゃれに変貌を遂げることができるのです。その際に、ブロック塀に穴を開ける必要があり、ここでは、使う道具や穴を開ける方法についてふれていきます。
ブロック塀に穴を開けるには、ドリルを使うのが一般的なようです。ドリルを壁にあて、振動と打撃によって壁を砕きながら穴を開けていきます。また、その際は、作業音が大きくなりがちですので、近隣の騒音対策も忘れずにおこない、自身も音を塞ぐことのできるヘッドフォンを装着するとよいでしょう。
使用するドリルは、振動ドリルとハンマードリルの2種類があり、充電して使うタイプや電源につなぎながら使うタイプがあります。振動ドリルは、直径10mm程度の小さな穴を開けることに適しており、コンクリートのほか、プラスチックや木材などの穴開けも得意としています。
一方ハンマードリルは、振動ドリルよりも強い力をもつことが特徴的です。どちらも回転しながら穴を開けるのですが、ハンマードリルは強い力で打撃を加えながら直径20mm程度の穴を開けることを得意としています。しかし、穴を開ける際に壁が欠けてしまうことがあるようです。振動ドリルよりも作業ははやいですが、プラスチックや木材などに細かな穴を開ける作業はあまり向かないでしょう。
ただ、コンクリートなどの丈夫な壁に大きな穴を開けたい場合、ハンマードリルを使うことが効果的なようです。このように、適切な使用方法であれば、振動ドリルやハンマードリルはとても便利なものになるでしょう。
ただし、使用の際には、コンクリートや木材を削った際、細かく飛び散った粉塵から自分を守る必要があります。誤って吸い込んだり、目に入ったりしないよう注意を忘れないようにしましょう。
穴の開いているブロック塀はなに?
ときおりブロック塀に穴が開いているのを、みかけたことがあると思います。これは、透かしブロック塀というもので、さまざまなデザインのものがあるようです。松のシルエットが特徴的な透かし松型、漢字の井が真ん中にある透かし井型などが一般的になっており、とてもおしゃれなブロック塀となっています。
透かしブロックの目的には風通しをよくするほかに、ブロック塀をおしゃれな景観にできるメリットがあります。例として、ブロック塀に穴が開いていることで、バラなどの花を通したり、フェンスを立てたりすることも可能になるのです。
透かしブロックの削っている穴の長さにより、重量や厚さも違います。また、ブロック塀には、中に鉄筋が通っているため、透かしブロック同士を並べておくことはできません。鉄筋は耐震性をあげるために、非常に重要な役目をもっているのです。
ブロック塀の穴は耐震性に気をつけて!
ブロック塀に穴を開ける場合は、耐震性に注意が必要です。ブロック同士の適切な配置やブロック塀を支えている鉄筋の数はとても重要になっています。
ブロック塀には耐震のための鉄筋が入っている
プライバシーを守ってくれることや防犯としての役割ももっているブロック塀ですが、耐震性をあげるために鉄筋が入っています。そのため、おしゃれのためにブロック塀に穴を開けることや積み重ねる際には、注意が必要なのです。
理由として、ブロック塀の中の鉄筋は、ブロック同士を連結させ耐震性をあげる役割をもっているのです。たとえば、連続して透かしブロックを並べてしまうと、必要な数の鉄筋を通すブロックが足りなくなってしまいます。結果、鉄筋同士をうまくつなげられないことで、耐震性が低下してしまうのです。
もともと耐震基準を満たしていないブロック塀もある
ブロック塀を設置する際は、耐震基準を満たしている必要があります。もしも、耐震基準を満たしていなければ、地震による倒壊のリスクを高めてしまうことになるでしょう。
たとえば、阪神で起きた大震災の際には、約1000件以上のブロック塀が倒壊しています。また、2016年に起きた熊本地震の際には、多くのブロック塀が倒壊してしまい、その大多数は耐震基準を満たせていませんでした。
このように、実際に地震によりブロック塀が倒壊してしまい、死亡事故につながってしまったケースは非常に多いのです。ブロック塀が崩れてしまうと、道路にコンクリートの山が崩れてしまうようなものでもあり大変危険です。そのため、ブロック塀は、適切な施工をおこない、きちんと耐震性の基準を満たしておく必要があるでしょう。
ブロック塀の耐震性を確かめるには
耐震基準を満たしていないブロック塀のまま大きな地震がきてしまったら、倒壊するだけでなく人を巻き込んだ事故につながるおそれもあります。自宅のブロック塀が耐震基準を満たしているか、耐久性に問題はないかを知るために、耐震診断を受けておくとよいでしょう。
耐震診断を受ける
ブロック塀の耐震性に心配がある方は、耐震診断を受けることをおすすめします。また、各自治体が定めている基準を満たしていないブロック塀は、耐震診断が義務付けられています。診断にかかる費用は、自治体による違いはあるものの、条件によっては全額まかなわれることもあるようです。
もしも危険なブロック塀だったら
耐震診断を受けた結果、危険なブロック塀と判断された場合は、少しでもはやく撤去や改修工事を検討するようにしましょう。費用はかかってしまいますが、もしもに備えておくことはとても重要なことです。人を巻き込んでの事故が起きてからでは遅いのです。
ただ、耐震診断の結果次第では、補助金制度を利用できることもあります。自治体によって条件や金額はことなりますが、場合によっては全額補助金でまかなうこともできるようです。耐震診断も助成金を利用できることがあるので、あわせてお近くの自治体で確認してみるとよいでしょう。
まとめ
ブロック塀に穴が開いた透かしブロックは、とてもおしゃれです。自分でドリルを使い穴を開けてみることもできるほか、業者に施工を依頼してさまざまな透かしブロックを楽しむのもよいでしょう。また、透かしブロックには、風通しをよくするほか、とても外観をおしゃれにしてくれるメリットも存在します。
しかし、ブロック塀には耐震性がとても重要で、倒壊やひび割れにより、重大な事故を引き起こすことも考えられるのです。ブロック塀の設置方法のほか、もともと施工の段階で、耐震基準を満たしていないことも考えられますので、注意が必要でしょう。
お家のブロック塀に少しでも不安がある場合は、耐震診断を受けることをおすすめします。自治体によっては、補助金が出ることもあり、場合によっては全額まかなわれることもあるようです。もしもに備えて、一度ブロック塀の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
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