鍵は鉛筆を使って抜き差ししやすくなる?その仕組みとNG行動も

2022.7.28

鍵は鉛筆を使って抜き差ししやすくなる?その仕組みとNG行動も

鍵の抜き差しがしづらいというとき、冬の寒い時期は手が冷たくなり、わずらわしく思うこともあるのではないでしょうか。

鍵の滑りは身近なもので解決できることがあります。それは鉛筆です。鉛筆には黒鉛が含まれており、擦りつけるだけで滑りをよくする効果があります。また潤滑剤を使用する際には鍵穴専門のものを使用しないと、余計事態を悪化させることがあるので注意が必要です。

今回は鍵を鉛筆によって抜き差ししやすくする方法と、やってはいけない解決方法についてご紹介します。

鍵がうまく抜き差しできない…その原因とは

鍵は鉛筆を使って滑りをよくすることができる、ということをご存知でしたでしょうか。鍵が抜き差ししづらいときは、鍵に鉛筆を使用して滑りを解決できることがあります。

しかし鉛筆では解決できないこともあります。それはサビが原因となっている場合です。
鍵の出し入れがうまくできないという場合、その原因はシリンダー内部のサビかもしれません。

シリンダーは鍵穴のことを指します。シリンダーにはカバーなどがついていないことが多いため、湿度の高い時期などは内部も湿気の影響を受けることがあります。シリンダー内部がさびてしまったときには、シリンダーごと交換する必要があります。

またサビ以外でも鍵の抜き差しがしにくいときがあります。そのような場合は内部にほこりが溜まっている可能性が高く、屋外に設置するシリンダーはとくに注意が必要です。

シリンダー内部には塵がたまっていることがあり、それらが雨と反応して粘着性をもち、内部の動きが悪くなることがあります。

鍵がうまく抜き差しできない…その原因とは

鍵に油を使用するのはNGです!

鍵の滑りを解決する方法として、鍵に鉛筆を擦るというものがあります。その方法以外にも鍵穴に潤滑油を差すという方法があります。鍵の調子が悪いとき、つい鍵穴に市販の潤滑油をさしてしまいそうですがそれはNGです。

鍵を回せるものの抜きにくいというときは、鍵穴に問題があることが多くなっています。玄関の場合、鍵穴は常に外部にさらされており塵やほこりが内部に入り込みやすくなっています。

滑りが悪いからといって潤滑油を差してしまうと、内部のほこりと油が絡み合ってよけい滑りが悪くなってしまいます。シリンダーキーでなおかつディンプルキーの場合は、鍵穴の内部も複雑な形状になっていることもあるので、むやみに潤滑油を差すのはやめたほうがいいでしょう。

しかしどうしても内部の滑りをよくしたいというときは、鍵穴用の潤滑剤を使用しましょう。そのような場合は、潤滑剤を差す前に掃除機などでほこりを吸い取るといいでしょう。また、歯ブラシなどで汚れを取り除くのもいいかもしれません。

鉛筆を使って鍵の動きを滑らかに

鍵の動きが悪いときは鉛筆を使って、鍵の抜き差しをスムーズにすることができます。「鍵に鉛筆!?」とびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、鍵メーカーでも推奨している方法です。

方法は、鍵の凹凸部分を鉛筆で強めになぞるだけです。鍵の側面もなぞると効果があります。そのあとは鍵穴に数回出し入れをすると鍵穴にもなじみ、出し入れがしやすくなります。粉が余分にはみ出て気になる場合は、紙やゴミ箱の上で軽く振動させて落としましょう。

うまく擦りつけることができないときには、カッターで鉛筆の芯を削り、その粉を振りかけ鍵に付着させると効果があります。

使用する鉛筆はBや2Bなどの比較的芯がやわらかいものを使用すると、より効果がでやすいようです。

鉛筆を使って鍵の動きを滑らかに

なぜ鉛筆で鍵の動きがよくなるのか?

なぜ滑りを解決するため鍵に鉛筆がいいのかというと、黒鉛が金属に付着することで潤滑剤の代わりとなるため滑りがよくなるとのことです。シリンダー内部にも同様の効果があるとのことで、鍵穴用の潤滑剤がない場合は上記の方法を試すといいでしょう。

注意点として、鉛筆を直接シリンダーに挿しこむのはやめましょう。シリンダーの種類によっては鉛筆やシャーペンの芯が入る大きさのものがあります。しかし芯が折れて内部で詰まってしまっては、自力で取りだすこともむずかしく、業者に取り出し作業をお願いすることになるかもしれません。

この方法はディンプルキーにも活用することができます。電気を使用するタイプの鍵は黒鉛が電気を通すものということもありおすすめできませんが、手軽な方法なので鍵の滑りにお困りの際は1度試してみるのもいいかもしれません。

まとめ

このように、鍵は鉛筆によって滑りをよくすることができます。身近なものであり、また比較的簡単にできる方法なので試してみてはいかがでしょうか。また「鍵の滑りが悪い=潤滑油を差す」というのは、ほこりを絡めて事態を悪化させることもあるので気をつけましょう。

またシリンダー内部がさびてしまったときは交換することをおすすめします。自分では解決できないというときは業者に相談すると安心です。

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