
きれいなお庭を保つ際の天敵となるのが、雑草やコケではないでしょうか。雑草は冬になると枯れてしまうことが多いですが、不思議とコケは一年を通して生息していて、駆除方法に困ってしまいますよね。
コケの中でも、多くの方を悩ませるのがゼニゴケです。それでは、ゼニゴケはどのように駆除すればよいのでしょうか。この記事では、ゼニゴケの駆除方法だけではなく、発生する原因や予防方法までご紹介していきます。
ゼニゴケの駆除にはゼニゴケ用の薬剤を使おう
ゼニゴケは庭の土や石に発生することの多い、一般的なコケの種類のひとつです。年間を通して発生するため、駆除をどのような方法でおこなったらよいのか、悩むこともあるでしょう。
そのようなゼニゴケの駆除には、専用の薬剤を使用するのがおすすめです。ゼニゴケは、雑草を枯らすための除草剤を使用しても効果が期待できないため、専用の薬剤を用いる必要があるのです。
ゼニゴケ専用の薬剤であれば、駆除への高い効果が期待できます。専用駆除剤の種類は、液体を薄めて使うものや粒状のもの、スプレータイプなどさまざまです。
液体を薄めて使用する駆除剤であれば、即効性があり早期の駆除が期待できるでしょう。いっぽうで、効果は短期間であるため、繰り返しの使用が必要になります。
つぎに粒状の駆除剤ですが、こちらは効果が長期間持続するという特徴があります。しかし、粒が浸透してゼニゴケに効くまでに時間がかかるという点が、デメリットになるでしょう。
最後に、スプレータイプの駆除剤は即効性が期待でき、液体を薄めるなどの手間が不要なため、すぐに使用できるというメリットがあります。しかし、効果は長期間続かないため、液体を薄める駆除剤と同様に、繰り返しの使用が必要となるでしょう。
ゼニゴケをはがすという駆除方法もある
ゼニゴケの駆除は、専用の薬剤を使用するだけでなく、物理的にはがしてしまうという方法もあります。スコップなどを用意し、ゼニゴケが生えている部分を取り除いてしまえば、駆除は完了です。
しかし、ゼニゴケをはがすだけでは、すぐにまた生えてきてしまうのではないかと心配になるでしょう。再発が心配な場合、ゼニゴケが生えていた部分が土であれば、上から石灰をかけておくことをおすすめします。
土に石灰を加えることによって、ゼニゴケの再発防止につながるのです。そのため、ゼニゴケの発生を予防したいという場合は、定期的に土に石灰を混ぜるとよいでしょう。ただ、石灰を使うと、ほかの植物にまで影響してしまうため、注意が必要となります。
ゼニゴケはどういうところに生えるのか
これまで発生してしまったゼニゴケの、駆除方法をご紹介してきました。しかし、ゼニゴケは、そもそもどのような場所に生えるのでしょうか。ゼニゴケが発生しやすい、おもな3つの環境を確認していきましょう。
湿気の多い場所
ゼニゴケが生えやすい場所の条件として、空気や地面などに湿気が多いという点があげられます。コケは繁殖に水分が必要となるため、多湿な場所では増殖しやすいのです。そのため、湿気が多い場所ではとくに、ゼニゴケが発生するおそれが高くなるでしょう。
日の当たらない場所
日の光が当たりにくい場所も、ゼニゴケの発生リスクが高くなります。日が当たらず風通しの悪い場所はとくに、湿気も溜まりやすくなってしまうのです。
日が当たらない湿気の多い場所は、ゼニゴケにとって最適な生息環境になってしまいます。また、ゼニゴケは気温が低い冬も得意とするため、日照時間の少ない寒い季節はとくに注意が必要です。
土壌の性質
ゼニゴケの発生が加速する条件として、土壌が酸性であることがあげられます。土壌は雨などの影響で、どうしても酸性になってしまうものです。そのため、雨水がよく溜まるなどの場所は、ゼニゴケの発生を助長させてしまうでしょう。
ゼニゴケをはやさないために
ゼニゴケは駆除をおこなうことも可能ですが、それ以前に発生させない環境づくりが大切です。ゼニゴケの発生を防ぐ方法を知っておけば、駆除した後でもその環境を保つことで、再発防止につながるでしょう。
ゼニゴケを発生させないための環境づくりとして有効な方法は、おもにふたつあります。ひとつめが、前述したように石灰を土壌に混ぜるという方法です。
ゼニゴケは、酸性の土壌に発生することが多いですが、石灰を加えることで土はアルカリ性へと変化します。アルカリ性の土壌であると、ゼニゴケはうまく育つことができないため、発生を防ぐことができるのです。
ふたつめが、土壌の水はけをよくするという方法です。湿気の多い場所を好むゼニゴケにとって、水はけの悪い環境は格好のすみかとなってしまいます。そのため、水分をためこまない土壌にすることが大切になるのです。
土壌の水はけをよくするには、地面に土を加えて、排水路に水がいくような傾斜を作るのもひとつの方法です。排水路へと続く傾斜があれば、雨が降っても自然と雨水を流すことができます。そのため、雨が降る時期であっても、土壌をできるだけ乾いた状態にすることができるのです。
以上のような方法を併用すると、より高いゼニゴケの発生防止効果を期待できるかもしれません。水はけのよい土壌にし、定期的に石灰を混ぜることで、ゼニゴケの発生リスクを減らすというのもよいでしょう。
まとめ
ゼニゴケが発生してしまったら、専用の駆除剤で取り除くこともひとつの方法です。ゼニゴケは雑草を枯らす除草剤では効果がないため、専用の薬剤の使用が必要になります。
また、ゼニゴケを駆除する方法として、スコップなどを使ってはがしてしまうというのもよいでしょう。直接はがしてしまう方法は、駆除剤の使用とは異なり、効果を待つ時間が必要ありません。
ゼニゴケが発生してしまったら駆除することも大切ですが、それ以前に生えてこないための環境づくりも重要です。ゼニゴケの発生範囲が広がってしまい、自分で駆除をおこなうのが難しい場合などは、業者に依頼することをおすすめします。
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