芝生や畑の雑草・ヒメクグを除草剤で除去!効果的な使いかたとは

2021.4.30

芝生や畑の雑草・ヒメクグを除草剤で除去!効果的な使いかたとは

多年草のヒメクグは、非常に繁殖力の高い雑草です。本来ならヒメクグに効く除草剤であっても、散布する時期や使い方を間違えてしまうとまったく効果を得られないこともあります。このため、除草剤については、正しい使用方法など理解しておく必要があります。また、ヒメクグの特徴を把握しておくことで、発生の予防につながることもあるのです。

ここでは、除草剤の種類の違いや正しい使用方法などのほか、ヒメクグの生態などにもふれています。ヒメクグの防除方法や除草剤の使用方法などでお困りのかたは、ぜひご参考ください。

ヒメクグに効く除草剤とは?効果的に使うコツ

ヒメクグの防除には除草剤が有効ですが、適切に使わなければ効果を得ることが難しい場合もあります。ここでは、ヒメクグに効く除草剤の種類と使用時期などについて解説します。

発生前と発生後で除草剤を使い分ける

除草剤には土壌処理剤と茎葉処理剤があり、それぞれ効果や散布に適した時期が異なります。土壌処理剤は、土壌に散布しておくことでヒメクグの発芽を抑制させる効果があります。いっぽうの茎葉処理剤は、発芽したあとの茎や葉に散布して枯らす効果をもっているため、除草剤はヒメクグの成長度合いによって正しく使い分ける必要があるのです。

除草剤を散布する時期

除草剤は、ヒメクグの成長によって土壌処理剤と茎葉処理剤を使い分けます。地域によっても異なりますが、一般的にヒメクグが発芽を始める時期は、4月下旬~5月中旬です。このため、土壌処理剤は発芽前の4月初旬あたりで散布するのがおすすめです。

もし、ヒメクグが発芽している場合には、土壌処理剤では効果が薄れてしまうため、茎葉処理剤を使用しましょう。また、ヒメクグの生育は6月前後をピークとして、11月前後までの長い成長期間があります。

ただし、近年はヒメクグの発生時期が3月ごろに早まっている地域も多くあります。こうした地域では成長期間がより長くなるため、早めに土壌処理剤を散布してヒメクグの発生を抑える対策しておいたほうがよいかもしれません。

除草剤の効果が弱い場合は

近年、ヒメクグを含め除草剤が効かない耐性のある雑草が増えてきています。もし、使用している除草剤に効果が感じられなくなった場合には、有効成分の異なる系統の除草剤を試してみましょう。

草刈りより除草剤が有効な理由

雑草は、草刈りをすることで見た目にはきれいになった気もします。しかし、草刈りは地上の茎や葉を刈り込むことができたとしても、地中の根や茎が残っているため、根本の解決にはなりません。ヒメクグをはじめとした雑草は、根がある限り何度も再生を繰り返すのです。

さらに、刈り込んでいる間に種子がほかの場所へ飛んで、繁殖してしまうおそれもあるのです。その点では、成長を抑制して茎や根まで枯らすことのできる、除草剤を使用したほうが有効といえます。

ヒメクグを除草剤で除去したら予防もしておこう!

ヒメクグを除草剤で除去することができたら、再度発生しないように予防対策もしておきましょう。ここでは、ヒメクグの発生を抑えるのに有効な方法などを解説します。

ヒメクグの生態

ヒメクグの生態を知ることで、発生を予防する有効な方法がわかってきます。まずはヒメクグの特徴を知っておきましょう。

ヒメクグは畑や水田付近など、おもに湿地において発生しやすい雑草です。地下茎と種子によって繁殖していき、11月ごろには地上部分の茎や葉は枯れてしまいますが、越冬して翌年もまた発生してきます。

また、ヒメクグは温度環境や地中の養分など一定の条件がそろえば、日当たりがよくなくても繁殖することもあります。そのうえ、日光が当たることでより成長しやすくなるため、地下茎が日陰から日向に伸び、発生の領域を拡大するおそれがあるのです。これらの生態をふまえたうえで、発生を予防する対策をご紹介します。

【予防方法1】水はけをよくする
ヒメクグは、水分を好むので、水はけのよい環境をつくることで、発生をおさえることができるでしょう。また、自宅の庭などで除草剤を散布する際にも、ホース周りや排水口周辺など、土壌の水分が多い場所を重点的に散布することで効果的な予防につながるでしょう。

【予防方法2】除草シートや砂利を敷く
地表への日光を遮断するには、全面をコンクリートで埋めることやレンガなどを敷き詰めることでも可能ですが、費用や手間を考えるとあまりおすすめはできません。そこで、手軽に予防できるのが、地表に砂利をまくことや防草シートを使用する方法です。安価で効果的に日光をさえぎり、ヒメクグなどの雑草の発生を抑えることができます。

【予防方法3】定期的に除草剤を散布する
水はけをよくして日光をさえぎることができたとしても、近隣などから種子が飛んできて発生することもあるため、根絶やしにするのは難しいといえるでしょう。種子が発芽してしまうと繁殖のおそれもあるため、ヒメクグの発生予防には定期的に土壌処理剤などの除草剤を散布して対策しておくことが効果的です。

また、ヒメクグの生育期間は長いため、1年を通して複数回の除草剤散布をおすすめします。除草剤は、種類によって3~6か月前後の間効果が持続します。ヒメクグの発生前か発生初期に1度、効果が切れてしまう前に再度というように防除効果を持続させるようにしましょう。また、異なる系統の成分をもつ除草剤を使用するのもおすすめです。

ヒメクグと間違えやすい雑草「ハマスゲ」

ヒメクグと似た仲間に、ハマスゲという雑草もあります。ゴルフ場の芝生付近では、ヒメクグとハマスゲが一緒に発生していることが多く、見た目もそっくりです。しかし、ヒメクグの茎の先につく穂が球体なのに対して、ハマスゲは線状なので見分けることもできます。ハマスゲもヒメクグと同様に雑草なので、防除するようにしましょう。

雑草に対処しきれないときは業者を活用するのもアリ

ヒメクグは、除草剤をまいても繁殖力が高いため、1年に何度も防除が必要になることもあります。また、除草剤には多くの種類があるため、どれを選んだらよいかわからないということもあるかもしれません。また、人体やペットなどへの影響を心配するかたも多いでしょう。

もし、自分でヒメクグを駆除するのに不安を感じる場合は、業者に草刈りを依頼してみるのも方法のひとつです。次に、業者に依頼する際のながれやメリットなどを解説します。

業者に依頼するメリット

業者を活用することで、自分が時間や手間をかけることがなくなる点が、最大のメリットといえます。また、効果的な薬剤を選ぶなど、最適な方法で対応してくれるだけでなく予防対策をしてくれることもあるのです。

業者に依頼できる作業

業者では、雑草の草むしりや除草剤による防除だけでなく、砂利敷きのほか、防草シートの施工など幅広いサービスを取り扱っています。さらに定期的な相談にも応じてくれて、アフターフォローがしっかりしている業者も数多くあります。ただし、業者によって依頼できる作業は異なるため、事前にサービス内容を確認しておくことをおすすめします。

業者に依頼する際のながれ

草刈りなどの作業を依頼するには、まず業者へ連絡して依頼内容と状況を伝えます。そして、業者が現地調査をしたあと、作業にかかる費用の見積りを出してもらうことになります。見積りに納得ができれば、作業開始といったながれが一般的です。

近年では庭の手入れをする業者は造園業者だけでなく、便利屋などのさまざまな業者があります。このため、どこの業者に頼んだらよいかわからないと思うかたも多いでしょう。

もし、草刈りの業者選びに困ったら、ぜひ生活110番をご利用ください。生活110番では、お住まいの地域の業者をお探しします。通話料無料で相談やお見積りも承っています。また、LINEやメールでの無料相談もおこなっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

ヒメクグは、繁殖力の高い多年生の雑草です。ヒメクグを防除するには、土壌処理剤や茎葉処理剤などを使い分けて適正な時期に散布しなくてはいけません。ヒメクグは土壌水分の多い場所や日光を好むため、防草シートなどを使用して予防対策することも大切です。

しかし、ヒメクグに除草剤を使用しても完全に防除するのが難しい場合もあります。また、除草剤には種類も多く選びかたに困るかたや、雑草を枯らす薬剤のため使用するのに抵抗があるかたも多いのではないでしょうか。そんな時は、業者に依頼をしてみるのも方法のひとつです。

業者であれば、効果的な除草剤を選んでくれて、予防対策もしっかりしてくれるでしょう。もし、業者選びにお困りの時は、生活110番をご利用ください。お住まいの地域のプロを探すだけでなく、相談やお見積りも無料でおこなっています。LINEやメールでも、お気軽にご相談ください。


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