草刈り鎌の研ぎ方を解説!切れ味が落ちた刃を再び使えるようにしよう

2021.4.30

草刈り鎌の研ぎ方を解説!切れ味が落ちた刃を再び使えるようにしよう

雑草などの草刈りを手作業でするには、草刈り鎌が欠かせません。しかし、草刈り鎌は使っているうちに切れ味が悪くなってくるため、そのまま使っていると作業効率が落ちるだけでなく、腕にも負担がかかってしまいます。そんなときは砥石を使って鎌を研ぐことで、切れ味を取り戻すことができるかもしれません。

今回は、鎌の切れ味を取り戻し、草刈り作業をスピーディーにするためにも、草刈り鎌の研ぎ方についてみていきましょう。また、鎌を研ぐ際に使う砥石にもさまざまな種類が存在するため、切れ味の精度をきちんと高めるために、基本的な種類についても本記事にて知識を深めてみてください。

草刈り鎌を研ぐ前に。砥石の種類と準備について

草刈り鎌の研ぎ方をみていく前に、砥石の種類と準備についてみてみましょう。刃物を研ぐための砥石には、それぞれ荒砥石、中砥石、仕上げ砥石と、大きく3つの種類が存在します。これらの種類を順に使うことで、切れ味をより高めることができるようです。

荒砥石は、刃がかけている場合や錆を落とす際に、使用することが多いです。そして、切れ味をよくするためには中砥石が使われます。また、仕上げ砥石では、より細かい傷を取ることができるため、切れ味の精度を長持ちさせることができるのです。そのため、一般的には荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の順もしくは、中砥石、仕上げ砥石の順で使用します。

砥石は、種類のほかにも据え置き型と携帯用の2タイプがあり、それぞれ使い勝手が異なります。据え置き型は、砥石を固定して使うため両手で丁寧に研ぐことが可能です。携帯用砥石の場合は、手持ちで使うため鎌のような月型の刃物でも扱いやすいのが特徴です。

また、砥石を用意したら使用する前、水に30分程度つけておくようにしてください。そうすることで砥石に水が浸透し、刃物の滑りがよくなります。しかし、天然砥石を使用される場合は、水につけると割れてしまうおそれがあるため、そのままの状態で少量ずつ水をかけながら使うようにしてください。

草刈り鎌の研ぎ方を解説!切れ味が落ちた刃を再び使えるようにしよう

携帯用の砥石を使って草刈り鎌を研ぐ方法

草刈り鎌を研ぐのに携帯用の砥石を使う場合は、まず刃が自分に向かないように反対方向に持ちます。そして、携帯用の砥石を手に持ち、石と刃の角度が15~20度前後になるようにしてください。そこから、鎌の持ち手部分と刃先を曲線を描くように往復し、研いでいきましょう。

何度かおこなったら、研いでいない裏側の刃を軽く指でなでて、カエリと呼ばれる引っ掛かり部分があるかを確認します。カエリがみつかったら、今度は鎌の刃を裏返し、軽く2~3回程度研いで均していきましょう。カエリがきれいに取り除けたら完成です。

また、鎌の刃のカエリを確認する際は、強くなでると指を切るおそれがあるため、軽く触れる程度にするようにしてください。続いてもう1つの方法である、据え置きの砥石を使った草刈り鎌の研ぎ方をみていきましょう。

据え置きの砥石を使って草刈り鎌を研ぐ方法

草刈り鎌の研ぎ方法に据え置きの砥石を使用する場合は、まず研いでいる最中に石がずれてしまわないよう、濡らした布巾やタオルを敷き、しっかりと固定させます。そして、刃を自分の方向に向け、石と刃が45~50度前後を保つようにし、斜め前に鎌を押すようにして研いでいきましょう。

そして、指先で研いでいない裏面をなでてカエリが刃全体的に出てきたら、反対面の刃を軽く研いでいきます。数回裏面を研ぎ、カエリがきれいに取り除けたら完成です。

また、研ぐ際は必ず砥石の表面が平らな部分でおこなうようにしてください。砥石は使用するにつれて形が削れて、丸く変形してくることがあります。その状態のまま砥石を使用してしまうと、せっかく鎌を研いでも刃が丸くなってしまい、仕上がりが悪くなってしまうので注意が必要です。

草刈り鎌の研ぎ方を解説!切れ味が落ちた刃を再び使えるようにしよう

のこぎり鎌はやすりを使って研ぐ

ここまで、携帯型と据え置き型の草刈り鎌の研ぎ方についてみていきました。しかし、草刈り鎌のなかには、刃がのこぎり状になっている特殊なものも存在します。このような特殊なのこぎり鎌は、通常の砥石では研ぐのが難しいため、棒状のやすりを使い刃の溝にぴったりとはまるようにして研いでいきます。

また、棒状のやすりはダイヤモンドヤスリといった名称で、ホームセンターなどにて購入することが可能です。使う方法は、のこぎり鎌の溝ひとつひとつにサイズの合ったやすりを当てて、押すようにして2~3回程度研いでいきましょう。片面すべての溝を研いだら、刃を反対に裏返し、同様にすべて研いだら完成です。

とはいえ、このような特殊な刃の草刈り鎌を研ぐ場合は、やすりを活用してもムラが発生してしまう可能性があります。また、一般的な鎌の場合でも研ぐ角度に気をつけて満遍なく刃を研がないと、切れ味をよくすることができません。

さらに、砥石など道具を揃えるにも費用がかさむうえに、最低でも2~3種類必要となります。そのため、このような特殊な草刈り鎌だけでなく、通常の鎌の場合でも、簡単な作業ではありません。自分できれいに仕上げる自信がない場合や砥石を持っていない場合は、きちんと業者に依頼することをおすすめします。

草刈り鎌の研ぎ方を解説!切れ味が落ちた刃を再び使えるようにしよう

まとめ

草刈り鎌の切れ味が悪いと、作業をスピーディーにすることができません。その場合は、砥石を使って鎌を研いで、切れ味をよくすることが重要です。しかし、正しい草刈り鎌の研ぎ方をしなければ、かえって刃を痛め切れ味を悪化させてしまうかもしれません。

そのため、携帯用や据え置きの砥石など用途別に、きちんとした手順で研いでいくことが大切です。また、切れ味を長持ちさせるためにも、砥石の種類には注意して使うようにしましょう。

手順や角度などに注意すれば、自分で研ぐことも可能です。ですが、手先に自信がない場合や不安な場合は、業者に依頼して草刈り鎌を研いでもらうとよういでしょう。

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