
草刈機のエンジンがかからなくて、お困りではありませんか?去年は問題なく使えていたのになぜだろう、という方も多いことでしょう。草刈機は翌年のシーズンまでしまっておく間にコンディションが悪くなり、エンジンがかからなくなることがよくあります。
このコラムでは、草刈機のエンジンのかけ方やかからない原因と、その対処法などをご紹介していきます。草刈機を使って順調に作業するための、お役に立てていただければ幸いです。
目次
草刈機のエンジンがかからない原因
草刈機は自動車と同じようにエンジンで作動する機械なので、エンジンがかからないことには何も始められません。この章では、草刈機のエンジンのかけ方やかからない原因と対処法についてご紹介していきます。
エンジンのかけ方が間違っている
そもそもエンジンのかけ方を間違えているかもしれません。機種によってエンジンの始動方法が異なるので、以前使っていた機種の方法で始動できると勘違いしていることも考えられます。一度お手持ちの説明書を確認してみるといいかもしれません。
燃料が不足している・劣化している
エンジンがかからないのは、燃料が原因になっている場合があります。単純に燃料が不足している場合は、継ぎ足せばエンジンはかかるでしょう。このとき、エンジンタイプが2サイクル・4サイクルかによって、燃料のタイプも違ってきますので注意しましょう。
また、燃料が古くなり劣化していることでエンジンがかからない場合は、新しい燃料と交換する必要があります。新しい燃料と交換してもエンジンがかからない場合、エンジンを分解して清掃する必要がでてきます。ただ、エンジンを分解して清掃するには専門知識が必要になるため、心配な方は業者で修理してもらいましょう。
チョークが開いている
チョークとはエンジン部分に付いていて、エンジンの始動を補助する装置のことです。チョークを閉じてエンジンをかけることで、燃料に混ぜ合わされる空気の割合が高まり、着火しやすくなります。
チョークが開いていると、この機能がオフの状態になっているので、閉じてエンジン始動を試してみましょう。ただし、チョークを閉じたまま何度もエンジンをかけすぎると故障してしまうことがあるので注意が必要です。数回やってみてエンジンが始動しないときは、一旦チョークを開いて再度始動を試みるようにしましょう。その後また、チョークを閉じて試してみます。
エンジンがかかった後は、チョークは開いておくようにします。閉じたまま草刈機を作動させていると、エンジンに悪影響を及ぼす危険性があるからです。
スパークプラグが汚れている
チョークを閉じたまま何度もエンジンの始動動作をすると、スパークプラグが燃料で濡れてしまいます。スパークプラグとは着火するために火花を起こす装置です。そのスパークプラグが燃料で濡れると、「燃料かぶり」と呼ばれる現象が起きてしまいます。
燃料かぶりになると、火花が起きず着火できない状態なので、芝刈り機のエンジンを始動させることができなくなります。この場合、スパークプラグを取り外して、付いている燃料や不純物などをきれいに拭き取ることで問題解決することができます。
プライマリーポンプが押されきっていない
エンジンがかからない原因のひとつとして、プライマリーポンプによる燃料送りが不足していることも考えられます。プライマリーポンプとは燃料タンクからキャブレターまで、燃料を送る補助をするポンプです。これを何度も押すことで、エンジンへと燃料が送られていきます。そのため、チューブに気泡が見えなくなるまで押さないと、燃料がしっかりと送られずエンジンがかからないといったことになるようです。
スターターの回転が不十分
草刈機のエンジンを始動するために引く紐が、スターターでリコイルとも呼ばれます。スターターは、ヨーヨーのように一気に引かないと、回転不足で正しくエンジンが作動しません。弱々しく引いてしまうと、エンジンがかからない原因となってしまいます。片方の手で草刈機本体を押さえ、利き手であるもう片方の手で一気に引っ張るようにして試してみましょう。
エンジンがかかってもすぐ止まる原因
正しい草刈機のエンジンのかけ方によりエンジンがかかって一安心と思いきや、なぜかすぐに止まってしまうなんてこともあるでしょう。ここでは、エンジンが止まってしまう原因と対処法についてご説明していきます。
まず、単純な原因として、給油キャップの穴が詰まっていることがあげられます。草刈機の給油キャップには、圧力を調節するためのごく小さな穴が開いています。この穴が詰まっていると、圧力が上がりすぎてエンジンがストップすることがあるのです。給油キャップの小さな穴を探して、そこが詰まっていたら針などで詰まりを取り除きましょう。
もうひとつ考えられるのは、エンジンのキャブレターが詰まっていることです。これは古い燃料をタンクに長期間入れっぱなしにしておいたことが原因になります。
古くなってドロドロになった燃料がキャブレター内部に詰まって障害となっていることがあるのです。その場合、分解して内部を掃除・点検してみましょう。しかし、分解には専門知識が必要なため、慣れていな方は注意して作業をおこなってください。
草刈機を使う前の点検事項
正しい草刈機のエンジンのかけ方を覚えるとともに、エンジンをかける前に点検しておくべきことについても覚えておきましょう。安全に作業をするために欠かせない点検なのでしっかり確認しておいてください。
まずは、草刈機の刃の状態をみます。損傷等がないかや刃の向きが正しく設置されているか、しっかりネジで固定されているかなどの項目をチェックしましょう。つぎに肩かけベルトがきちんと調節されているかをチェックします。楽な姿勢で草刈機を持ったときに、ちょうどよい高さになるようベルトの長さを調節しておきましょう。
また、作業場の点検も大切です。雑草を刈っていく場所に空き缶や石などがあると、回転刃が当たって非常に危険です。自分がケガをするだけでなく、周囲にいる人まで被害が及んでしまう危険性があります。また、草刈機が壊れてしまうことも考えられるので、落ちている物とともに側溝やケーブルなど障害物がないかも事前にチェックしておきます。
まとめ
このコラムでは、草刈機のエンジントラブルのさまざまな原因と対処法をご紹介しました。燃料が適切でないとエンジンがかからないことがありますし、チョークの開き忘れでもエンジンが止まってしまうことがあります。スパークプラグやプライマリーポンプ、スターターが原因になっていることも考えられるでしょう。
草刈機のエンジンのかけ方を正しくおこなうとともに、作業前の点検の重要性についても解説しました。草刈機を長く使っていくにはシーズンが終わって草刈機をしまっておくときに、燃料をタンクに残したままにしないようにしましょう。
エンジンの分解作業が必要な場合やどうしても問題が解決しない場合は、一度業者に依頼してみてはいかがでしょうか。専門知識を持っている業者に対処してもらうことで、スムーズに解決できるでしょう。急いでいる場合は、草刈りを業者に任せるのもいいかもしれません。
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