国産レンガ?輸入レンガ?レンガの種類と特徴とは。失敗しない選び方

2021.4.30

国産レンガ?輸入レンガ?レンガの種類と特徴とは。失敗しない選び方

東京駅などの歴史的な建造物が当時とほとんど変わらず残っているのもレンガの耐久性があるというのが大きな要因であるとされています。一口にレンガといっても種類があります。それぞれふさわしい使い方があります。今回はそんなレンガについて紹介します。

レンガの種類は何があるの?

レンガの使い方は主に積み上げるか、敷くかのどちらかです。それによって、使うべきレンガも変わります。
断熱性能のあるレンガや門柱に埋め込む円柱型のレンガや筒状のレンガがあります。

レンガの規格やサイズについて

レンガにはJIS規格(日本興業規格)があります。海外のレンガは規定もさまざまで、混ぜて使うと寸法がバラバラになる可能性があります。そのため混ぜて使用すれば仕上がりに違いが出ます。

同じ製品でも寸法が10ミリメートル異なっていたという実例がありました。これは大きな問題で、10ミリメートル違う場合は目地の調整ができなくなってしまう可能性があります。海外にはそれぞれの規格があるので、注意が必要です。

JIS規格には耐熱レンガと赤レンガがあります。JIS規格には寸法だけでなく、強度や品質などの基準を満たしているものなので、積極的に選ぶことで仕上がりをキレイにすることができます。
       レンガの種類は何があるの?

国産レンガの種類について

耐熱レンガと赤レンガにはそれぞれJIS規格があります。
耐熱レンガは長さが230ミリメートル、幅が110ミリメートルで、厚さが65ミリメートルです。
赤レンガは長さが210ミリメートル、幅が100ミリメートルで、厚さが60ミリメートルです。

耐熱レンガの特徴は文字通り、熱に強く、1200℃の高温に耐えることができます。
JIS規格によって、耐熱温度になる目安が表示されています。

例として、ピザの石釜を挙げます。
レンガの表面温度は500℃ほどで、1000℃を超えることはほとんどないです。そのため30と記してあるもので充分で、「SK-32」と記されているレンガは32が耐熱温度を示しておりこれは石釜に耐えられるレンガだと判断できます。

赤レンガは耐熱レンガと比べて、安価で一般市場で流通しているものです。気軽に購入できます。
ただ、値段のみで決めると品質にばらつきが出ますので注意が必要です。
      国産レンガの種類について

輸入レンガの種類について

外国のレンガはそれぞれ違いがあります。

ヨーロッパレンガ(オランダやイギリス)

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歴史が古く、色の種類も豊富で最もシンプルです。創造次第であらゆる建造物に使うことができます。

オーストラリアレンガ

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国産レンガよりも少し大きめです。値段も比較的安価で、購入できます。
少し柔らかく、水を含んでおり、苔が生えやすいとされています。

ベルギーレンガ

            輸入レンガの種類について
オーストラリアレンガと似ており、比較的安価で、柔らかいレンガです。
側面がややデコボコしています。

レンガの選び方

「積みレンガ」と「敷きレンガ」の違い について見ていきます。

積みレンガ

レンガに目地を設けないで積む場合はズレが生じますが、設ける場合は目地分のずれは生じません。一般的に厚いものが多いです。穴やくぼみがあるため、敷きレンガとして使用すると割れやすいです。

敷きレンガ

レンガに目地を設けないで積む場合はズレが生じませんが、設ける場合はズレが生じます。
長さは幅のおよそ2倍の寸法で、厚さは薄く、多く積み重ねるような積み方には向かないです。

硬さの違い

柔らかいものは吸水率が高く、苔が生えやすいです。
敷きレンガに柔らかいレンガを使うと滑る可能性があります。
つまり、硬いレンガは敷きレンガ、積みレンガは柔らかいレンガが向いているということになります。

硬さを見分けるコツ

レンガの山に軽く当ててみると音に違いがあります。
硬いレンガは高い音が出、柔らかいレンガは低い音が出ます。このときに割らないよう注意してください。
何種類か試してみると、それぞれの違いが判別できるでしょう。

必要量の見極め方

レンガの大きさによりますが、およそ1平方メートル当たり40個ほど必要になります。
アプローチを自作すると、幅1メートルで長さが5メートルのものの場合200個ほど必要になります。
5段積みに場合は125個ほど必要です。

DIYの初心者の場合は必要量より多めに購入することをおすすめします。
      レンガの選び方

まとめ

さまざまな大きさや規格や産地があるので、どれを使えば適切なのか、事前に調べることが大切です。
それぞれのレンガの特徴を踏まえて設計することで、非常に便利なものになります。
少し慣れてくると、デザイン性のあるも使えるようになります。
ですが、種類が豊富なので最初は分からないことがあるでしょう。そんな時は業者に相談するのが無難です。

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