エアコンの取付位置はどう決める?効率を上げる取付位置とは

2021.4.30

エアコンの取付位置はどう決める?効率を上げる取付位置とは

エアコンは今では生活必需品の一つとなっているのではないでしょうか。しかし気をつけなければいけないのが、エアコンの取付位置です。新しく購入したときなどは、どこに取付ればいいのかわからないという方も少なくありません。取付位置はしっかりとした場所を選ばないと、エアコンの運転効率が下がってしまうこともあります。
そうならないためにも、今回はエアコンの取付位置について詳しくみていきます。正しい位置にすることで、エアコンを効率的に使うことができるかもしれません。

エアコンの取り付けができる場所

エアコンは部屋のどこに付けてもいいという訳ではありません。エアコンは取付位置が決められているのです。位置を決める際には、以下の点に着目しなければいけません。

エアコン専用コンセント

エアコンを使用するには、エアコン専用の単一回線コンセントが必要となってきます。そのため、室内機を設置するときは専用コンセントにケーブルが届く範囲であることが条件となってきます。

どうしても届かないときは延長コードを使用すればいいと思っている方も少なくありませんが、延長コードを使用すると出火を引き起こすおそれもあるので、禁止されています。

火災報知機

エアコンを取り付けるときには、火災報知機から1.5m以上離れた場所に設置するようにしなければなりません。エアコンと火災報知機が近い場合は、火災報知機がエアコンの風の影響を受けてしまい、火災の煙を正しく感知できなくなるおそれがあるのです。

配管穴

エアコンの室内機は、壁に開いた配管穴よりも高い位置に取り付けなければなりません。エアコンは稼働時に排水を出し、配管穴を通って部屋の外に排出します。そのため、配管穴より室内機が上にないと排水が逆流してしまうため、室内機から水漏れしてしまうおそれがあるのです。
もし、配管穴が低い位置にあったり、穴が開いてなかったりしたら、業者に頼むと開けてもらえます。

以上のように、エアコンは設置場所がしっかりと決められています。条件を満たしたエアコンの取付位置を探す必要があります。
      エアコンの取り付けができる場所

エアコンの取付位置を決めるポイントとは

エアコンの取付位置はある程度決められています。それ以外にも、エアコンが効率的に運転できるようにするにはポイントがいくつかあります。

設置する壁の向き

エアコンの風を効率的にし、部屋の温度を設定温度にするには、風を送る面積を広くする必要があります。そのため、部屋の壁の短辺側のほうに室内機を取り付けることをおすすめします。エアコンの風が当たる面積を増やし、より短時間で効率的に設定温度にすることができるのです。

室内機と室外機との距離

エアコンは室外機を使って空気の温度の調節し、それを室内機に通すことで部屋の中を設定温度にしています。そのため、室外機と室内機の距離が離れていると、室外機と室内機の間をつなぐ配管の長さが長くなってしまいます。

長ければ長いほど、室外機でつくった空気は配管を通っている間に温度が上がったり下がったりしてしまい、部屋に届くころには温度が変わってしまっている場合があります。室外機で調整した温度を部屋に届けるためにも、室外機と室内機はできるだけ近い位置に設置しなればならないのです。

室内機にものを密着させない

室内機は天井やカーテンレールなどから一定の間隔をあけ、周りにスペースをつくらなければ電気効率が下がってしまいます。
エアコンは室内機が吸い込んでいる空気を使用し、室外機で設定温度にしてから、再び部屋に戻していきます。そのため、室内機の周りにスペースがないと、室内機は十分な量の空気を取り込めなくなってしまうのです。

少量の空気のみだと、その分の空気しか部屋に送りこむことができなくなるため、部屋の温度を効率的に設定温度まですることができなくなります。こういったことにならないためにも、室内機のまわりに一定のスペースを確保する必要があるのです。
          エアコンの取付位置を決めるポイントとは

マンションでのエアコン取付位置の決め方

マンションでエアコン取付位置を決めるときにも注意が必要です。

・配管穴があるかどうか確認をする。
・エアコン室外機の取付可能な場所を探す。
・室外機の近くにエアコンの室内機を取り付ける。

このような条件が必要となってくるので、まずは配管穴がどこにあるか確認する必要があります。また、マンションの多くは配管穴と室外機の取付位置があらかじめ決められていることが多く、室内機を取り付けられる位置も必然的に限られてきてしまうことが多いようです。

そのため、エアコンの大きさなども決まっていることが多いので、エアコンを購入する前に、一度どれくらいの大きさが設置可能なのかを調べることも必要となってきます。

一戸建てでのエアコン取付位置の決め方

マンションとは違い、一戸建てのご家庭はエアコンの位置を自由に選ぶことができます。たとえば新築の場合、住居スペースを想定し、エアコンの室内機の取り付けの位置を選ぶことができます。
一戸建てのエアコンの取り付け位置はどこでもできますが、ポイントがいくつかあります。

・エアコン室内機の近くに、室外機の設置場所をもうける。
・配管の穴を決める
・住居スペースを確認し、適切なエアコン室内機の設置場所を決める。

ここで注意しなければいけないのが、配管穴の位置です。住宅はたくさんの柱とそれを支える「筋交(すじかい)」という部材で強度を保っているのがほとんどです。この大事な柱や部材に誤って配管穴を開けると、家の強度が大きく下がってしまいます。これを避けるためには、配管穴を設置するときに住居設計を確認しなければなりません。

エアコンの取り付け位置が決まったら、自分で勝手に行うのではなくしっかりと業者に依頼しましょう。
      一戸建てでのエアコン取付位置の決め方

エアコンの位置を変えるのなら業者へ依頼する

エアコンの取付位置が悪く、エアコンの効きが悪くなっていることがあります。よくある原因として、部屋の風通しが悪いため、エアコンの風が部屋に行き届かなかったり、エアコン本体の電力効率が悪くなっており、冷房が効かなかったりすることがあります。

このような問題に直面したら、エアコンの位置を変更したほうがいいかもしれません。また、風通しが悪い場合は部屋に扇風機やサーキュレーターを置くことで、空気を循環させることができるため、エアコンの効率があがるかもしれません。

しかし、電力効率に問題があるときは、室外機や室内機の配置ミスやエアコン本体の故障などが原因と考えられます。
そのため、専門の業者に連絡し、修理や取付場所の見直しを行うことをおすすめします。エアコンの取付工事費は、業者によってかなりの違いがあるようです。しっかりと見積りをだしてもらい、比較してみましょう。

まとめ

家で快適に過ごすためにも、エアコンは必要不可欠なものです。エアコンは取付位置によって、効きが悪くなることもあり、それだけで暮らしづらくなってしまうこともあるかもしれません。

また、エアコンの効きが悪くなっていると感じているようであれば、早めに修理することをおすすめします。無理に自分で修理をすると取り返しがつかなくなることも少なくありません。

そうならないためにも、業者に相談してみてはいかがでしょうか。相談することで、快適な暮らしを手に入れることができるかもしれません。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン修理」をご覧ください。

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