
年中通して使用するエアコンは、過剰に使用しすぎると電気代がかかりがちです。多くの方は、電気代を抑えたいとお考えではないでしょうか。
そのためには、いかにしてエアコンの電気消費量を抑えるかを考えることが大切です。
そこで今回は、エアコンを節電するための方法をご紹介します。電気代を抑えるために、ぜひお役立てください。
目次
冷房の効率と室外機の関係性
エアコンの稼働効率を上げるためには、様々な方法が考えられます。フィルターを掃除するなどことも重要ですが、室外機に水をかけて冷やすという方法も有効とされています。
エアコンの室外機は、熱を外に排出する役割をはたし、オーバーヒートを避けるために欠かせないものと言えます。
必要以上に熱を帯びると、電気消費量が上がり、エアコンの稼働効率に影響すると考えられています。また、電気代がかさむ原因になるおそれもあるのです。
エアコンに異常がみられた場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
「エアコンの室外機が動かない原因と対策!回らないファンを修理しよう 」
室外機を冷やす3つの方法
室外機を冷やし、必要以上に熱が帯びるのを防ぐことができれば、電気代を節約することも可能です。しかし、室外機は精密機械でデリケートなため、雑に扱えば故障につながることもあります。ここでは室外機を冷やすための方法を3つご紹介しますが、実践するのであれば十分に注意しておこなってください。
吹き出し口周りの掃除
室外機を冷やすときに、周りに異物があることで排熱を阻害するおそれがあります。放置していると熱がこもってしまうこともあるため、しっかり除去することが大切です。
丁寧に掃除をした後は、基本的に室外機の前には何も置かず風通しを良くすることが重要になります。スムーズに風が流れるようになれば、熱を逃がしやすくなり室外機を冷やしやすくなるはずです。
日かげを作る
室外機に直射日光が当たっていると、排熱に影響するとされています。結果的に電力を無駄に消費してしまうことにもつながりかねません。
そういった事態を回避するためにも、室外機周りに日かげを作り温度が上昇しないように対策をすることが大事になります。すだれや市販の日よけを設置するのも有効であり、周囲に植木を設置するのも効果的です。
設置するときは、室外機の前は避け、排熱の邪魔にならないように配慮しましょう。
水で冷やす
室外機を水で直接冷やす際は、お風呂場の残り湯でも可能だと言われています。余分な水を使用しないですむため、節水にもつながり総合的な節約にもなるはずです。
ただし、精密な機械であるため水のかけ方には注意が必要になります。室外機に水をかける際は、内部に浸水しないように気をつけることが大切です。場合によっては故障の原因となってしまうおそれがあります。
先ほども申しましたが、これらの方法を実践するためには十分に注意をするようにしてください。仮に室外機が故障してしまった場合、安くても1万円以上の費用がかかることが多いです。また、高くなると10万円以上の費用がかかってしまうことがあります。
まだまだあるエアコン節電術
室外機に水をかけること以外にも、エアコンを節約する術は存在します。ここでは、エアコンの節電につながる様々な方法に焦点を当ててご紹介していきます。
頻繁にスイッチを切り替えない
エアコンは、スイッチをこまめにオン・オフに切り替えると反対に消費電力が高くなると言われています。設定温度に合わせようとする際に電力を大きく消費してしまうおそれがあるためなるべくつけっぱなしにしてエアコンを効率よく使用するのが有効です。
扇風機と併用する
夏の時期に、少しでも室内が暑いと感じて頻繁にエアコンを稼働させる方も多いと思います。しかし、エアコンは比較的電気の消費量が高い電化製品であるため、あまりおすすめはできません。
そのため、エアコンだけではなく扇風機も活用することで大きく電気消費量を減らせる可能性があるのです。多少の暑さであるなら、少し我慢する必要もあります。
使用方法を限定することで、節電につながると考えることができるのです。
遮光カーテンを使用する
日本の住宅は、気密性の関係上温度が上昇したら下がりにくい傾向があります。そのため室内が暑くなりやすくなりエアコンの稼働率が高くなるケースが多いです。
その場合は、部屋の温度が上昇しないように遮光カーテンなどで温度が上がるのを防ぐのが有効になります。
通常のカーテンでも効果を得ることはできますが、なるべく性能が高い遮光カーテンを活用することで、高いエアコンの節電効果が期待できます。
電気代が高くなってしまう使い方
室外機に水をかける方法など、これまで紹介してきた節電方法とは別に、エアコンの電力消費量を上げてしまう使い方を知ることも大切です。もし現在間違った使い方をしているのなら、早急に改善することが重要ではないでしょうか。
とくに、エアコンの設定温度をこまめに変えて使用しているのであれば注意が必要になりあます。エアコンは、運転直後に室内の温度と設定温度の差を感知する機能を備えているものが多いです。
電源をつけてから室温を下げようとすると、電力を余分に消費してしまうおそれがあります。基本的に設定温度に達した後に電気消費量が穏やかになるため、できるだけ温度調節を控え、こまめな電源の切り替えも控えるようにしましょう。
まとめ
エアコンは、電化製品のなかでも消費量が多いものと言えます。そのため可能な限り節電して電気代を抑えたいと考える方も多いはず。本体を掃除することも効果的ですが、室外機に水をかける方法も節電効果が期待できます。
もし電力消費量が上がる原因が故障にあるのであれば、適切に修理可能なプロに相談するのが得策ではないでしょうか。
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