エアコンから氷が出てくるのはなぜ?原因を知り対策を講じましょう

2021.4.30

エアコンから氷が出てくるのはなぜ?原因を知り対策を講じましょう

暑い夏や冬の寒い時期などは、大半の家庭で一斉にエアコンが可動し始めるのではないでしょうか。しかし、エアコンの不具合やトラブルは少なくなく、いつ起こってもおかしくありません。

実際に起こってしまった時に落ち着いて対処ができるよう、エアコンのトラブルにはどのようなものがあるのか知っておく必要があるでしょう。
今回はエアコンから氷がでてきたときの対処方法をご紹介します。

エアコンに氷が付着する原因

エアコンに氷が付着してしまうトラブルは、いったいなぜ起こってしまうのでしょうか。実は意外なものがその原因となるのです。

原因その1.ホコリ

フィルターに大量のホコリが付着していると氷ができてしまいます。フィルターの掃除をしっかりしていないとフィルター部や室内ファン、熱交換器などに大量のホコリが付着していまいます。

そうなるとエアコンは正常に風を送ることができなくなります。風を送ることができないと、室内の熱交換器が正常に動作しなくなり、霜が付着し氷となってしまうのです。

原因その2.ガス

エアコンは冷媒ガスを使用しています。この冷媒ガスが不足すると、冷えが悪くなり、室内機の熱交換器に霜が付着し氷が張ってしまうこともあります。そうなると、水漏れの原因ともなるおそれもでてきます。

エアコンに氷が張ってしまうと、正常に作動しなくなるだけでなく、故障の原因となることもあるのです。
エアコンに氷が付着する原因

暖房でもエアコンに氷ができることも

冷房の時だけではなく暖房の時にでもエアコンに氷ができることもあります。

エアコンは暖房時、室外機から外に冷たい風を吹き出しています。この時、室外機内部の熱交換器は非常に冷たくなっており、空気中の水蒸気が熱交換器に結露して凍り霜となってしまうのです。この霜が室外機の熱交換器に付くことがあります。

エアコンの熱交換器に霜が付着すると、室外機の空気の吸い込みが妨げられていまい、屋外の熱を効率的に取り込むことができなくなってしまいます。

暖房を使用しているときにも氷には注意が必要なのです。しかし、気を付けなければいけないのが、エアコンの霜取り対策です。寒い空気を取り込まないように室外機の周りを風よけを考える人も少なくありません。

しかしこれをしてしまうと室外機の吸い込み口がふさがり、空気を効率的に吸い込むことができなくなるのです。

また、吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を、室外機が再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起こるおそれもあります。

屋外の熱を効率よく取り込むことができなくなり、電気代が高くなるだけでなく、暖房運転が停止してしまうこともあるので、霜対策はきちんとした知識が必要となってくるのです。
暖房でもエアコンに氷ができることも

エアコンの氷を取り除く方法

エアコンに氷が付いてしまう原因がホコリであるのなら、フィルターの清掃を行う必要があります。室内機風の吹出し口をライトで照らし、ファンに埃が多量に付着していない確認してみます。

多量に付着しているのであれば、スポンジやブラシで埃を取除き症状が改善するか調べてみましょう。ファンを自分で掃除するときは、羽を折らないように注意することが必要です。

そうでないときには霜取り運転をしましょう。霜取り運転は、一時的に、通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かしてくれます。

一般的に霜取り運転の時は、エアコンから暖かい風がでてくることはないため、故障したと勘違いしてしまいがちです。霜取り運転を開始し、しばらくすると霜が溶けてなくなると、通常の暖房運転が再開します。
霜取り運転で霜を溶かすときは、周囲との温度差があると湯気が発生することもあります。また霜取り運転中には、室内機から「プシュー」という音がでることもあります。

この音はエアコン内部で冷媒の流れが切り替わる音で、「シャー」「ポコポコ」という冷媒が流れる音も聞こえることがありますが、これは故障ではないので注意が必要です。
エアコンの氷を取り除く方法

エアコンを掃除して氷ができないようにしよう

エアコンに氷ができないようにするには日々のメンテナンスも重要となってきます。

例えばエアコンにホコリが詰まっていると、効き目が悪くなり、より氷ができやすくなります。そうならないためにも、日ごろから掃除を心掛けましょう。

特にペットなどを飼っている方は知らない間にエアコンが毛を吸ってしまい、フィルターが目詰まりを起こしてることもあります。ホコリはしっかりと掃除しないと、エアコンからホコリを噴射していることになり健康にも影響してくるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はエアコンに氷が付いてしまうトラブルについてご紹介してきました。エアコンに氷が付いてしまうトラブルは水漏れにも発展しうるため、迅速に対処しましょう。

少しでもエアコンに不具合を感じるようであれば、業者へ相談してみるのも一つの手です。重大なトラブルを未然に防ぐことができるかもしれません。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン修理」をご覧ください。

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