
換気扇の重要度は年々上がっています。家の気密性が高くなり、自然に換気をすることができなくなってきているためです。換気をしないといろいろな問題が発生することがあります。
換気扇はどのお宅にもあると思いますが、換気扇を回しっぱなしにしているお宅はあまりないのではないでしょうか?換気扇を回しっぱなしにするのはあまりいいイメージが無い方も多いと思いますが、実はいろいろなメリットがあります。ここでは、そのメリットについて詳しくご紹介していきます。
目次
換気扇を回しっぱなしにするメリット・デメリット
換気扇を回しっぱなしにしておくと、いろいろなメリットがあります。その反面、デメリットとなることも出てきますので、ここでそれぞれご紹介していきます。
メリット
・嫌な臭いが室内にこもらなくなる
・室内にカビが生えにくくなる
・家の中の空気をきれいに保つことができる
・家をきれいに使用することができ、家の寿命を延ばすことができる
・室内で結露が起こりにくくなる
・シックハウス症候群の予防をすることができる
・虫が換気扇から侵入してくるのを防ぐことができる
デメリット
・電気代が少し高くなる
・手入れが必要になることが少し多くなる
・花粉や黄砂などが換気扇から入ってくることがある
・部屋の空調に影響を与える
換気扇を回しっぱなしにしておくと、多くのメリットがあります。デメリットとなることはあまりないので、換気扇は回しっぱなしにしておく方がいいと言えるでしょう。
1年間回しっぱなしにした場合の電気代
先ほど換気扇を回しっぱなしにするデメリットとして、電気代がやや高くなるとご紹介しました。しかし、換気扇にかかる電気代はもともと高くないため、それほど差が出るというわけではありません。ここでは、場所ごとに1年間換気扇を回しっぱなしにした場合の電気代をご紹介していきます。
トイレの換気扇
トイレの換気扇の場合、消費電力は3W前後であることが多いです。その電気代は、3W×24時間×365日で約672円となります。
浴室の換気扇
浴室の換気扇はトイレより消費電力が高く、20W前後となっていることが多いです。電気代は20W×24時間×365日で約4476円となります。24時間換気の機能がついたものなら消費電力が3Wになります。その場合、電気代は約672円となります。
キッチンの換気扇
キッチンの換気扇はさらに消費電力が高く、基本的には30W前後となっています。電気代は30W×24時間×365日で約6720円となります。常時換気モードがついているものは、5Wくらいの消費電力ですので、電気代は5W×24時間×30日で約1116円となります。
このように1年間換気扇を回しっぱなしにしてもそれほど電気代はかかりません。キッチンや浴室はやや高いですが、常時換気機能がついた換気扇なら電気代を抑えることができます。
換気扇を回さないことで起こるリスクを考えると、この金額の節約ために換気扇のスイッチを切るのはあまり得策でないと思います。
上手に換気するコツ
換気扇は、コツを抑えておくことでより効果的に換気をすることができます。ここでは、効果的な換気を行う2つのコツをご紹介していきます。
換気扇の掃除を定期的に行う
換気扇が汚れていると、本来の機能を発揮することができなくなってしまいます。また換気扇に負担がかかり、換気扇の故障にもつながってしまいます。そうならないためにも換気扇の掃除は定期的に行うようにしましょう。とくに汚れやすいキッチンの換気扇は、月に1度はフィルター掃除をし、1年に1度は取り外して全体を掃除しましょう。
換気扇を回す部屋を密室状態にする
換気扇を回す際はその部屋をできるだけ密室状態にしましょう。とくに浴室で行う場合に有効な方法です。浴室の場合、部屋を密室にすることでお風呂と換気扇に1つの空気の通り道ができます。そのため、換気を効果的に行うことができます。
換気扇を回しっぱなしにしておくなら、このようなポイントを踏まえて行いましょう。より効果を高めることができます。
エアコンとの併用には要注意
換気扇を回しっぱなしにしておくデメリットの中で触れましたが、換気扇は空調に影響を与えるのでエアコンと併用する場合は注意が必要です。
換気扇の力が強いと、エアコンからの冷気が逃げていっていましまいます。そうなるとエアコンの効きが悪くなったり、エアコンの電気代が高くなってしまいます。
エアコンと換気扇を併用する場合は、換気扇のモードを「弱」にして使用するようにしましょう。
まとめ
換気扇を回しっぱなしにすることは、メリットが多いです。そのため換気扇は回しっぱなしにすることをおすすめします。デメリットもあるにはあるのですが、それほど気になるものではありません。換気扇の電気代はもともと安いので、電気代もそれほど気になりません。
ただ、換気扇とエアコンを併用するのであれば、少し注意が必要です。換気扇のモードを強くしないようにしましょう。換気扇の調子が悪い場合、掃除をすることで解消することも多いですが、それでもダメな場合は業者に修理を依頼するようにしましょう。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「換気扇・レンジフード工事」をご覧ください。
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