
お風呂やトイレの換気扇をつけっぱなしになっていると、うるさいだけでなく電気代もかかってしまいます。かといって、お風呂やトイレからすぐ出たあとに消したら換気することができません。換気が終わった頃に消しに行こうと思っていても、何か別のことをしていたら忘れてしまいます。
そんなとき、換気扇のスイッチをタイマー式のものにしておけば切り忘れても自動で換気扇をオフにしてくれるので大変便利です。そんな便利なタイマー式の換気扇スイッチに交換してみませんか?
今回は換気扇スイッチの交換について考えていきましょう。
目次
換気扇スイッチ交換には電気工事の資格が必要
換気扇のスイッチの交換も、電気のスイッチと同じく電気工事のカテゴリになります。知識や技術がないと、設備不良による火事、漏電の危険性があります。
電気工事士法で定められた『電気工事士』の資格がなければ工事することが許されていません。必ず技術資格のある人に依頼するか、電気工事業者に依頼しましょう。
換気扇スイッチ交換に必要なもの・部品
換気扇のスイッチを交換するにあたって、まずは電気工事の資格を持っていることが前提です。それ以外に必要なものをご紹介します。
必要な道具
・新しい換気扇スイッチ
・ドライバーセット
・ネジ
・予備配線
換気扇スイッチ交換の手順1.既存スイッチの取り外し
必要なものをそろえたら、いよいよ換気扇スイッチの交換のための工事を始めます。感電の危険があるため、必ず対象の場所のブレーカーを落とし電気を遮断してから作業に当たります。
①スイッチカバーの取り外し
スイッチカバーにプラスチックの爪がついています。折れやすいので優しく外していきます。
②ビスの取り外し
留めてある奥のビスを取り外していきます。手前のビスはどちらでもいいのですが、作業者の手が大きい場合は作業がしにくくなってしまうので取り外します。
③配線変更のための取り外し
今までのスイッチと、新しくつけるスイッチの配線を付け替えるために配線を外していきます。
換気扇スイッチ交換の手順2.新しいスイッチの取り付け
新しいスイッチを箱から取り出し、説明書を確かめながら新しいものに付け替えていきます。
①新しく配線する
新しいスイッチは端子2つを使うものが多いので、正しいほうに配線します。
②壁に戻しビスで固定
元の形になるように、壁に戻して固定します。緩んでしまったり、無理に押し込んでしまったりすると、配線が外れて漏電する危険性があるので注意して優しく戻します。
③テスト運行
ブレーカーを戻し、ちゃんと作動するかチェックします。ちゃんと作動しない場合は配線ミスか、中で配線が外れてしまっている可能性があります。作動しないときはもう一度ブレーカーを落として、再びスイッチの配線を開け直して確認します。
電気技術の資格を持っていない場合は絶対に自分で行わず、業者に依頼するほかありません。勝手に工事して漏電を起こし、万が一火事にでも発展してしまったとしたら、大変重い罪に問われるおそれもあるでしょう。
ちょっと調子が悪くなったときに「大丈夫かな?」「ちょっと心配かも……」と思いながら生活するのはストレスしかありません。この手順のように、業者に依頼したときにどんな作業をするのかを確認するための知識として覚えておくと、どんな作業から料金が発生するのかが明らかになります。双方納得できる施工になるようにご確認ください。
まとめ
換気扇スイッチの交換をおすすめさせてもらいました。換気扇の故障の原因は本体にあるとは限らないので、スイッチも確認してもらうとよいでしょう。必要であれば、タイマー付きのスイッチに交換してもらうなど、機能性の高いスイッチについて相談してみるのもおすすめです。
スイッチの交換は専門知識と技術が必要なので、施工を検討する際は業者に相談してみましょう。
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