
換気扇を自分で取り付けたいとお考えの方も多いと思います。基本的に必要な資格もないため、道具とある程度の技術をもっているなら自分だけで行うこともできるでしょう。
しかし、取り付ける際は正しい手順と入念な準備が必要となります。そこで今回は、換気扇を取り付ける方法を見ていきましょう。
目次
換気扇の取り付けに必要なもの
ご自分で換気扇を取り付けるときは、始めから作業を始めるのではなく、必要なものを十分そろえてから始めるのがいいでしょう。
どんなものが必要なになるのかを以下でまとめましたので確認していきます。
換気扇本体
取り付けたい場所に適した換気扇を購入します。ホームセンターなどで購入する際は、特徴などをしっかり知ってから買うことが大事です。
枠に使う材木
換気扇を取り付けるために、壁に穴を開けることがあります。穴周りに枠を作るために適切な材木が必要となるはずです。
延長コード
回りに電源コンセントがない場合に必要となるものです。できるだけ延長するのではなく増設などで効果的な場所に設置するのが望ましいでしょう。
梯子
高所で作業する際に必要となる足場です。ぐらつきがあると危険性が上がるためしっかり固定できるものが安全ではないでしょうか。
のこぎり
壁に穴を開けるために使用することがあります。通常のものではなく、廻し挽きタイプのノコギリが効果的です。
電動ドライバー
ネジなどを自力で締めるのは手間がかかりがちです。電動ドライバーがあれば作業効率を向上させることが可能になるため、できるなら用意しておくのがいいでしょう。
コーキングガン
取り付けを行ったときに、隙間があると雨水などが侵入するおそれがあります。コーキング材で隙間を埋めるために役立つはずです。
マスキングテープ
取り付けを行う場所に目印を付けるために必要な道具になります。換気扇を取り付ける方法だけを知るのではなく、どんなものがあると作業効率が上がるのかを理解することも大事ではないでしょうか。
換気扇を取り付ける方法と手順
具体的に、どのようにして換気扇を取り付けるのか方法を見ていきましょう。正しい手順で行わなければ、換気扇の取り付けの失敗に繋がるおそれがあります。
穴を開ける場所を決める
穴の場所を決めるときは、住宅の柱がある場所を避けることが大切です。下地探し壁に刺して柱の場所を割り出していきます。
場所がすぐわかるようにマスキングテープなどで目印を付けておくと、正確な場所がわかり失敗が少なくなるはずです。
穴を開ける
始めに電動ドリルを使用して細かい穴を開けます。その後ノコギリで壁を切断していき、大きな穴につなげていくのがいいでしょう。
壁が硬くて作業が困難な場合は、電動ドリルで開ける穴を増やしておくのが効果的です。
枠を取り付ける
穴を開けることができたら枠を取り付け壁のなかに埋め込んでいきます。正確なサイズでないとうまく埋め込むことができないため十分注意して作業することが重要です。
フードを取り付ける
屋外側の換気扇にフードを取り付け、雨風の対策を施しておきます。換気扇枠を覆うようにはめ込み、ビスで固定してコーキング材で隙間を埋めるといった工程です。
換気扇の取り付け
ここまでの作業が完了できたら、本体の取り付けに入っていきます。換気扇を分解してはめ込み、ビスで固定して再び組み立てていきましょう。
また、キッチンの換気扇を取り付けたいとお考えであるなら、過去のコラムに換気扇のDIY手順を記載した記事もございます、ぜひ参考にして挑戦してみてはいかがでしょうか。
『これがキッチン換気扇DIYの手順!ポイントをおさえてチャレンジしよう』
換気扇取り付けをプロへ依頼する場合にかかる費用と注意点
換気扇の取り付け方法は分かっていても、自分だけで取り付けるのが困難ときもあります。その場合は適切な作用を行えるプロに依頼する方も多いでしょう。
業者の換気扇取り付け費用は、約20,000~30,000円程度かかることを予想しておいたほうがいいでしょう。これは、本体の取り付けや木枠の設置などの費用も含まれている価格になります。
しかし、別途出張代がかかることもあり、高い位置に換気扇を取り付けるのであればもっと高額の費用になるでしょう。また、性能が高い換気扇を選んだ場合も、費用合計が変動する場合があります。
そのためあくまで目安としてとらえ、依頼する際はしっかり見積りを提示してもらうことが重要です。取り付ける場所の相談や、どのくらいの期間がかかるかなど細かい依頼に対応することが可能な業者なら、納得して作業をお願いできるでしょう。
換気扇交換 | |
項目 | 料金 |
トイレ換気扇交換修理 | 30,000~50,000円 |
屋根裏換気扇交換修理 | 50,000~100,000円 |
浴室換気扇交換修理 | 5,000~40,000円 |
レンジフード交換 | 34,800~44,800円 |
フィルター交換 | 10,000円~ |
まとめ
換気扇の取り付けは、必要な道具をそろえ適切な方法で行うことが大切です。しっかり知識があるのなら、ご自分だけで換気扇を取り付けることもできるでしょう。
ただ、業者に依頼することでスムーズな作業が期待でき、安全かつ失敗の少ない作業が望ます。もし作業があいまいで完璧にこなす自信がないというときは、適切な作業が行えるプロにまかせるのが最善ではないでしょうか。
換気扇・レンジフード工事を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「換気扇・レンジフード工事」をご覧ください。
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