エアコンの暖房でも寒い理由はここにあった！原因と対策方法を知ろう

寒い冬場、エアコンの暖房は欠かせませんよね。しかし寒い日に限って、なぜか暖房の効きが悪い……という経験を多くの人はお持ちなのではないでしょうか。
暖房効果が低いのに電気代は高くなっているとなると、非常に損した気持ちになります。

このように、エアコンで暖房しても寒いという現象には原因があるのです。
そこで今回は、暖房効率が下がる原因とその対策をご紹介していきます。

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エアコン暖房が寒い原因【その1…すきま風】

部屋のドアや窓など、少しの隙間からでも空気は出入りします。夏場は気温が高く、あまり感じられませんが、気温の低い冬場は室内を暖めているため、このような隙間から入ってくる冷たい風を敏感に感じ取ることができます。それと同時に、室内の暖房効率を下げてしまいます。

対策

隙間風の対策としては、隙間を塞ぐことが最も効果的です。隙間を防ぐための専用テープなどを活用して隙間を塞ぐと、エアコンで暖房しても寒いということがなくなるでしょう。
　　　　　　

エアコン暖房が寒い原因【その2…カーテンの使い方】

常に外気に触れている窓ガラスは、気温の下がる秋から冬頃になると非常に冷たくなることがあります。冷たくなった窓ガラスに暖房で暖まった空気が当たることで、空気の温度が下がり、暖房している室内の温度も必然的に下がってしまいます。

対策

雨や雪など天候の悪い日だけでなく、晴れた日であっても夕方、夜間など日光が当たらない時間帯はカーテンを閉めるようにして、ガラス窓からの冷気を遮断しましょう。

逆に、日光が当たる日中の時間帯はカーテンを開けて、日光を部屋の中に取り入れましょう。そうすることによって室内を温めておくことができます。

カーテンの種類はなるべく長めのものでプリーツが多いものを使うと、より断熱効果が高まります。また、窓には気泡緩衝材を貼るようにすると、より一層断熱効果を高めることができます。

エアコンで暖房しても寒い場合は一度、窓からの冷気を確かめてみるといいかもしれませんね。
　　　　　　

エアコン暖房が寒い原因【その3…室外機の汚れ】

エアコンの室外機周辺に落ち葉や雪が溜まっていたり、物が積まれていたり、長い期間メンテナンスをしていない状態の場合は注意が必要かもしれません。

落ち葉や雪が溜まっていたり、室外機周辺に物が積まれていると、室外機は上手く空気を吸い込むことができません。また、室外機を掃除せずに長い期間、放置してしまうと汚れが溜まり、熱効率が下がってしまいます。そのせいで、エアコンで暖房しても寒いという現象が起こるのです。

対策

室外機は外に置くものなので、基本的に汚れには強く作られていますが、定期的にメンテナンスをしてあげることが大切です。頻度は年に1回程度でも問題ないようですが、エアコンの使用頻度が高くなる時期より前に行うといいでしょう。

室外機の掃除は、掃除機やほうきなどを使って、表と裏の砂ぼこりやチリなどを取ってきれいにしましょう。ただし、室外機のファンなどは壊れやすいため、作業には十分な注意が必要です。

エアコン暖房が寒い原因【その4…エアコンのガス漏れ】

エアコンには「冷媒」という熱を運ぶためのガスが入っています。この冷媒ガスが室外機と室内機の間を循環することで、電気の力で生みだした暖かい空気を室内へ送り込んでいます。
そのため、この冷媒ガスが漏れてしまうと暖かい熱を運ぶことができず、エアコン暖房しても寒いという事態になってしまいます。

対策

このようなガス漏れの場合は、素人では対応することができません。そのため費用は掛かりますが、速やかに専門の業者に修理点検を依頼しましょう。

ガス漏れの原因の多くは工事ミスといわれています。しかし、これまで通常通り暖房が使えていたのにも関わらず、急に暖房の効きが悪くなったという場合は、配管などの劣化などによってガス漏れしている可能性もあります。

まとめ

エアコンで暖房しても寒いという現象についての原因と対策について、ご理解いただけましたか。
今回ご紹介したような4つの原因は、ごく一般的なものです。もし、ご家庭のエアコンの調子が悪いと疑われる場合には、一度確かめてみてください。

これらの対策をしていても暖房の効きが悪いという場合には、ほかの暖房機器や加湿器などを併用すると効率的に室内を暖めることができます。寒い冬場を快適に過ごせるように工夫してみてください。

エアコン工事できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン工事」をご覧ください。