
酢のツンとしたにおい…気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
酢は特有のにおいがあり、そのにおいを取るのに手間取ったという経験がある方もいるかもしれません。
酢は掃除のときに活躍することで知られており、酢自体に脱臭効果があるとされています。しかし反対に酢自体にもにおいがあり、酢を大量にこぼしてしまったときなどは酢特有のにおいはなかなか簡単には取れないことがあります。
今回は酢で汚れやにおいを消す方法と、酢自体のにおいを取り除く方法をあわせてご紹介します。

目次
酢が有効な汚れやにおいの種類
「掃除には酢が有効!」ということを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。酢は酸性という特徴があり、酸性の性質が掃除をするときに効果を発揮します。
酢は汚れの原因となっている物質を中和させることによって、汚れを落とすことができ、その際には消臭効果も期待できます。
掃除のときに便利な酢ですが、すべての汚れを落とすことができるというわけではありません。酢が落とすことができる汚れはアルカリ性の汚れで、おもに石鹸カスや水垢といったものを指します。具体的な場所としてはトイレや浴室、キッチンなどが挙げられます。
また酢には「酢酸」という物質が含まれており、この物質は雑菌の発生を抑える効果があります。雑菌が繁殖しやすい場所に効果があり、酢を生ごみに振りかけておくと雑菌の繁殖を抑えることができます。
■酢はスプレーとしても使用できる
酢は水で薄めてスプレーとしても利用できます。
スプレーとして掃除に使用する際は、ガラス製かプラスチックの容器を使用しましょう。
金属製の容器を使用すると酢が酸で容器を傷めるおそれがあります。
■頑固な汚れは直接!
酢はアルカリ性の汚れを落とすことができますが、なかには頑固な汚れもあるでしょう。スプレーでは効果のない頑固な水垢を落とすときには直接酢を接触させるという方法もあります。
その方法とは酢に浸したキッチンペーパーを該当箇所に貼りつけるというものです。
キッチンペーパーを酢に浸し、該当箇所の上に30分ほど貼りつけます。
こうすることで酢が汚れに浸透し、落ちやすくなります。
落ちやすくなったら古い歯ブラシなどで擦り取り、拭き取りましょう。
このときに固いブラシでこすると傷がついてしまう可能性があるので、柔らかなブラシを使用することをおすすめします。
酢は体臭にも効果的?
酢は料理だけでなく掃除にも使える便利な調味料ですが、酢の持つ殺菌作用は、体臭にも効果があるようです。
酢でにおいを対処できる場所として体臭のきつくなりやすい足の裏やワキガが挙げられます。
そもそも体臭は足の裏やワキガなどから発生し、体から出る角質などの老廃物を細菌が分解するときに臭いが発生するといわれています。
先ほどもご紹介したとおり、酢には細菌の働きをおさえる効果があるため、体臭の原因である細菌にも効果的です。
具体的にはどのように使用すればよいのでしょうか。
1つ目に、酢を入浴剤として使用するということが挙げられます。「酢をお風呂に使うの!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、酢のにおいが苦手な方は量を調節することもできます。酢は浴槽に対してコップ1杯程度です。基本的にはこの割合でツンとしたにおいもなく、体に残ることもありません。
2つ目に湿布として酢を活用するという方法も挙げられます。酢湿布は酢を含んだ混合液にガーゼを浸したものです。
混合液は「リンゴ酢(500ml)」「レモン果汁(レモン1個分)」「焼きミョウバン」「塩(ひとつまみ)」を食器やプラスチック容器に入れ、ひと晩寝かせることで作ることができます。
完成した酢湿布を5分ほど臭いの気になる箇所にあてると菌の発生を抑えることができます。
ツンと来る酢のにおいを消す方法
酢は特有のツンとするにおいがありますが「このにおいが苦手…」という方もいらっしゃるでしょう。
瓶を落とすなどして大量にこぼしてしまうと、こぼしてしまった場所には長い間ツンとした臭いが残ってしまう場合があります。
そんなときは早めににおいを取り除きたいものです。
まず酢をこぼしてしまったときには部屋に酢の臭いが充満してしまうので、作業に取り掛かる前にまずは風通しをよくして換気をしましょう。
においを取るために必要なことはこぼしてしまった酢を中和させること、そしてにおいの成分を脱臭することです。
■酢を中和させる
酢を中和させるためには酸性である酢にアルカリ性のものを混ぜることが必要となります。具体的な方法としては固形の洗濯用石鹸でこすったり、重曹を振りかけることが挙げられます。また洗濯用石鹸を溶かした水溶液を雑巾に含ませて拭くことも効果的です。
■具体的な脱臭方法3つ
消臭剤
脱臭を行う際には無香料の消臭剤を使用することが重要となります。
香り付きのものを使用するとお酢の臭いと混ざってよりひどい臭いに感じるかもしれません。
新聞紙
また脱臭を行う方法として酢をこぼした場所に新聞紙を敷いてしばらく置いておくことでも効果があるようです。新聞紙には吸湿をするという特性があり、においが気になる場所に置くだけで脱臭につながります。
不要な茶葉やコーヒーのカス
炒った茶葉や挽き終わったコーヒー豆のカスにも脱臭効果があるといわれていますので、こぼした酢を拭き取ったあとに消臭剤の代わりに使えます。
服などに酢の臭いが移ってしまったときは、霧吹きなどで水分を含ませてやると酢の臭いが水分へと移り多少臭いは和らぎます。
酢のにおいを消す際の注意点
酢のにおいを消す方法として中和をさせたり、においの成分を茶葉やコーヒーなどに吸収させるという方法を紹介しましたが、その際にはいくつか注意点があります。
においを消すことにばかり注意が向いてしまって二次被害が発生しないような行動が必要です。
酢をこぼしてしまった周囲にカバンなどが置いてあると、染みこんでしまいます。
相性によっては臭いが取れてもシミが残ってしまう可能性がありますので先に避難させましょう。
また重曹を酢にふりかけて中和させるときは量が多すぎるとダマになり後処理が大変になります。
少量ずつ様子を見ながら使いましょう。
まとめ
酢は身近な調味料なだけでなく、掃除や消臭にも効果を発揮します。
酢は酸性なので水垢や石鹸カスのようなアルカリ性のものに対しては効果がありますが、油汚れなどの酸性のものには効果が薄いので、使い分けには注意しましょう。
消臭効果をもつ酢ですが、酢自身にもツンとした臭いがあり、こぼしてしまうと逆に臭いに困ってしまいます。
そんなときは換気をしつつ、アルカリ性の重曹などで中和しましょう。
酢を用いてもうまく消臭ができないにおいに対しては消臭・脱臭業者に依頼するとよいかもしれません。
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