すぐわかるアライグマの足跡|4つの特徴で他の動物と見分けられる

2022.12.1

すぐわかるアライグマの足跡|4つの特徴で他の動物と見分けられる

アライグマはとても可愛い動物です。国民的なアニメの影響もあり、いいイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?

しかし、アライグマは人に被害を出す害獣でもあります。各地でアライグマによる被害が出ています。そんなアライグマの侵入が疑われる場合、アライグマかどうか見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?

ここではアライグマの足跡などの痕跡や、トラップを使用してアライグマの侵入を確認する方法をご紹介していきます。

アライグマの足跡の特徴

アライグマの侵入を疑う場合、まず足跡を確認するいいでしょう。その特徴は以下のようになっています。

  • 5本の指と、爪がある
  • 足跡は5~7cmくらいのサイズ
  • 前足は人間の子供の手型のような形の足跡になる
  • 立ち止まるとかかとをつけるので、後ろ足の足跡は縦長になる

このような点がアライグマの足跡の特徴です。

アライグマの足跡の特徴

タヌキの足跡とはどう違う?

アライグマとタヌキは見た目がよく似ています。アライグマの足跡の特徴は上記のようなものですが、タヌキの足跡の特徴は以下のようになっています。

  • 4本の指で、爪がある(前足は5本指だが足跡は4本のみ)
  • 前足、後足とも犬とほとんど変わらない形になる

タヌキの足跡の特徴は、アライグマの足跡とは全く違っています。特に指が4本というのはアライグマの足跡との大きな違いですので、まず指の数を見るといいでしょう。

詳しくは「タヌキとの違いは、似ているけど、実はこんなにも違う!アライグマとタヌキの違いとは?」でアライグマとタヌキの違いを詳しくご紹介しているので、参考にしてください。

足跡以外の痕跡

アライグマの侵入を確認するには、アライグマの足跡以外の痕跡を調べる方法もあります。アライグマの足跡以外の痕跡は以下のようなものがあります。

アライグマは雑食です。食べているものによって糞の形や色が変化します。特徴としては動物や魚の骨や昆虫の羽、果物の種などが含まれていることがあります。アライグマはあまり咀嚼をしないので、形が残ったまま含まれることがあるようです。必ずしも含まれているわけではないので、糞での判別はなかなか難しいです。

採食痕跡

アライグマは器用にエサを食べるので、採食の痕跡に特徴があります。野菜果物の場合、トウモロコシの皮を剥いて食べたり、スイカに穴をあけて中身だけ食べたりします。自宅で飼育している魚などを食べる際は手で擦ったり、握りなおしたりします。そのため、鱗が飛び散ります。
どれもとても特徴的で、上記のような痕跡があれば高い確率でアライグマだと判断できます。

柱などの爪痕

アライグマは家屋の中を移動する際、デコボコになった柱や窓枠などを足掛かりにして登っていくことがあります。そのような場所を重点的に確認し、爪痕があればアライグマの侵入である可能性があります。

採食に関しては大きな特徴がありますが、その他については確認が難しいところもあります。
足跡以外の痕跡

アライグマの侵入を知るトラップ

アライグマの足跡など侵入の痕跡がうまく確認できない場合、罠を張ることによってアライグマの侵入を確認する方法があります。方法は以下のようなものがあります。

足跡トラップ法

足跡トラップ法とは墨汁や炭、石灰などを設置し、動物が通過すると足跡が付く方法です。中央にエサを置いて動物をおびき寄せます。このトラップは安価で購入できます。

しかし、長期間使用することができず、設置するのに手間がかかります。足跡の判定能力も必要になります。

餌トラップ法

ペットボトルなどにアライグマの手が通るほどの穴をあけます。それにエサを入れ、エサがなくなったかどうかでアライグマの侵入を確認するトラップです。アライグマの両手を起用に使用できる習性を利用した方法です。
とても安価ででき、エサをピーナッツなどにすることで長期間使用できます。

カメラトラップ法

熱を検知すると作動するカメラを使用し、写真を撮影する方法です。フィルムカメラとデジタルカメラのタイプがありますが、デジタルカメラタイプはセンサー感知からシャッターまでの時間がかかるため、エサを撒いて足止めするなどの必要があります。

侵入が確認された場合の対策

アライグマ足跡などで侵入が確認できた場合、被害が拡大する前に対策を行いましょう。
対策としては以下のようなことがあります。

  • 柵、電気柵の設置
  • 忌避用品で追い払う
  • 罠で捕獲する
  • 番犬を飼う

ただしアライグマは鳥獣保護管理法で保護されているため、許可なく捕獲することはできません。捕獲を行う場合は事前に自治体に相談してください。また、被害が深刻な場合は無理して自分で対応せず、業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

アライグマの侵入が疑われる場合、そのまま放置しておくと被害が深刻になります。すぐにアライグマの足跡などの痕跡を確認しましょう。痕跡で侵入が確認できない場合は、トラップを使用して確認するようにしてください。

アライグマの対策では罠で捕獲するのが効果的ですが、アライグマは許可なく捕獲することはできません。自分で捕獲するのであれば、必ず自治体に相談し、必要に応じて狩猟免許を取るようにしてください。もし自分で捕獲などの対策が難しいと思ったら、業者に相談することをおすすめします。

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