アライグマやハクビシンなどの害獣は、そろそろ冬眠する季節だからと気を抜いていませんか。たしかに、アライグマは冬眠をするようですが、クマのような完全な冬眠ではないとご存知ですか?
見た目がアライグマとそっくりだといわれるハクビシンも冬眠って体力を温存するとは限らないようです。なぜでしょうか?
冬場には害獣による被害がないと思われがちですがそうではないのです。
害獣としての一面も名高い「アライグマ」と「ハクビシン」……冬の間はどうしているのか知って対策をしていきましょう。
害獣対策にお役立てください。
目次
アライグマはいつ冬眠する?アライグマの生態
アライグマの特徴
アライグマはアニメのモチーフにもなったほど愛くるしい容姿の生き物ですが、アメリカから輸入された外来種であり、成長すると気性が荒くなります。
特定外来生物にも指定され、農作物への食害も行います。
習性
夜行性で、食性は雑食性です。
穀物や果実なども食べれば、カエル・小魚・ネズミなどさまざまなものを食べます。
冬眠について
寒い地方に住むアライグマは、気温がマイナス4度以下になると「穴ごもり」を行います。
これはクマなどが行う「冬眠」とは違い「半冬眠」の状態になります。
活動は大きく減少しますが、マイナス4度以下にならないと穴ごもりをしないだけで冬にも活動は行います。
ハクビシンはいつ冬眠する?ハクビシンの生態
ハクビシンの特徴
ハクビシンは日本に住むジャコウネコ科の哺乳類です。
体長は51センチメートルから76センチメートルですが、個体によっては1メートルを超す大型のものもいます。
外来種と考えられており、日本では家の屋根裏などに住み着いて繁殖をするほか騒音や糞尿による被害もあります。
習性
おなじ場所に繰り返し排泄する習性をもちます。
また、1メートル以上の跳躍力があるため、垂直な壁や柱をのぼることができ、電線を軽々と渡れます。
そのため、雨どいなどから簡単に屋内に侵入することができます。
冬眠について
ハクビシンはもともと東アジアなどの暖かい地方に生息している動物のため、冬に冬眠をする習性はなく、冬も活発に活動します。
冬場も侮れない!アライグマとハクビシンによる害獣被害
アライグマ
アライグマは器用なため、スイカにゴルフボール大の丸い穴を空け、中をくりぬいて食べたり、ミカンの皮をむいて食べることもできます。
農作物にそのような形跡があった場合は、アライグマの仕業だと特定することができます。
また、アライグマはごみを漁る・家畜のえさやペットフードを食べるなどの行動をとるほか、伝染病を媒介する恐れもあります。
アライグマは冬眠をせず冬もこういった被害を出すおそれがあります。
ハクビシン
先述したように同じ場所に繰り返し排泄する習性を持つため、天井に染みや汚れができ、ひどい場合には天井が抜け落ちてしまうこともあります。
また、都会ではハクビシンが住居に侵入し、糞尿をまき散らすことによる異臭被害があります。
ノミ・ダニの宿主となり人間にノミやダニを媒介する場合もあります。
ハクビシンもアライグマ同様冬眠をせず冬もこういった被害を出します。
アライグマとハクビシンの駆除や対策方法
アライグマ
アライグマの対策としては以下のものが挙げられます
・畑を柵や電気柵で囲う
畑を柵や電気柵で囲うことで、アライグマの侵入をふせぎます。
・音や光を出す装置を設置して追い払う
アライグマは大きい音や光が苦手なため、それを利用して追い払います。
・箱わななどのわなで捕獲する
自治体によっては箱わなを提供している自治体もあるため、それを使ってアライグマを捕獲します。
・納屋などに入らないよう侵入口をふさぐ
侵入口をふさぐことによって、アライグマによる被害の拡大を防ぎます。
・廃棄するごみや農作物を放置しない
ごみや農作物を放置することで、アライグマの餌場を作ることになってしまいます。必ず処分をするようにしましょう。
・餌付けをしない
餌付けをすることでアライグマが定住してしまうため、餌付けは絶対にしないようにしましょう。
・番犬を飼う
番犬を飼うだけでも、アライグマが畑や家に出なくなったという例もあります。
ハクビシン
ハクビシンの対策方法として以下のものが挙げられます。
・餌場を作らせない
アライグマ同様、餌場を作らせないようにしましょう。
・寝床を作らせない
使っていない倉庫などは定期的に見回りをし、ハクビシンが住み着くのをふせぎましょう。
・侵入経路をなくす
ハクビシンが移動できそうな木を剪定するなどして、ハクビシンが屋根裏などに移動するのをふせぎましょう。
・箱わななどで捕獲する
アライグマ同様、自治体が提供している箱わななどで捕獲をしましょう。
・忌避剤で追い払う
ハクビシンはにんにくや石油の匂いが苦手です。
そのような匂いの出る忌避剤を使って追い払いましょう。
・フェンスで侵入をふさぐ
ハクビシンの侵入をふせぐため、フェンスで防止をしましょう。
また、アライグマが冬眠をせず、畑などの屋外ではなく屋内に出没する恐れがあるため屋内を警戒しましょう。同じようにハクビシンも冬眠をしないで人間の生活に被害を与える場合があります。
まとめ
アライグマもハクビシンも完全な冬眠はせず、場合によっては冬場も活発に動く生き物です。冬だからといって対策には気を抜かないようにしましょう。
特にハクビシンは都会に住んでいることもあるため、季節関係なく活動をしているかもしれません。
また、個人では手に負えなくなった場合は、速やかに近隣の人の協力を要請するか、害獣駆除のプロに相談をしましょう。
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