
ハクビシンは菌をもったまま移動することがあるので、周りに菌をばら撒いているケースがあります。そんな有害な菌を持ったままのハクビシンは、生息地をしっかりと把握し、的確な対処をしなければ手遅れになる恐れがあるのです。
この記事では、ハクビシンがどれほどの害を及ぼすか……。その害を知っていただいたうえで、ハクビシンの侵入を防ぐための手段や、棲み着いてしまった場合の対処方法を紹介します。
ハクビシンの主な生息地
ハクビシンの生息地は、沖縄は除いて、日本全域といわれています。とくに東北地方、関東地方、四国の3つの地域での生息が顕著です。
次にハクビシンが棲み着きやすい場所ですが、住宅の屋根裏か床下が多いです。住宅であれば新しくても古くても関係なく侵入します。ほんの小さな隙間からでも入り込むことが可能なので、油断できません。加えて、ハクビシンは一度住み着いてしまうと、追い出すことが非常に困難だといわれています。
一見郊外に住んでいそうな動物のハクビシンですが、最近では敵となる動物が少ない都心部にも出現するようになっています。そのため、沖縄以外であれば、どこに住んでいても油断ができないものだとして認知しておかなければなりません。
ハクビシンは病気を持っている!?
ハクビシンは多くの雑菌やウイルスをもっているということを、覚えておくといいでしょう。ハクビシンの生息地がどこであれ、どこのハクビシンも病気をもっている恐れがあります。ハクビシンがもっている病気は、人間にも感染してしまう恐れのあるものです。
ハクビシンはさまざまな病気を持っており、心配事はつきません。その雑菌などの発生源は、多くの場合、ハクビシンの糞尿だといわれています。
ハクビシンは棲み処をつくると、決まったところに排せつをします。それから時間がたつと、糞尿が腐っていき、菌がみるみるうちに増えていくのです。その菌は拡散を続け、人間に病気の発症を促してしまうことがあるのです。
そして糞尿からだけでなく、ハクビシン自身にダニやノミが付着していることがあるので、それらに刺されてしまう恐れもあります。ご自宅にペットがいる場合、ハクビシンとの接触によってダニやノミからの被害、感染症にさらされてしまう危険性があるということです。
ハクビシンを駆除するには業者さんに依頼するのがよい!
ハクビシンの駆除を自力でこなすことは困難です。困難なことに加え、時間がかかりすぎてしまう場合が予想されますので、被害がさらに大きくなってしまうこともあります。それでは、労力も時間も勿体ないです。
自力での駆除が困難な理由として、ハクビシンの繁殖力が驚異的であることが挙げられます。
・1年に一度子供を産む
・一度に産む子供の数は平均して2頭か3頭
・妊娠期間が約2か月ほど
・メスは生後10ヶ月で子を産むようになる
繁殖に関しては、妊娠期間と生後10ヶ月という点に目を見張ってしまいます。自宅の屋根裏などで、これだけのサイクルで繁殖されてはたまったものではありません。自力での駆除で時間を使っている間に、ハクビシンはどんどん繁殖を続けていくかもしれません。
そのため、一匹駆除したとしても、他にも何匹もいる可能性も考えられます。そしてその数は絶え間なく増えていく場合もあるのです。ハクビシンの生息地がもし気温の低い地域だとしても、ハクビシンは冬眠をしないため、注意すべきです。
無理せず、ハクビシンの駆除は業者に依頼することをおすすめします。迅速かつ確実に被害を解決できるでしょう。費用相場についてですが、駆除と駆除した後の処理の金額、防護策をはるための金額のおおよそのものをまとめます。
・ハクビシン一匹あたりの駆除作業 約45,000円~100,000円
・1㎡あたりの駆除後の作業 約10,000円~30,000円
・1㎡あたりに防護策をはる作業 約3,000円~5,000円
ハクビシン駆除にかかる料金の目安は、おおよそこのようになっています。ただし、被害の大きさなど、以下に挙げる条件によって、必要な料金が変わるので注意が必要です。
・糞尿による汚染されている範囲の広さ
・場所による作業のしにくさ
・侵入口となる箇所の数
・業者所在地からの距離
業者に依頼する場合、料金が詳しく知りたいという方は、まずは業者に相談してみましょう。被害が大きくなっていくと、その分費用がかさみます。できるだけ早く相談してみるといいでしょう。
ハクビシンの侵入を防ぐ今後の対策
一番の理想は侵入口になりそうな隙間をなくし、家のどこからでも侵入を許さないことですが、それはなかなか難しそうですよね。いくつか対策をご紹介します。
【対策1】市販のハクビシンを寄せ付けないための商品を使う
ハクビシンが寄りつかないようにすることは、比較的簡単にできるかもしれません。そのような対策を講じるためのものとして、ニオイを駆使して追い出す方法があります。ハクビシンが嫌う臭いを駆使して対策をしてみましょう。ハクビシンが嫌う臭いは、忌避剤の臭い、石油系の臭いなどです。
【対策2】ハクビシンにダメージを与える
代表的なものは、電気柵です。家周りでしかけを設置し、この辺りは危険だという認識をあたえます。ダメージをあたえる手段としてはさまざまありますが、ハクビシンは順応性が高い生き物といわれています。そのため、同じ対応策では一時的な効果しか得られないこともあるため、注意しましょう。
【対策3】家周りを清潔に保つ
外にゴミなどを放置しないことで、ハクビシンが寄ってくる可能性を低くすることができます。ハクビシンは清潔な場所には棲み付きにくいので、有効的かつ、簡単にできる対策といえるでしょう。
ハクビシンの生息地はほとんど日本全国なので、防護策は万全にしましょう。
まとめ
ハクビシンの生息地は沖縄を除く日本全国です。ハクビシンが近くにいる環境にいては、さまざまな被害が心配です。ハクビシンの被害を見つけたときは、ためらわず業者に連絡するといいでしょう。駆除を済ませた後は、再び棲み付かれないように家周りを清潔に保ちつつ、撃退グッズを使う、などの対策をしておくのがよいでしょう。
被害が広がればより大規模な駆除作業が必要となり、当初よりさらに料金がかかってしまうことでしょう。そのため、早めに対処をしておくことが必要になってきます。
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