指紋認証の鍵って実際どうなの?メリットとデメリットを再確認!

2021.4.30

指紋認証の鍵って実際どうなの?メリットとデメリットを再確認!

指先ひとつで鍵を開けられる指紋認証は、鍵を紛失するトラブルとも無縁のとても便利なものですよね。近年では一部のスマートホンにも搭載されるようになり、指紋認証の鍵はずいぶんと身近な存在となりました。

てぶらでも鍵の開け閉めができる利便性に加え、セキュリティ面でも信頼できるとされている指紋認証ですが、メリットばかりではないということも確かです。実際に指紋認証の鍵を使う場合、気を付けなければならないことはいくつかあります。

本コラムでは、急速に普及しつつある指紋認証のメリットとデメリットを、実用という観点からあらためて確認してみましょう。

指紋認証の鍵のメリット

指紋認証を鍵に採用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。指紋認証は人間の身体的特徴をスキャンして個人を特定する「生体認証」のひとつです。スキャンするのは指先に刻まれた指紋の形状となります。

指紋認証の鍵がもつさまざまなメリットは、以下の通りです。

・個人を高精度で特定できる
指紋の形状はほとんど一生変わることのないものとされ、何年経っても同じ指紋データで認証が可能です。たとえ顔がそっくりな双子でも、指紋の形はそれぞれ異なるため、二人を誤認することはないといわれています。

・鍵を紛失することがない
指紋は指先に常に刻まれているものなので、旧来の鍵と鍵穴を使った施錠のように鍵を持ち歩く必要がなく、紛失して鍵を開けられなくなるといったトラブルも起こりません。

・セキュリティ面
暗証番号式のように番号を忘れてしまうことや、第三者に番号が漏れて勝手に鍵を開けられてしまうようなリスクもなく、小さなお子様がいるご家庭でも安心して鍵をかけることができます。

登録した人にしか鍵を開けられないというメリットは非常に大きく、指紋認証はセキュリティ面でとても高い評価を受けています。

      指紋認証の鍵のメリット

指紋認証の鍵のデメリット

メリット盛りだくさんの指紋認証の鍵ですが、注意しなければならないデメリットも存在します。主なデメリットとして挙げられるのは、以下の通りです。

・指をケガすると読み取れなくなることがある
指自体をケガして包帯を巻くなどしていると、認証ができない可能性があります。また指紋は指先に刻まれているシワなので、ケガの度合いによっては指紋がゆがんでしまうということもあります。
そのため、指をケガしても認証ができるように、複数の指や左右の指を登録しておくなどの対策が必要です。

・読み取り精度が指先の状態に左右されやすい
指紋認証は、指紋をはっきりと読み取ることができないと、反応が悪くなることがあります。たとえば指先が極端に乾燥してひび割れている、逆に濡れていて指紋がふやけているなど、登録時と指紋の状態が異なるのは、指紋認証でトラブルの起きやすい原因のひとつです。

・指紋は採取して複製できる
抜群のセキュリティをほこる指紋認証ですが、絶対に破られないとは言い切れないのが現状です。誰にでも指紋は採取することができ、さらに複製して認証をだますことが可能なのです。

細かい粉末とセロハンテープを使えば指紋認証鍵に付着した指紋を採取することができてしまいます。認証機だけでなく、たとえば飲み物のカップや手すりなどからも指紋は採取される可能性があります。

そのため気づかないうちに合い鍵を作られてしまっている可能性もあるのです。

指紋の複製によるセキュリティの突破を防ぐには、指紋認証の鍵に登録する指紋を定期的に変えるなどの工夫が必要となります。

このように、指紋認証にはメリットだけでなく、さまざまなデメリットがあります。メリットとデメリット、どちらを重視するかをしっかり検討し、指紋認証を鍵に使うかどうか考えてみましょう。
      指紋認証の鍵のデメリット

指紋で開く南京錠も

南京錠は、単純な構造でどこにでも取り付けられる持ち運び可能な鍵です。紀元前から使われてきた実績のある非常に古い様式の鍵ですが、指紋認証式の南京錠というものもあります。

南京錠といえば、小さな鍵を差し込んで開けるものや、ダイヤルで暗証番号を合わせるものが一般的でした。指紋認証式の南京錠は、認証部分を指先で触れるだけで鍵を開けることができ、南京錠の利点である持ち運びも可能であるため、新しい発想の便利な鍵として期待されています。

      指紋で開く南京錠も

認証タイプの鍵にはほかにどんなものがある?

指紋認証の鍵のほかにも、生体認証を使った認証タイプの鍵はさまざまな場所で活用されています。

・顔認証
あらかじめ登録された写真や画像をもとに、顔の形状から個人を特定する認証方式です。両手が荷物でふさがっていても認証が可能という利点があります。

・静脈認証
手のひらや指に特殊な光をあてることで、静脈の形を調べる認証方式です。静脈の形状は一人一人異なり、また複製が非常に難しいため、より高いセキュリティを必要とされる場所で使われています。

・虹彩認証
虹彩とは眼球の中央にある、いわゆる黒目の部分のことをいいます。虹彩には模様があり、その模様は個人によって違うため、虹彩の模様から個人を特定することが可能です。手をかざす必要がなく、顔認証よりも精度が高いため、高いセキュリティ性能をもっています。

まとめ

指紋認証の鍵はメリットとデメリットをよく知ることで、あらためて導入するかどうか検討することができるのではないでしょうか。

指紋認証の鍵はとても便利で強固なセキュリティをもったシステムですが、完全に防犯が可能というわけではありません。より高い防犯能力を求めるなら、指紋認証のデメリットをなくすような工夫と対策が必要となります。

大切な財産や家族を守り、日常的に使用する鍵のことなので、指紋認証の不便な点もしっかりと把握して、適切に導入しましょう。

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