近年、防犯性の高さから多くの家の玄関などで採用されているディンプルキーは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。しかし、いくら防犯性が高いディンプルキーでも紛失してしまったときには、注意が必要です。
とくにオートロックつきのマンションやアパートに住んでいる方は、ほかの住人にまで迷惑をかけてしまうかもしれません。この記事では、ディンプルキーを紛失してしまったときの対応を順番に紹介していきます。この記事を読んで、参考にしてみてくださいね。
ディンプルキーは紛失時の鍵開けが難しい!?
ディンプルキーとは、鍵の表面にいくつかのくぼみがついている鍵のことです。防犯性の高い鍵として知られているので、鍵を紛失してしまうと鍵開けするのも難しくなります。ここでは、ディンプルキーの鍵開けについて紹介しますね。
鍵穴から開けることは意外と少ない!
ディンプルキーは従来のギザギザした鍵とは異なり、鍵の表面のくぼみの数や配置によって億単位の鍵のパターンが作られています。その構造の複雑さからピッキングなどに強いなど防犯性が高いといったメリットがあります。
そのため、鍵を紛失した場合も鍵穴から開錠するのは非常に困難で、高い技術が必要になるのです。業者にディンプルキーの開錠を依頼すると、鍵穴ではなくほかの方法で開けることが多いでしょう。
鍵穴以外から開ける方法1:開けられるドアを探す
鍵穴以外から開ける方法のひとつとして、ディンプルキーが使われていない出入り口を探して入る方法があります。家の裏口などにディンプルキーが使われていなければ、業者による鍵開け作業によって簡単に開錠してもらうことができます。
家に入ることができれば、玄関などの内側から開錠できるので、破壊しなくて済むでしょう。また、「窓の鍵をかけ忘れていた」という場合も、窓から家の中に入ることができます。しかし、いくら玄関に防犯性の高いディンプルキーをつけていても窓の鍵がかかっていなければ意味がありません。今後は窓にも鍵をかけて防犯意識を高めるようにしましょう。
鍵穴以外から開ける方法2:のぞき穴から開ける
玄関のドアに訪問者を確認するのぞき穴がついている場合は、サムターン回しという方法で開錠することができます。サムターン回しとは、何らかの方法で玄関の内側についている鍵のつまみを回して開ける方法です。のぞき穴のスコープを外して、専用の器具を入れ込みつまみを回すことで開錠することができるのです。
鍵穴以外から開ける方法3:錠を破壊して開ける
のぞき穴もなく、ほかの出入り口の鍵も開けることができない場合は、錠を壊して開けることになります。それほどディンプルキーの構造は複雑で、簡単に開かないようになっているのです。破壊することで家に入ることはできますが、防犯のためにもすぐ鍵の交換をすることをおすすめします。
ディンプルキーの鍵開けにかかる費用は?
ディンプルキーの鍵開けにかかる費用は、10,000~16,000円ほどとされています。通常のギザギザした鍵の鍵開けは、8,000~13,000円ほどなので多少高くなる傾向にあります。ただし、鍵開けの方法によって、料金が変動することもあるようです。あくまで相場なので、業者に見積りを取って、正確な費用を出してもらうのがおすすめです。
ディンプルキーを紛失したときにはどうすればいい?
ディンプルキーを紛失してしまったときは、誰もが焦ってしまうでしょう。そんなときほど冷静になって対処していくと、思いもよらない場所から見つかるかもしれません。また、なくした鍵を悪用されないためにも、すばやい対応が大切です。ディンプルキーを紛失したときにすべき対応を紹介していきますね。
まずは心当たりのある場所をチェック
まずは、身の回りのカバンや服のポケットなどに入れていないか確認してみましょう。もしかしたらいつもと違う場所に入っていて、ひょんなところから見つかるかもしれません。
服のポケットやカバンの中にも見当たらないようであれば、自分の1日の行動を振り返ってみましょう。立ち寄った場所などがあれば、連絡して鍵が落ちていないか確認してみるとよいかもしれません。鍵を紛失したときには以下のチェックリストに沿って確認してみてください。
【鍵を紛失した!自分でできるチェックリスト】
□カバンや服のポケットなど身の回りを探してみる。
□1日の行動、立ち寄った場所を書き出してみる。(トイレや飲食店など)
□鍵を持っていることを最後に確認できたのはいつか思い出してみる。
□立ち寄ったお店に「鍵が落ちていないか」確認してみる、もしくは再び出向いてみる。
□どこかに置いた記憶はないか思い出してみる(飲食店のテーブル、トイレの横の荷物置きスペースなど)
警察にも鍵が届いていないか確認してみよう
カバンや服のポケットにもない、立ち寄った場所にもないときは、警察に落とし物で届いていないか確認してみましょう。もしかしたら歩いている最中に落としてしまったかもしれません。道に鍵が落ちていれば、親切な人が拾ってくれている可能性があります。もし警察に届いているようであれば、取りに行きましょう。
届いていないようであれば、遺失届を提出してください。遺失届とは、落としたものの特徴や落とした日時などを詳しく記入して警察に提出するものです。遺失届を出しておけば、警察に届いた場合、ご自身に連絡が来ることになります。
業者を呼ぶときには身分証明書の用意を
業者に依頼して鍵を開けてもらう際には、身分証明書が必要になります。身分証明書なしで開錠してしまうと、不審者に勝手に開けられてしまうおそれがあるからです。そのため、身分証明書を確認することで、家の住人であるかどうかを確認してから開錠することになります。
しかし、近くに出かけただけであれば、身分証明書を持っていない場合もありますよね。そのような場合は、警察の立ち合いによって開錠することになるようです。
鍵開けしてもらったあとは交換の検討を
ディンプルキーの鍵開けをおこなったあとも鍵が見つからなければ、防犯のためにも鍵の交換を視野に入れましょう。とくに鍵を破壊して開錠した場合は、鍵の交換を余儀なくされます。また、紛失したままにしておくと、鍵を悪用されるおそれもあるのです。
鍵の交換は、どんな鍵に交換するかによって料金は異なります。そんなときは、鍵交換も視野に入れて業者に見積りを取ることをおすすめします。見積りを依頼すれば、正確な料金も知ることができます。
ディンプルキーを破壊して鍵開けした場合は、すぐにでも交換してほしいという方が多いでしょう。そんなときは、生活110番を利用してみてはいかがでしょうか。弊社では、お客様のご要望を丁寧に伺い、ご要望に合った業者を紹介しています。24時間365日電話受付していますので、いつでもご相談ください。
マンションや賃貸・アパートでは注意が必要!
マンションやアパートのディンプルキーを落とした場合は、大家さんや管理会社への連絡が先決です。また、オートロックのマンションやアパートであれば、ほかの住人にも迷惑がかかってしまうかもしれません。マンションやアパートのディンプルキーを紛失した場合の対応を紹介しますね。
できるだけ管理人や管理会社への事前確認を
1章でもお話した通り、ディンプルキーを紛失してしまうと鍵を壊して開錠することがあります。マンションやアパートなどの建物は、本来大家さんや管理会社の所有物でもあるのです。そのため、勝手に鍵を壊すというのはあまりよくありません。
また、壊した鍵を交換してしまうと、大家さんや管理会社の持つマスターキーや合鍵でも対応ができなくなってしまいます。ディンプルキーを紛失して鍵開けや鍵交換をおこなう前には、必ず大家さんや管理会社に謝罪して、許可を取ってからおこないましょう。
オートロックの場合は全交換になることも…
オートロックのマンションやアパートは、各部屋の鍵でマンションの入り口のオートロックを解除することができるようになっています。そんな鍵を紛失してしまったとなると、鍵を拾った誰かにオートロックを解除され侵入されてしまうおそれがあるのです。
このような場合は、オートロックの錠を交換することになり、新しいオートロックに対応できるように全部屋の鍵の交換が求められることもあります。全部屋となれば費用も高額になるため、マンションやアパートの鍵の紛失には十分に気をつけるようにしましょう。
予備の鍵、が作れない!?ディンプルキーの合鍵事情
構造が複雑なディンプルキーの合鍵を作るのは、簡単なことではありません。それでも合鍵を作りたいという方は、以下の情報を知っておくと役立つはずです。ディンプルキーの合鍵作成について見ていきましょう。
ディンプルキーの複製は難しい
ディンプルキーは、非常に繊細で少しのずれがあるだけでも鍵開けすることができません。そのため、ディンプルキーを複製するには高い技術が必要になるのです。また、専用の機械がなければ複製することはできません。このように高い技術や専用の機械が必要なディンプルキーの複製は、費用も高額になることが予想されます。
予備の鍵が欲しいときはメーカー依頼が基本
ディンプルキーの複製には高い技術や機械が必要であるため、メーカーに依頼して作ってもらうのが安心です。鍵にはそれぞれ鍵番号というものがついていて、この番号はメーカーによって管理されています。
そのため、鍵番号がわかればメーカーでディンプルキーを複製してもらうことができます。その際は、ディンプルキーについているセキュリティーカードが必要になることもあるので準備しておきましょう。メーカーに依頼すると、約3~4週間で作ってもらうことができます。
紛失が心配なら事前に依頼して作っておく
よくものをなくしてしまう、鍵をなくしそうで不安という方は、あらかじめ合鍵を作っておくことをおすすめします。合鍵が届いたら元の鍵は家にしまっておき、合鍵を使うようにすると元の鍵をなくす心配はありません。
また、鍵をなくしたときのためにいつも使うカバンの中に入れておくと、いざというとき安心です。ただし、合鍵でも自宅を開けることができるため、紛失には気をつけなくてはなりません。常に同じところにしまうなど、なくさない習慣をつけておきましょう。
まとめ
ディンプルキーは、表面に丸いくぼみがついた鍵です。くぼみの配置などが少しでもずれると鍵を開けることができないため、防犯性が高い鍵といわれています。そのため、ディンプルキーを紛失したときの鍵開けも大変になります。多くの場合、のぞき穴や鍵本体の破壊によって開錠することになります。
まずは、カバンの中やポケットなどを確認したり、立ち寄った場所に連絡したりして鍵を探してみましょう。どうしても見つからない場合は、警察に連絡してから開錠をおこないます。ディンプルキーの開錠は自分では難しいので、業者に依頼しておこないましょう。マンションなどの場合は、必ず大家さんや管理会社の許可を取るようにしてください。
\ 完全無料 /
厳選した全国の鍵開け・交換・修理業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
鍵開け・交換・修理の記事アクセスランキング
鍵開け・交換・修理の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他