タクミガーデン 伐採

見つけにくい根の病気
どんなに大切な庭木でも、病気になったら伐採しなくてはいけません。しかし、見えにくい根の病気は、見つけるのが難しいためじっくりとチェックする必要があります。特に発見が難しいのが、白紋羽病という根の病気です。イネ科以外の草本類や、広葉樹、針葉樹に見られる病気で、根に白色のカビが発生したり、根の樹皮が肥大したりします。葉の黄変が見られる頃は枯死寸前の状態のため、伐採が必要になります。比較的見分けやすいのは、ナラタケ病です。松やヒノキ類、広葉樹に見られる病気で、根の腐敗や衰弱、枯死を招きます。秋頃に椎茸と似たキノコが発生するので、根元付近をチェックすることで見分けることができます。

見ただけでわかる葉の病気
葉であれば、目で見て確認できるため、素人でも簡単に病気を発見することができます。庭木や草花など、ほとんどの植物が発症するのが、「うどんこ病」という病気です。名前の通り、うどん粉をまぶしたような見た目の病気で、葉全体に白いカビが発生します。光合成ができなくなれため、正常に育つことができなくなります。葉に黒い斑点が現れる、「すす病」という病気もあります。こちらも光合成を妨げ、最悪の場合は木ごと枯死してしまうので、早めの発見と対処が必要です。他には、「もち病」という病気もあります。葉のところどころに焼き餅のような形をした膨らみが見られ、病気が進行すると白いカビが発生します。

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