テレビ放送が2011年にアナログ放送から地上デジタル放送(地デジ)に移行されましたね。
そんなテレビを見る際に欠かせないのがテレビアンテナです。 地デジだけではなく、BS放送やCS放送のアンテナもあります。
アンテナにはどのような種類があるのでしょうか。
ここではおもなアンテナを紹介します。
【UHFアンテナ】
これは地デジを見るためには欠かすことのできないアンテナです。UHFとは電波の周波数のことで、300MHz~710MHzの範囲の電波を受信することができるアンテナです。ちなみに地デジが出す周波数が470MHz~710MHzの範囲ですので、UHFアンテナの周波数の範囲内です。 そして、このUHFアンテナは主に以下のものがあります。
・八木式アンテナ 八木式アンテナは屋根の上に設置するアンテナのことです。 屋根の上にアンテナを取り付けるので、高い位置からの電波の受信が可能になります。また、受信する方向に建物があった場合でもテレビの映りに関してほとんど影響がないことも強みです。しかし、見た目があまりよくないと感じてしまうことや、屋根の上に取り付けるため、倒壊しないようにしっかりと固定されてはいるものの、風や雪などの自然災害によって倒壊してしまう危険性もあります。
・平面アンテナ 平面アンテナは通称「デザインアンテナ」と呼ばれるものであり、八木式アンテナと比べてスッキリとした形をしており、デザインの種類もございますので、建物の色に応じてアンテナを選ぶことができます。 見た目がオシャレなので好印象を与えることができるだけではなく、八木式アンテナとは違い建物の壁にアンテナを取り付けるので、八木式アンテナよりも風や雪などの自然災害で倒壊してしまうリスクが下がります。一方で、八木式アンテナよりも低い位置に取り付けるので、建物によっては受信できる電波が弱くなってしまうことが懸念点です。
・室内アンテナ 室内アンテナはその名の通り、屋内で使うことができるコンパクトなアンテナです。コンパクトですので、設置も簡単になり、アンテナ工事にかかるコストを抑えることができます。そして、屋内設置ですので、屋外設置のアンテナのような自然災害の被害を被る心配がありません。しかし、天気が悪くなってしまうと映りが悪くなってしまうほか、電波を受信する方向に高い建物が建ってしまうと、低い位置で電波を受信しているのでテレビの映りが悪くなってしまうおそれがあります。
【BS・CSのアンテナ】 円盤状のアンテナのことで、通称「パラポラアンテナ」と呼ばれるものです。これは、UHFアンテナとは異なり、周囲の建物や地域による影響をさほど受けないことが特徴です。しかし、見た目があまりよくないと感じてしまうことや、屋根の上に取り付けるため、倒壊しないようにしっかりと固定されてはいるものの、風や雪などの自然災害によって倒壊してしまう危険性もあります。