枕木はナチュラルな雰囲気が魅力ですよね。ガーデニングに枕木を利用することで、自宅の庭を素敵に彩ることができるのですが、そこに落とし穴があります。
その枕木、じつはシロアリの大好物なんです。つまり、お庭に置いた枕木がシロアリを呼び寄せてしまう原因になるのです。枕木がシロアリに食害されると、いずれ家にも被害が及ぶ危険性があります。
そこで今回は、シロアリが枕木に発生したときについて取り上げます。枕木にシロアリがいるときは、一刻も早く駆除をしてください。
シロアリが枕木だけでは飽き足らず、家の柱や床を食べてしまったら大変です。この記事でご紹介するシロアリ対策をして、大切な家をシロアリから守りましょう。
目次
シロアリによる枕木への食害について
そもそも枕木とは、鉄道線路の下に敷かれている木材のことを指しています。枕木が線路上を走る電車の重量が分散することにより、線路の沈下が抑えられて安全な運行が可能となっているのです。
防腐作用などが施されてあるとはいえ、あくまで木材なので使える寿命が短いのが欠点です。そのため、現在では耐久性の高いコンクリートやガラス繊維によるものへ置き換えられてきています。
ガーデニング用品としての枕木
古くなった枕木は線路用には使えないものの、安定して丈夫な木材です。そのため、駐車場に敷いて車の重量を支える、土の流出を抑えるなど、さまざまな形で活用されてきました。こうした用途の1つが、庭づくり・ガーデニング用品です。
風化により出てくる味わい深さから、枕木をガーデニング用品として再利用する人が多くなっています。同様に、新品の枕木が直接ガーデニング用に利用されることも少なくありません。
なお、新品のガーデニング用枕木は、薬剤によって防腐処理や防虫処理が施されたものがほとんどです。しかし、薬剤の効果は数年で切れてしまいます。防腐・防虫効果の切れた枕木はシロアリのエサ場となりやすいので、定期的に防腐・防虫処理をし直す必要があります。
シロアリは湿気と木材が大好物!
シロアリは木材に含まれる「セルロース」という成分を主食としています。そのため、枕木はもちろん、家屋の建築材として使われている木材や、原材料に木が使われているもの(ダンボールや本など)まで食べてしまうのです。
また、シロアリは湿気がある場所を好む傾向にあります。そして、庭などに置いてある木材は、日ごろから雨などにさらされていて、多くの湿気を含んでいます。そのため、枕木をはじめとした庭の木材はシロアリの絶好のエサ場となってしまうのです。
さらに、枕木は地面に埋め込まれているものが多いです。地中に生息するシロアリからすれば、これはもう食べてくださいといっているようなものでしょう。シロアリが枕木を食べてしまうのは、こうした食べやすさにも原因があるのです。
枕木に集まったシロアリは家屋に浸入する?
ここまでは枕木がシロアリのエサ場になりやすい理由をご説明しましたが、庭の枕木に呼び寄せられたシロアリは家屋にまで浸入してくることもあるのです。
シロアリが枕木を食害しているということは、家の近くにシロアリが生息していることになります。
必ずしも家屋にシロアリ被害が発生しているわけではありませんが、シロアリが家の付近まで迫っていることは確かです。そのため、家にシロアリが住み着いていないか、すぐにでも調査する必要があります。
シロアリが侵入しているかどうかは「蟻道」を確認する
シロアリが移動するときには、「蟻道」という通り道が発生します。シロアリは日光にさらされることがとても苦手なので、土やエサの食べカスなどを使ってトンネルを作り移動するのです。
もし家屋にシロアリが侵入しているならば、外壁や床下の壁や木材を沿うように蟻道が作られているはずです。蟻道は人の目でも簡単に確認できる大きさなので、すぐに見つけることができるでしょう。下の写真を参考にして、建物の外壁や基礎部分に蟻道がないか確認してみましょう。
なお、地中からそのまま家屋の床下へシロアリが侵入してくるケースもあり、目に見える場所に蟻道がないからといって安心はできません。念のために床下点検などの本格的なシロアリ調査をすることをおすすめします。
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断熱剤の種類もチェック!
床下断熱や壁の断熱材に、ウレタンフォームなどの発泡プラスチック系断熱材を使っている場合は注意が必要です。
ガラスを原材料としているグラスウールや、防虫性能のあるセルローズファイバーなどと比べて、ウレタンフォームはシロアリによって食害を受けやすいからです。
断熱材から家屋の柱や床などへ被害がどんどん拡大していくこともあります。発泡プラスチック系断熱材を使用している家では、日頃から蟻道がないか見回るなど、特にシロアリ対策に力を入れるとよいでしょう。
基礎断熱の家屋は注意!
日本では床下断熱が一般的ですが、近年では、基礎部分を断熱材で覆うことで一年中快適な環境を保てる基礎断熱の住宅も増えてきました。ですが気を付けてください。基礎断熱の家屋は、シロアリ被害に遭いやすいというデメリットを抱えているのです。
基礎断熱の住宅は、床下が密閉される関係上湿気がこもりやすいです。また、基礎断熱にすると床下の温度が冬場でも暖かくなります。そのため、定期的にシロアリ点検や防除工事をするなどの対策を施しておかないと、高温多湿の環境を好むシロアリにとって絶好の住処になってしまうのです。
特に、基礎に外断熱を採用している「基礎外断熱」の家屋は要注意です。基礎外断熱は断熱材が土壌に触れているので、シロアリが断熱材を噛み砕きながら内部に侵入し、木材を食い荒らす場合があるのです。
近年ではシロアリが食べないように対策された断熱材も開発されています。もし今後基礎断熱を採用する場合は、必ずシロアリ対策をしておきましょう。また、業者に依頼して定期的な点検をしておくのもおすすめします。
ガーデニングはシロアリ対策も意識する
ガーデニングの一環としてお庭に枕木を設置しているご家庭は、シロアリ被害には十分に警戒しなければなりません。前述の通り、枕木はシロアリが発生しやすい場所といえるからです。
シロアリを放置するほど被害は深刻になっていきますので、できるだけ早く発見して巣を壊滅させることが重要です。それでは、具体的にどんな対策をすべきなのか確認していきましょう。ガーデニングのついでにできるシロアリ対策を4つご紹介します。
1.庭の手入れをしながらシロアリチェック
きれいな植物を育てるためには、水やりや害虫・病気のチェックなど、日々のお手入れがかかせませんよね。
植物のチェックをする際に、シロアリは発生していないかもしっかりと確認してみてください。枕木から発生したシロアリが大切な植物を侵食していくおそれもあるので、日頃からこまめに確認をおこなうことは重要です。
特に、シロアリに羽が生えた「羽アリ」は、飛び回るため比較的見つけやすいです。
- ヤマトシロアリ:4~5月の日中
- イエシロアリ:6~7月の夕方
上記のように、シロアリの羽アリが発生しやすいのは春から夏の日中から夕方にかけてです。この時期は特に注意して確認しましょう。
2.シロアリが発生した場合に備えて駆除道具を用意
シロアリを発見した場合に備えて、駆除剤は常に用意しておきましょう。シロアリは土の中や木の中に姿を隠している生き物なので、目を離すとすぐに見失ってしまいます。
シロアリ用の薬剤のなかには、持ち運びに優れたスプレータイプの商品も販売されているので、ガーデニングの際はきっと役に立ちます。
ただし、スプレータイプの駆除剤ではすでにできたシロアリの巣を壊滅させることは難しいです。庭でシロアリを見かけたということは、付近に巣を作って暮らしているおそれがあるので、あわせて家屋のシロアリ点検もおこないましょう。
3.面倒を見られる広さでガーデニングをする
ガーデニングの範囲は、シロアリ対策をおこなううえで非常に重要です。お庭の広さは各ご家庭によって大小ありますが、一人で管理できる範囲は意外と限られています。
もし広いお庭いっぱいにガーデニングを施したとしても、管理しきれなければ見た目は徐々に悪くなり、シロアリの発見を遅らせることにもなってしまいます。また、発見が遅れるということは、被害の拡大にもつながってしまうといえるでしょう。
すでにガーデニングをおこなっている方は、ご自身で管理しきれているかどうかを今一度見直してみてはいかがでしょうか。
4.枕木の撤去や土の処理を適切におこなう
長い期間雨ざらしにあっている枕木は徐々に劣化していき、やがては水を含んで柔らかくなったり、腐ったりします。そういった環境はシロアリのエサ場として狙われやすいので、早めに撤去しておくことも重要です。
また、必要に応じて「土壌処理」を施すのもおすすめです。土壌処理とは、シロアリが嫌がる薬剤を地面に散布し染み渡らせることで、シロアリを寄せ付けないようにする工法です。土壌処理をお庭に施せば、より確実にシロアリの発生を食い止めることができます。
ご近所トラブルにも気を付けて
ガーデニングを楽しむためには、近所の方への配慮も必要です。放置して育ちすぎた植物が近隣の住宅に迷惑をかける話もありますが、シロアリ問題も例外ではありません。
シロアリの発生に気付かず増殖を許してしまうと、自宅だけではなくお隣の家まで被害が及ぶことも考えられます。そうなると、賠償問題にも発展しかねません。ご近所とのトラブルを避けるためには、植物の管理とあわせて上記でご紹介したシロアリ対策をぜひおこなってください。
枕木をシロアリから守るにはどうすればいい?
上記ではガーデニングのときにできるシロアリ対策全般をご紹介しました。ここからは、枕木そのものにすべき対策を解説していきます。シロアリから枕木を守る方法は以下のとおりです。
薬剤で防腐・防蟻処理をする
枕木に防腐・防蟻効果のある薬剤を使用することにより、シロアリが枕木を食べないようにすることができます。
防腐・防蟻処理によく使われる薬剤には、「タナリスCY注入剤」や「ACQ注入材」などがあります。新しく枕木を設置する際や交換する際は、このような薬剤で防腐・防蟻処理のされたものを選びましょう。
ただし、薬剤は経年劣化により効果が薄れてしまいます。ですので、5年に1度くらいを目安に再処理することをおすすめします。
ご自身で枕木にシロアリ対策をしたい方は、市販されている塗るタイプの防除剤を活用しましょう。先ほどご紹介したタナリスやACQなどは、加圧しながら注入する必要があるため大がかりな設備が必要になり、一般家庭で扱うことは難しいです。
枕木を設置する場所も考慮しよう
木製の枕木を設置する場合は、どこに設置するかをよく考えるようにしましょう。適当な場所に置いてしまうと、枕木どころか家屋までシロアリの被害にさらされる危険性があります。
たとえば、建物の基礎の付近に枕木を設置してしまうと、枕木を食べたシロアリがそのまま家の基礎から侵入してくるおそれがあるでしょう。また、日の当たらない暗い場所もシロアリは好んでいるため、なるべく日当たりのいい場所に枕木を設置するのをおすすめします。
木製でない枕木を使用するという手も
じつは、枕木にはコンクリート製や繊維強化プラスチック(FRP)製のものが存在することをご存じでしょうか。外見こそ木製の枕木そっくりであり、近づいたり手で触ってみたりしない限りフェイクの枕木だとはなかなか気付けません。また、腐らないので長い間使用することが可能です。
・コンクリート製枕木の特徴
シロアリはコンクリートを噛み砕くほど強靭な顎を持っているため、絶対に食害を受けないという保証はありませんが、木材よりは被害に遭いにくいです。ですので、庭の枕木をコンクリート製のものにしておくことで、シロアリがエサを求めて庭に現れる危険性を下げることができるはずです。
・繊維強化プラスチック(FRP)製枕木の特徴
こちらは耐久性こそコンクリート製には劣りますが、質感が木製のものに近いだけでなく、軽量なので女性でも簡単に設置が可能というメリットがあります。
シロアリが食害するのは枕木だけではない
シロアリは枕木だけを食害するわけではありません。以下のような木材にも、シロアリによる食害がみられる場合があります。
これらの木材は、特に使用年数が長いほど食害がみられやすいです。防腐・防虫加工が施されていないものはもちろん、経年劣化により防腐・防虫加工の効果が落ちている木材も、シロアリはどんどん食べていってしまうでしょう。
家のシロアリ被害の予防や拡大防止のためには、庭にある木材の定期的な点検・メンテナンスも大切になってきます。また、不要になった木材は放置せず、早めに処分することもシロアリ対策のうえで重要です。
家屋への食害を避ける方法
すでにご説明したとおり、シロアリが枕木から家屋に移動する危険性は十分に考えられます。なるべくなら家屋にもシロアリ対策を施しておきたいところです。ここからは家屋の防蟻効果を高める方法をご紹介します。
(1)家屋を防蟻加工する…バリア工法
枕木などの木材を防腐・防蟻加工することはもちろんですが、家屋自体にも防蟻加工をすることができます。
床下を中心に噴霧機でシロアリ薬剤を散布することで、シロアリを近寄らせないようにするのです。この対策法は、「バリア工法」と呼ばれています。
メリット
- 即効性がある
- ベイト工法よりも費用が安く済む傾向
デメリット
- 床下に潜るなどベイト工法よりも施工が大がかり
- 5年に1回を目安に薬剤を散布し直す必要がある
- 人によっては薬剤のにおいが気になったりアレルギー症状を引き起こしたりなど、健康面の配慮が必要
(2)シロアリを毒エサで駆除する…ベイト工法
シロアリを毒エサで駆除する方法は、「ベイト工法」と呼ばれます。
シロアリは仲間にエサを分け与える習性があるのですが、それを利用することで地中にある巣全体に毒エサを行き渡らせ、巣ごとシロアリを駆除してしまうのです。
ベイト工法では、地中に装置を埋め込むことで毒エサをしかけます。
シロアリは脱皮を繰り返すことで成長するのですが、毒エサとして使用されるIGR剤が脱皮を阻害することで、シロアリは脱皮できなくなりそのまま死亡するのです。
メリット
- 毒エサを行きわたらせて巣の根絶が可能
- 施工の時間や手間がバリア工法よりもが短い
- 薬剤を散布しないため健康面のリスクが少なく、ペットや赤ちゃんがいるご家庭でも安心
デメリット
- 毒エサが巣に行きわたるまで時間がかかる
- バリア工法と比べて費用が高い傾向
どちらの工法もDIYは難しい
前述した「バリア工法」や「ベイト工法」は、やはりシロアリに詳しい業者に施工してもらうのをおすすめします。その理由は、どちらの工法も素人がおこなうのは難しいからです。
バリア工法は、薬剤を散布させるための装置や工具が必要となります。また、薬剤はシロアリの侵入経路となり得る場所すべてに散布する必要があり、その散布場所の見極めが困難です。
対するベイト工法は、毒エサをシロアリに見つけさせなければならないという問題があります。本来ベイト工法は、シロアリの巣や通り道を把握したうえで、最も効果的な場所に毒エサが埋められます。この巣と通り道の確認が、素人では難しい作業になるのです。
信頼できるシロアリ駆除の業者の探し方
上記の理由から、シロアリ駆除は業者に任せたほうがよいといえます。そこで、ここでは業者の選び方をまとめていくので、下記を参考に依頼先を決めてみてください。
サイトに書かれているプライバシーポリシーをチェック
シロアリ駆除を請け負ってくれる業者のサイトには、「プライバシーポリシー」というものが記載されています。これは、お客様の個人情報をどのように利用・管理するのかをまとめたものです。
このプライバシーポリシーの開示は、企業の義務とされています。裏を返せば、プライバシーポリシーに問題があるような企業は、信用しないほうがよいともいえるでしょう。
いろんな業者を調べていて「安くて魅力的な会社」があったとしても、まずはプライバシーポリシーの内容に問題はないかを確認するようにしてみてください。
業者の口コミをチェック
業者に集まる「口コミ」は、実際にそのサービスを利用した人の「生の声」です。サイトの画面上だけでは分からないようなリアルな感想を知ることができるので、業者選定の際は参考になります。「対応が悪かった」「とても親切だった」など、実際に利用してみないと分からない部分も見えてくるので、一度確認してみましょう。
ただし、口コミは個人の感想であるという点は忘れないようにしてください。対応の良し悪しや業者に対する期待値などは人それぞれ違うものなので、口コミはあくまでも参考程度に留めておくようにしましょう。
全国に対応しているかどうかチェック
費用やサービス内容がどれだけよくても、自宅まで出張してもらえなかったら意味がありません。業者のサイト上には料金の内訳や施工事例などさまざまな情報が載っていますが、まずは対応可能エリアという欄を見て、依頼可能かを確認するようにしましょう。
また、もし「全国どこでも出張可能!」といったような文字を見つけた場合、追加料金の確認もするようにしてみてください。遠方から業者を呼び寄せることで、提示されている料金に移動費が上乗せされることも考えられます。「結局高くついた……」といったトラブルがないよう、エリアと追加料金の確認は忘れずおこないましょう。
無料見積もりの際の対応をチェック
シロアリ駆除にかかる費用は、被害状況や建物の構造によって上下しやすいです。そのため、多くの駆除業者で無料の現地調査が実施されています。この無料見積もりの際に注目して欲しいのが、業者の対応です。
対応の良し悪しだけでその業者のすべてが決まるわけではありませんが、態度の悪い業者よりも丁寧な受け答えをしてくれる業者のほうが信頼できます。見積もりの内容で分からない部分は積極的に質問し、その質問に対してしっかりと答えてくれるかを確認してみてください。
枕木付近に出現したシロアリを業者に駆除してもらうメリット
業者に依頼するにあたって「本当にそこまでの費用をかける必要はあるのかな……」とお考えの方もいることでしょう。お金を払うからには、費用対効果を気にすることは当然のことです。
そこでここでは、業者に依頼することで得られるメリットをご紹介します。DIYでは決して得られないメリットもあるので、駆除方法を決める際の参考にしてみてください。
シロアリを見逃す可能性を減らせること
業者を利用する最大のメリットは、やはりシロアリをより確実に駆除できるという点です。シロアリは、一匹でも残っていれば再び繁殖を招くおそれがあります。そのため、完全に駆除するということが大きなポイントです。
一度住み着いたシロアリを駆除しきるのは非常に難しく、たとえプロであっても一回の作業だけでは困難ともいわれています。そこで業者はアフターサービスを用意するなどして、駆除・再発防止に努めてくれるのです。
シロアリを徹底的に駆除するためには、業者の力を借りたほうが効率的だといえるでしょう。
シロアリ駆除のアドバイスをもらえる機会を作れること
シロアリ駆除を業者に依頼したからといって、DIYができなくなるわけではありません。一度業者による本格的な駆除作業を見て、どのようにおこなうのが効果的なのかを知ることもできます。
もし今後のことで不明点などがあればその場で質問し、プロから的確なアドバイスをもらうこともできるのです。効果的なシロアリ対策が施せるだけでなく、今後の正しい対処法も知ることができるのは、業者に依頼するメリットの1つです。
健康被害を避けられること
現在シロアリの駆除剤として販売されている商品は、人体に対する安全性に配慮されているものばかりです。しかし、この安全性が保障されるのは、正しい用法・用量を守った場合のみです。シロアリを駆除したいからといって薬剤を使いすぎると、体調不良の原因となることもあります。
その点、業者に依頼すれば安全面にも気を配ってくれます。床下への入り口がキッチンの床下収納だった場合は、厳重な養生のもと作業をおこなってくれる業者もいるほどです。
ご家庭に小さなお子様やペットがいる場合は、安全性にはなおさら気を付けなければなりません。健康被害が心配な方は、業者に依頼するのが得策です。
住居の被害状況を把握できること
業者にシロアリ駆除を依頼すると、駆除作業を始める前に住宅の被害状況や巣の範囲を点検してくれることが多いです。そして、その点検の結果によって施すべき工事を決め、適切な対処をしてくれます。
シロアリは床下や壁、柱に使われている木材の中から侵食していくため、一目見ただけでは被害状況はなかなか分かりません。知識を持たずして点検をおこなったとしても、よく分からないまま終わってしまうこともあるでしょう。
探知機などを駆使して調べてくれる業者に依頼することで、「自宅がどんな状況なのか」を知ることにもつながるのです。
手間をかけなくて良いこと
ここまでご紹介してきたメリットのほかにも、「楽である」という大きなメリットもあります。シロアリ駆除は、通常床下や屋根裏など、狭い・暗い・汚いといった作業環境の悪い場所でおこなわれます。
このことを考えると、DIYでおこなった場合、作業のしづらさから大変な時間と手間がかかるといえるでしょう。また、床下にはカビやほこり、泥などがあるので、体も汚れます。
その点、業者に駆除作業を施してもらう場合、ご自身でおこなうことといえばお問い合わせくらいのものです。労力を大幅に削減できることも業者に依頼する魅力です。
シロアリ対策に役立つ枕木の選び方
おしゃれなお庭を作るために、これから枕木を導入していこうとお考えの方もいるのではないでしょうか。そういった方に向けて、シロアリ対策に役立つ枕木の選び方をお伝えします。枕木選びを誤るとシロアリの温床ともなりかねないので、導入する前によくよく確認してみてください。
庭のスペースに合っているか確認
これはシロアリ対策とは違いますが、そもそも枕木の大きさが庭のスペースに収まりきらないと、設置はできません。設置場所の広さをあらかじめ測っておき、それに適した枕木を購入することで、見栄えのよいお庭を作ることができますよ。
ガーデニングに詳しい人に聞く
初めて枕木を設置するとなると、なにかと分からないことが多いものです。「極力シロアリの発生を防ぐためにはどこがいいか」「そもそもどんなところに設置するべきか」など、一人ではなかなか決められないこともあることでしょう。
そんなときは、すでに枕木を設置している人や、ガーデニングに詳しい人にアドバイスをもらいにいくことをおすすめします。実際に枕木を設置している人や詳しい人に話を聞けば、導入する際のイメージが湧くかもしれませんよ。
メンテナンスの手間を考慮する
前述の通り、現在枕木として販売されている商品には、木材以外のものもやすでに防蟻処理が施されているような便利な商品があります。こういった商品を選んでいくことで、設置後のメンテナンスにかかる手間が違ってくるのです。
木材の枕木には、木本来の美しさや時間の経過で出てくる風情など、魅力はたくさんあります。しかし、長く使用していくものであるだけに、今後のメンテナンスも見据えた商品選びがシロアリ対策のカギとなってくるでしょう。
まとめ
もし枕木がシロアリに食われてしまっていた場合、庭の近辺にシロアリがいる危険性が高いです。いつ家屋にまで被害が及ぶか分からないので、早いうちに業者に依頼して、防虫加工を家屋にも施したり、シロアリの巣を駆除してもらったりするのをおすすめします。
弊社でもシロアリに関するご相談を受け付けています。対応エリアは日本全国なので、どの地域にお住まいの方でも安心してご連絡ください。シロアリ駆除や予防のご依頼はもちろん「まずは無料調査や見積もりだけを試してみたい」というご相談も大歓迎です。シロアリや弊社のサービスについてなど、何か気になることがございましたらいつでもお気軽にお尋ねください。
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