外壁塗装の期間は何日？早すぎる施工にはご注意ください

「外壁塗装期間を最短まで縮めてくれる塗装業者」は、あまり信用しないほうがいいかもしれません。あまりにも早すぎる施工は悪徳業者のおそれがあるためです。

外壁塗装の工程は平均でどれくらいなのか、施主側にできることなどを知っておけば、そのような業者に引っかかることを防ぎつつ、速やかな外壁塗装が進むことでしょう。今回は優良な塗装業者を選ぶために知っておきたい知識についてご説明いたします。

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外壁塗装の工程

外壁塗装期間の大まかなスケジュールは下記の通りとなっています。

1日目：ご挨拶・塗装準備
2日目：足場の設置
3日目：塗装前の洗浄
4日目：下地処理
5日目：塗装前の養生
6日目：下塗り
7日目：中塗り
8日目：上塗り
9日目：点検と手直し
10日目：片づけと足場の解体・撤去
　　　　　　

施工が終わる日数の目安

大まかなスケジュールをご紹介しましたが、必ずしもスケジュール通りにはいきません。通常の戸建の場合、雨や風がなく、天候に恵まれれば外壁塗装期間は約10日間で済みますが、雨天など天候を考慮すると実際は2週間程度かかると考えておくべきでしょう。

また、一般的な戸建の場合は1人～2人の塗装職人が業務にあたりますが、職人3人で施工すれば、期間の短縮は可能です。そのとき、どこかの工程を省いて短縮させようとする業者は信用しないようにしてください。塗料を塗布した分、乾かす時間も必要になるからです。

施工日数が変動する要素

外壁を塗り終えた後は、当然乾かす時間を設ける必要があります。
しかし雨や雪に濡れてしまうと作業進行ができません。塗料の乾燥中に以下のことが起きるためです。

・乾燥しきっていない部分が水に流れてしまう

・乾燥が不十分なまま仕上げ塗りが施されてしまう

したがって、梅雨の時期や天候が不安定だと思われるタイミングでは塗装を避けた方がよいでしょう。
また、中には雨の日に無理やり外壁塗装工事を進めてしまおうとする業者もいます。このような業者に当たらないためにも、契約前に下記の点を確認しておきましょう。

・外壁塗装期間中、雨などで工期が延びた場合の追加料金は発生しないか？

・雨が降ることを想定してスケジュールを組んでもらえるか？

外壁塗装の業者選びの注意については、「外壁塗装は失敗することもある。必要性を理解して、業者選びをしよう 」の記事で詳しくまとめられています。ぜひご参考にしてください。
　　　　　　

施主にできること

塗装工事を失敗しないために、外壁塗装期間中に施主にできることはしておきましょう。

作業現場を見に行く

　　
「塗装業者を疑っているようであまり気が乗らない」という方もいらっしゃるかとは思いますが、大事なことです。1日にせめて1回は様子を見に行くことで、作業ミスを事前に防ぐことができるでしょう。特に最近、営業担当者と施工職人は全く別で、「打ち合わせと話が違う」といったトラブルに見舞われることもあるそうです。

工程通りに進んでいるか塗装業者へ確認する

　　
1日の作業終わり、または作業中に何の作業をしているか塗装職人に聞きましょう。そこで、実際にしている作業と、工程表の作業にズレがあった場合は、すぐに塗装業者に確認します。工程表は塗装に着手される前に渡されることがほとんどです。必ず、工程表をもらったうえで塗装をしてもらいましょう。

明るい昼間のうちに塗装のチェック

　　
指定した色と違っていた、予定していた箇所が塗られていない、などのトラブルを防ぐためにも、外壁や屋根がよく観察できる時間帯に確認しましょう。塗装業者がお昼休憩を取っていない間に写真を撮っておくのもよいでしょう。高いところなどよく見えない部分は、ベランダに出て見てみる、塗装業者に頼んで写真を撮ってもらうなどしましょう。万が一のための証拠にもなります。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、外壁塗装の期間について知っておきたい知識をご紹介しました。いくら技術が素晴らしい塗装業者でも、きちんとこちらの意思を汲み取ってくれなければ、ご近所への迷惑や大きなトラブルにもつながりかねません。自分の家を守るためにも、しっかり業者は吟味しておきましょう。

外壁塗装を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「外壁塗装」をご覧ください。