
みなさんのお家のお庭には芝生はありますか?
青々とした芝生を見ていると気分も晴れやかになりますよね。実は、そんな芝生をキレイに保つためには目土(めつち)が大切です。
この目土をすることで、あなたのお庭も素敵な芝生のお庭にできるかもしれません。そこで今回は、芝生の目土の目的と、やり方などについてご紹介します。
目土とは?目的と必要性
ゴルフ場の芝生は、いつ見てもきれいな緑ですよね。そんなきれいな芝生には、目土が欠かせません。
目土は(めど)ではなく (めつち)と読みます。英語では“Top Doressing“と呼ばれ、「表面の仕上げ」「調整」という意味になります。
具体的には、芝生の上に土や砂をかぶせる作業で、「目土をする」「目土入れをする」ともいいます。
目土をする理由には以下のものがあります。
・芝生の乾燥を防いだり、強風で飛ばされないようにするため
・芝生の表面の凹凸を直すため
・土地の温度を保って芝の生育を促進するため
・土壌を調整するため
このように目土をすると、多くの利点があります。そのため、ゴルフ場の整備や種まきの準備、家庭でのガーデニングの際に行われます。
ここまで目土がどういうものか紹介しましたが、目土入れには砂を使うこともあります。それを目砂といいます。
目土と目砂の違いは?
目砂とはどういうものか、目土との違いについて具体的にご紹介します。
目砂とは海、山、川から採取した、洗い砂のことです。
洗い砂とはその名のとおり、採取した砂を洗ったもののことです。目土と目砂にあまり違いはありませんが、扱いやすく水はけの良い砂が目砂と呼ばれ、それ以外のものが目土と呼ばれます。
目土や目砂を手に入れたい時はホームセンターで購入することができます。売られているホームセンターごとにもよりますが、目砂は目土より安く購入することができます。
目土の種類と特徴
目土には2種類あります。
火山灰が主体の地層から採取した上層土の黒ぼく土と、下層土の赤土です。
【黒ぼく土】の特徴
有機物の含む量が多く、踏圧が強いところでは沈みやすい。また、雑草の種が混じりやすい。
【赤土】の特徴
有機物の含む量が少なく、踏圧が強いところでは沈みやすい。また、雑草の種の混入が少ないですが、粘土質が多い土もある。粘土質の多い土は水はけが悪くなってしまい、芝の育成には不向きとされています。
目土に適した時期と頻度
目土に適した時期は春~初夏といわれています。その中でも4月は芝生の凸凹がわかりやすいため、もっとも目土入れに適しています。
もし4月に目土ができない場合には、5月~6月に行うといいでしょう。
また、芝の種類によっても目土に適した時期があります。
日本芝であれば3月~4月の芝が青くなる時期、西洋芝であれば5月~6月ごろに行えればベストタイミングです。
目土入れの頻度は目的によって異なります。
ゴルフ場や競馬場のようにすごくキレイな芝生にしたければ一年に何度か目土入れが必要ですが、ご家庭の庭の目土入れであれば数年に一度でも十分です。
目土入れのやり方
目土入れの具体的なやり方は以下のとおりです。
1.山砂や芝生用の目土などの雑草が混じっていない土を用意します。
2. 芝生のゴミや雑草を取り除きます。
3. 土をふるいに入れ、芝生がうっすらと茶色くなる程度にふりかけます。
4. 熊手、トンボやデッキブラシで平らにならし、足で踏んで土を押さえつけます。
5.最後に目土が流れない程度に水やりをします。
目土入れの際のポイントとしては、目土を芝生にふりかける際に少量の肥料を土に混ぜておくです。そうすることで、肥料も同時にまくことができるので手間が省けます。
また、目土入れの面積が大きい場合は熊手で作業するよりもトンボやデッキブラシで作業したほうが、より早く終わります。
目土入れをする際には、目土入れを入れた分だけ土の高さが高くなるので注意しましょう。極端な目土入れをすると凸凹をつくることになるので、高さが均等になるよう目土入れする土の量に気をつけることが必要です。
まとめ
目土は芝をキレイに保つためには欠かせないものです。
しかし、目土入れをする際は目土の種類や時期に注意をする必要があります。
目土入れに適した土や、時期というものが存在するからです。
未経験の方がいきなりお庭全部に目土入れをするのは難しいかもしれません。また実際の目土という作業は労力と時間を要します。
目土入れをしたいと思っていても目土入れをする時間がなかったり、ひとりでの作業を不安に感じたり、理想の芝生にしたいけど作業が面倒くさいという方もたくさんいるのではないでしょうか?
そういった時は芝張りを依頼できる業者がいます。お家の芝をキレイにしたい方は目土入れを業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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