芝生をロール芝で張りたい!メリット・品種・張り方を解説します

2021.4.30

芝生をロール芝で張りたい!メリット・品種・張り方を解説します

芝生には、正方形に加工されているマット状のもののほかに、ロール状に巻かれて販売されているものもあります。ロール状に巻かれている芝のことをロール芝といい、広範囲に芝を敷きたいときに向いています。

しかし、「ロール芝ってなに?」「正方形に加工されている芝生とロール芝はなにが違うの?」といった疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では、ロール芝のメリットや種類、張り方についてご紹介していきます。ご家庭の庭にロール芝を張ることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

芝生をロール芝で張るメリット

芝生をロール芝で張るメリットには、作業を短時間でおこなえることや、見た目がキレイなことがあります。まずはこれらのメリットについて詳しくご説明していきます。

短時間で張ることができる

芝生をロール芝で張ると、作業が短時間で済みます。なぜなら、ロール芝はマット状の正方形の芝生に比べて一枚当たりの面積が大きいからです。

正方形の芝生は一辺が30~40cmほどで売られているのに対し、ロール芝の縦幅は1m~2mほど、長いものになると10mほどで売られているものもあるようです。とくに広範囲に芝を張る方は、マット状のものを選ぶと施工が長時間に及んでしまうので、ロール芝を選ぶとよいでしょう。

見た目がキレイ

見た目がキレイなこともロール芝のメリットです。マット状の芝は面積が小さい分つなぎ目が多く、つなぎ目が目立ってしまいます。ロール芝は一枚当たりの面積が大きいため、つなぎ目はなるべく少なくしたいという方にはおすすめです。

さらに、ロール芝は面積が大きい分、好みの大きさに自由にカットすることが可能です。マット状の芝は、「敷きたい場所と芝生のサイズが微妙に合わない……」といったことも起こるかもしれません。一方、ロール芝はカットすることで、ご家庭のお庭にぴったり合わせることも可能なのです。

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雑草が生えにくい

芝生をロール芝で張ると、雑草が生えにくくなります。なぜなら、ご紹介したとおりロール芝はつなぎ目が少ないからです。雑草は芝生のつなぎ目から生えてくることがあるので、つなぎ目が少ないロール芝は雑草が生えにくくなります。そのため、雑草除去にかかる手間を減らすことが可能です。

ロール芝の種類と特徴

芝生をロール芝で張りたい場合、どんな品種を張るか決める必要があります。ここでは、ロール芝に使われる芝生の種類をご説明していきます。以下の内容を読んで、ご自身に合った芝生を見つけてみてください。

三種混合

三種混合芝は、寒地型芝であるケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスという品種が配合された芝生です。

ちなみに、寒地型芝とは寒冷地での生育に適している芝生のことで、寒地型芝のほかに高温多湿で生育する暖地型芝があります。三種混合芝は鮮やかな色をしているのが特徴です。そのため、見た目を重視したい方におすすめです。

高麗芝

高麗芝(こうらいしば)は暖地型芝の一種で、家庭用の芝生としても人気の種類です。そんな高麗芝は踏みつけや乾燥に強く、育てやすいのが特徴です。

また、寒地型芝に比べると芝生が伸びるスピードが遅いので、芝刈りを頻繁におこなう必要はありません。そのため、「なかなかお手入れしている時間が取れない」という方にもおすすめです。

野芝

野芝(のしば)は暖地型芝の一種です。芝生のキメは粗いですが、踏みつけや乾燥、病害虫に強い品種です。丈夫な野芝は、管理が楽で育てやすいのです。

また、野芝は暖地型芝の中では寒さに強い種類なので、国内の中でも比較的寒い地域で育てることもできます。

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ティフトン

ティフトン芝とは、寒地型芝であるバミューダグラスを品種改良した種類で、横に広がりやすく回復力が強いのが特徴です。踏まれてもすぐに回復するので、痛みにくいです。また、芝生のキメが細かいので、見た目もキレイです。

ただ、横に広がる力が強いため、草刈りを頻繁におこなわなければならない欠点もあります。そのため、「草刈りをおこなう時間があまり取れない」という方は、別の種類にしたほうがよいかもしれません。

ロール芝を張る方法

ここからは、芝生をロール芝で張る方法をお伝えしていきます。仕上がりをキレイにしたり管理しやすい芝生にしたりするためにも、以下の内容をしっかり確認しておきましょう。

芝張りの時期

芝張りに最適な時期は、春です。暖地型芝は3月~5月、寒地型芝は4月~6月に芝張りをおこなうとよいでしょう。この時期におこなうことで、芝がしっかりと土に根付くことができ、生長も活発になるのです。

下地処理

芝生を張るまえに、まず石やゴミ、雑草の除去をおこないましょう。ちなみに、雑草の除去は範囲が広い場合は、雑草を枯らすための薬剤である「除草剤」を使うと簡単におこなうことができます。

石やゴミ、雑草を除去することができたら、地面の土を掘り起こして、目土(芝生の生長を促したり根の乾燥を防いだりする土)を加えます。そして、芝生を張る範囲全体に砂土を撒いていき、掘り起こした土を元に戻しましょう。

掘り起こした土を元に戻したら、地面を凹凸がない状態にしてから土を固めていきます。このとき、板を置いて足で踏むと地面を均等にすることが可能です。地面を平らにすることができたら、床土(土壌の水はけをよくする土)をかけましょう。最後に、トンボなどで地面の凹凸をなくせば下地処理は完了です。

芝生を張りたい方の中には、「手間を省くため、下地処理をおこなわずに芝生を張りたい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、下地処理をおこなわないと、凸凹のある地面に芝を張ることになるので、見た目が悪くなったり手入れが大変になったりするのです。芝張りをおこなった後に後悔しないためにも、下地処理はしっかりとおこないましょう。

芝生をロール芝で張りたい!メリット・品種・張り方を解説します

芝を張る

下地処理をおこなったら、芝を張っていきましょう。張り方は簡単で、張りたい位置にロール状の芝生を広げていくだけです。もし、張りたい範囲に芝生が収まらないときは、余分な芝生をハサミでカットするとぴったりと納めることができます。

後処理

芝生を敷いたら、表面を均等にしていきます。お持ちの方はローラーを使ってください。ローラーをお持ちでない方も、板を敷いて足で踏むことで平らにすることができます。

芝生が平らになったら、目土を敷いていき、竹ボウキを使って芝生の隙間に入れ込みましょう。そして、目土を落ち着かせたり乾燥を防いだりするために、水をたっぷりとあげたら作業完了です。

もし、自分で芝張りをおこなうのが難しそうならば、芝張り業者にロール芝生を張ってもらうことをおすすめします。経験が豊富な業者に芝張りを依頼することで、自分でおこなうよりもキレイな仕上がりになるはずです。自分で芝生を張る自信のない方は、業者への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

芝生をロール芝で張ることで、「短時間で張ることができる」「見た目がキレイ」「雑草が生えにくい」といったメリットがあります。また、ロール芝といっても、三種混合、高麗芝、野芝、ティフトンといった種類があります。

それぞれ特徴が異なりますので、比較してご自身に合った品種を選んでください。張る品種を決めたら、事前に下地処理をおこなったうえで、芝を張っていきましょう。張り終わったら、後処理をおこなって作業完了です。

「自分で張るのは難しそう」「芝生を張る手間を省きたい」という方は、芝張り業者にロール芝を張ってもらうのがおすすめです。芝張り業者に依頼することで、手間をかけずに芝生を張ることができ、仕上がりもキレイになります。芝張りに不安がある方は、ぜひ芝張り業者への依頼も検討してみてください。


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