
家族の一員である愛犬のために、自由に走り回ることができるドッグランを作ってあげたいと考える方も多いのではないでしょうか。そんなドッグランに敷く資材のひとつに、芝生があります。ドッグランに芝生を敷くことで、愛犬への負担を軽減することができます。さらに、きちんと管理すれば数十年に渡って使用することが可能です。
この記事では、ドッグランに芝生を敷くメリット・デメリットやおすすめの芝生の種類、さらに人工芝についても解説します。愛犬が思い切り遊べるドッグランを作るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドッグランに芝生を敷くことのメリット
ドッグランに芝生を敷くメリットには、「犬に負担がかかりにくい」「長持ちする」などがあります。まずは、これらのメリットを見ていきましょう。
犬に負担がかかりにくい
芝生はやわらかいので、足に負担がかからず、肉球を傷つける心配もいりません。そのため、芝生で愛犬を思い切り遊ばせることが可能です。
きちんと管理すれば長持ちする
芝生は、きちんと管理すれば長持ちします。ドッグランを作るほかの手段としてウッドチップを用いた方法もありますが、ウッドチップは劣化していき、だいたい3年程度が耐用年数だといわれています。その点、芝生は正しい管理をおこなえば、数十年も使い続けることができるのです。
ドッグランに芝生を敷くことのデメリット
ドッグランに芝生を敷くことは、デメリットもあります。次は、ドッグランに芝生を敷くことのデメリットについて見ていきましょう。
管理していくのが大変
ひとつ目のデメリットは、管理が大変な点です。芝生は、定期的に芝刈りや雑草の駆除、肥料、水やりなどさまざまなお手入れが必要になります。
お手入れをおこなわないと、雑草が生えて景観が悪くなったり、芝生がうまく生育することができずに枯れてしまうおそれがあるのです。そのため、お手入れしている時間がない方には向かないでしょう。
犬のおしっこで芝が枯れることも
犬の尿に含まれる窒素によって、芝が枯れてしまうこともあります。その部分だけ枯れてしまうので、景観が悪くなってしまうでしょう。万が一、犬が糞尿をしたときは、被害の悪化を防ぐためにもできるだけ早く洗い流す必要があります。
ドックラン向きの芝生の種類
ドッグランに敷く芝生は、どれでもよいわけではありません。芝生は品種によってそれぞれ異なる特徴を持っていて、ドッグラン向きの品種を見極めることが重要なのです。そこで、ここからはドッグラン向きの品種をご紹介していきます。
ひとつ目の種類は、センチピードグラスの「ティフ・ブレア」です。ティフ・ブレアは塩害に強いので、犬の尿によって芝生が枯れにくいメリットがあります。ほかにも、ティフ・ブレアには雑草の成長を抑制する成分が入っているといわれています。そのため、お手入れのひとつである雑草除去の手間を減らすことができるのです。
ふたつ目の種類は、バミューダグラスの「リビエラ」です。リビエラは傷んでも、回復しやすい特徴があります。そのため、お手入れを欠かさずにおこなえば長い期間楽しむことができるでしょう。
芝生の管理が大変そう…そんなときは人工芝がおすすめ
ここまで芝生についてご紹介してきましたが、お手入れが大変そうだなと思った方も多いのではないでしょうか。そんな方には、人工芝を敷くことをおすすめします。なぜなら、人工芝は、ほとんどメンテナンスがいらないからです。
先ほどもご説明したとおり、天然の芝生は雑草を駆除したり、肥料や水やりなどのお手入れをおこなったりする必要があります。
一方、人工芝はゴミをホウキで掃いたり、芝生が寝たらデッキブラシで立てたりといったお手入れは必要ですが、天然の芝生に比べると管理がかなり楽です。そのため、「お手入れが面倒」「お手入れする時間がない」という方でも利用することができます。
また、人工芝は枯れることはありません。天然の芝の場合、暖地型芝の品種は冬には枯れてしまいますが、人工芝なら1年中青々とした芝生を楽しむことができるのです。
ただし、人工芝は芝生が熱くなりやすいという欠点もあります。人工芝はプラスチックでできていることから、熱くなってしまいやすいのです。そのため、日当たりがよい場所に敷くのは避けたほうがよいでしょう。
また、人工芝は天然芝に比べて定期的に張り替えをおこなう必要があります。人工芝は時間が経つにつれて劣化していき、焼けたような跡がついたり変色したりするからです。だいたい10年程度が交換の目安です。
もし、ドッグランに芝生を敷いたり張り替えたりするのが大変な方は、芝張りを業者に依頼するのがおすすめです。
芝張りを素人がおこなうとうまく張ることができないかもしれませんが、業者に依頼すると芝張りのプロが作業してくれるので、キレイな仕上がりにしてもらうことができます。そのため、自分での芝張りが難しい方は、ぜひ業者を依頼してみてください。
まとめ
ドッグランに芝生を敷くと、犬の足の負担を減らすことができます。また、きちんと管理をおこなえば数十年に渡って利用することが可能です。
ただ、ドッグランに敷く芝生は、犬の尿によって枯れてしまう・お手入れを頻繁におこなう必要があるなどのデメリットもあります。
そうしたデメリットを解消することができるのが、人工芝です。人工芝は天然芝ほどメンテナンスをおこなう必要がなく、枯れることがありません。ただ、人工芝は熱くなりやすい・劣化するなどの欠点があります。
天然芝、人工芝それぞれにメリット・デメリットがあるので、比較検討して自分に合ったほうを選ぶとよいでしょう。
また、芝生の敷き方には自分でおこなう方法と業者に依頼する方法の2パターンあります。もし、ドッグランに芝生を敷くのが大変な方や、よりキレイな仕上がりにしたい方は、業者に依頼するとよいでしょう。
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