
せっかく張った芝生は、いつまでもきれいなまま維持したいですよね。しかし芝生はこまめにお手入れしないと、はげたり枯れたりしてしまうことがあるのです。もしそのような状態になっても、芝生は張り替えることができるので、補修してあげましょう。
ところが、芝生の張り替えはいつでもおこなってよいというわけではなく、適した時期におこなう必要があります。そこで今回は、芝生の張り替えの時期や、張り替えの方法などをご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
芝生の張り替え時期は3月~5月ごろがベスト
芝生を張り替えるにも、適した時期というものがあります。好きなときに芝生を張り替えてもよいというわけではないのです。それでは、芝生を張り替えるのはいつがよいのでしょうか。
芝生を張り替える時期として、もっとも適しているのは春です。春、つまり3月から5月ごろに芝生は活発に成長をはじめるため、ここで張り替えをおこなうと早く地面に根付いてくれます。
また9月の終わりごろであれば、夏の暑さもやわらぐため、この時期に張り替えてもよいでしょう。秋の終わりや、冬に入ってから芝生を張り替えようとしても、休眠期に入って根付きにくくなっているため避けることをおすすめします。
芝生の張り替えのくわしいやり方をチェック
芝生を張り替える時期がわかったところで、いよいよ実践をしようと思うかたもいると思います。正しい手順をしっかりと覚えて、張り替えをおこないましょう。
まず、スコップを芝生にさしこみ、四角を描くように軽くサクサクと切れ込みを入れます。ある程度切れ込みが入ったら、ぐっと力を入れて持ち上げると、芝生をはがすことができます。このとき、一度に広い範囲をはがそうとせずに、小さく区切ると楽におこなえます。
次に、芝生を張る場所の環境を整えましょう。芝生を取り除いた部分に、雑草や石などがあるならば、この時点で取り除いておいてください。芝生の下の土は根が伸びることを考えると、少なくとも10cm程度の深さが必要になるので、足りないようならば追加で入れましょう。
そして土を平らにならし、踏み固めます。踏み固めたら、地面の上に芝生を並べて、張りつけをおこなっていきます。張りつけが終わったら、芝生の根を保護し、成長を促すために使われる目土を均等になるようにかけてください。
目土をかけ終わったら、なじむようにほうきなどですりこんでいきましょう。目土をすりこんだら、芝生に定着するように優しく踏んでください。最後にまんべんなく芝生に水をあげて、張り替えは終わりです。
広い範囲を張り替える場合の芝生の張り方3つ
一口に芝生の張り方といっても、実はさまざまな種類があります。そこで、張り替えるときによく使われる3つの方法をみていきましょう。芝生の張り替え時期が来るまでに、どの方法で作業をしようか考えておくとよいかもしれません。
ベタ張り
芝生をすきまなく張りつける方法で、平張りともいいます。くっつけて並べるだけなのでとても簡単ですし、仕上がりまでの時間も短いため、早く芝生の庭を楽しむことができるでしょう。しかし、すきまを作らない分たくさんの芝生を用意する必要があるため、コストがかかってしまうというデメリットもあります。
目地張り
ベタ張りとは違い、すきまを少しあけて張りつける方法です。このすきまには、目土をまきます。すきまを作ることによって、必要な芝生の量を減らすことができるので、コストをカットをすることができます。
お手入れをしているうちに、芝生はどんどん成長していきます。そうすると、隙間だった部分もきれいな芝生になるのです。
市松張り
その名前のとおり、芝生を市松模様のように張りつける方法です。目地張りよりもさらに、必要な芝生の量は少なくなります。芝生どうしのあいだが広くなる分、芝生がすきまを埋め尽くすまでに時間がかかります。
芝生がはげたり枯れたりするのを予防しよう
いつまでもきれいな芝生を維持するためには、日ごろからさまざまなお手入れをする必要があります。手間がかかるため、面倒だと思うかもしれませんが、小さな努力の積み重ねが素敵なお庭を作るのです。枯れたりはげたりしてしまう、芝生のトラブルを防ぐためにも、できることからはじめましょう。
芝生を踏まないようにする
頻繁に芝生の上を歩くことによって、踏まれたところがはげたり枯れたりしてしまうことがあります。とくに張ったばかりの芝生は、しっかりと地面に根付いていないため踏みつけられることに耐えられないのです。しっかりと根付いた芝生でも、同じ部分ばかり踏むとはげてしまうことがあるため、注意しましょう。
病害虫の対策をする
芝生が虫に食べられることでも、枯れることがあります。芝生の葉や根を虫が食べてしまうことによって、成長の邪魔をしてしまうのです。サッチという芝生の刈りかすや枯れた葉や根がたまると、虫を引き寄せる原因となるのでこれを取り除くとよいでしょう。また日ごろから予防のために、殺虫剤をまいたりしておくのもおすすめです。
芝刈りで刈り込み過ぎない
芝生を刈り込み過ぎると、枯れてしまうことがあります。芝生には生長点という細胞分裂をする場所があり、そこを刈りとることによって枯れてしまうのです。生長点を刈らないようにするためには、刈る位置を芝の先端から1/3ほどに留めるとよいでしょう。
もしかしたら、しっかりとお手入れをしていても、枯れたりはげたりすることがあるかもしれません。様子をみて改善しないようであれば、芝生の張り替え時期まで待って、新しくするのもひとつの手です。
まとめ
一度張りつけた芝生は、可能な限りずっときれいなままにしておきたいものです。そのためには、芝生を必要以上に踏まないようにしたり、虫があらわれたら殺虫剤をまいたりするなど、気にかけてお世話をすることが大切です。
それでも、もし芝生がはげたり枯れたりしてしまったならば、張り替えをおこないましょう。芝生の張り替え時期として適しているのは、3月から5月ごろとなります。その時期を逃してしまったのなら、9月下旬から秋の終わりまでに張り替えるようにしましょう。
しかし、「自分で芝生を張り替えるのは難しいかも……」と思うかたもいるかもしれません。そのようなかたは業者に依頼して、芝生の張り替えをしてもらうのもいいですよ。
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