
自宅などで芝を育てているかたは、ふとしたとき雑草が伸び放題になっていることに気づく経験はありませんか?
芝生に雑草が生えていると、その処理がとても面倒ですよね。
そんなときは除草剤を使って一気に除去するのが手軽な方法です。
「芝生に除草剤って使っていいの?」と知らない方なら驚かれるかもしれません。
今回は、芝生の雑草対策について取り上げます。
除草剤を使った雑草対策から除草剤の選び方など、お役立ちする知識をご紹介しています。
目次
対策していない芝生には雑草が生える
芝生の間にも雑草は生えてしまうものです。
雑草を生やさないようにするためには、芝生がみっちりと隙間なく育っていなくてはいけません。
なぜなら、わずかな隙間があれば、隙間を縫って簡単に雑草が生えてきてしまうからです。
また、芝生を育て始めたときに雑草が生えていなくても、後から生え始めてしまった場合にも対策が必要になってきます。
雑草の種は野生の鳥や風によって芝生内に入り込んでしまうことがあるためです。野生の鳥のフンの中には、種が含まれていているので注意が必要となります。
とはいえ、お庭のプロであっても、芝生に生える雑草を完全に防ぐことが難しいのも事実です。芝生の間から雑草が生えてきたときは、放置せず、すぐに除草作業をすることが基本といえます。
しかし、予期せぬタイミングで生えてくる雑草をその都度除草するのは根気がいる作業です。
春先から夏場にかけての定期的な草抜きに、お庭のプロの手を借りてみるのがおすすめです。
芝生の手入れは奥の深いものです。
青々と茂らせるためには毎月の管理が必要不可欠といえます。
季節に合わせて芝生の管理が難しいと感じたら、お庭の管理に秀でている業者へ相談するのもひとつの方法ではあるでしょう。
芝生の雑草除去には除草剤を使おう!
芝生に生えた雑草は手作業で除草するのが基本ですが、除草剤を使えば芝生を枯らすことなく、除草をすることもできます。
除草剤を使い、雑草を除草する方法はとても手っ取り早いですが、除草剤は慎重に選んでください。
なぜなら除草剤には種類があり、種類によって枯らすことができる植物が限られているからです。
なにより、芝生専用のものを使わなければ芝生そのものも枯れてしまいます。
芝生専用の除草剤の選び方など、お庭のプロにご相談いただけます。
雑草の種類と除草剤の種類
芝生に生えやすい雑草の種類と、その雑草に適した除草剤を表にまとめてみたのでご覧ください。
今回は、できるだけ汎用性の高い薬剤を2種類選びました。
除草剤は、商品に記載された内容を確認して、以下のように適した植物に使わないと、薬害が出るおそれがあります。
自信がない場合は、即決せずお庭のプロに相談いただくほうが安心だといえます。
施肥(せひ)には注意が必要
肥料を与えることを施肥といいますが、施肥のタイミングには注意が必要です。施肥は芝生の休眠期間の前におこなうことが一般的ですが、すでに雑草が生えているときに、施肥をおこなうと雑草だけが成長しやすくなってしまうためです。
すでに雑草が生えている休眠期間前の芝生では肥料の量を抑えてみましょう。
ちなみに、生育が順調な芝へ施肥した場合は、休眠期間を終えたら芝生の芽吹きがよくなります。
わからないことがあれば、お庭のプロへご相談をお寄せください。
除草剤を撒く時期について
草剤は、上記の雑草が生えている時点で使用することができます。
しかし、除草剤は時間帯や天候を意識して使ったほうがいいです。
まず、除草剤を撒くときは、朝や夕方の涼しい時間が適しています。
この時間帯だと、日差しが強すぎて除草剤が蒸発してしまうなどのトラブルを避けることができるからです。
除草剤を撒く日は、雨が降らない日にしましょう。
雨の日に除草剤をまいてしまうと、除草剤が雨で流れて効果が薄まることなどあります。そのため、雨が降りそうな日や雨の日は避けて、除草剤を撒くのがいいでしょう。
除草剤を撒く時期については、過去コラム「除草剤をまく時期はいつがいい?使用する際に注意すべきことは?」で詳しくご紹介していますから、ぜひご覧ください。
芝生に雑草が生えないよう対策しよう!
芝生に雑草が生えるトラブルは、こまめに除草作業をすることや除草剤を使うことで解消することができます。
しかし、できることならはじめから雑草が繁殖しない環境を整えたいものです。
芝生の雑草は完全に防ぐことは難しいですが、雑草が生えにくい環境づくりをすることはできます。
ここでは、雑草を抑制する方法をご紹介していきます。
雑草が生えるのを抑える方法
(1)芝生を密に保つ
芝生を密に保つことは、芝生の管理においても大切なことです。
芝生を密に保つと、芝生はじゅうたんのようなきれいな仕上がりになりますが、雑草が生えるのを予防することもできます。
密に保つには、こまめに芝刈りをして芝の縦の成長を止める必要があります。
芝は縦の成長が止められると、横に成長しがちになり、横方向に根を張って芝生が密になります。
芝生が密になると、雑草が生えてくる隙間が少なくなるので雑草が生えにくくなるのです。
すでに芝の密集度が落ちていたり、枯れているのであれば、お庭のプロにご相談ください。原因を突き止め、芝を元気にする方法を実施いたします。
(2)芝生の長さを伸ばす
芝生は一般的に20mm程度の長さで揃えることが多いです。ですので、芝生を一般的な長さより若干長めに保つことで、背の低い雑草の発生を抑えられる効果が期待できます。
少し長めに芝を整えるのであれば、25mm~30mm程度が目安となります。
この長さに芝を整えることができれば、背の低い雑草の代表の「スズメノカタビラ」を生えにくくすることができるのです。
コツは、こまめな芝刈りを行って長さをそろえることとなります。
成長しやすい夏の期間では1週間に1度くらいの頻度でおこなわなければいけません。
芝の管理は、お庭のプロへ定期的に依頼するという方法もおすすめです。
雑草が生えにくくなる対処方法を心得ているので、結果的にお庭の維持費を楽にしてくれるでしょう。
(3)オーバーシード
オーバーシードとは、現時点で生えている芝生をベースとして、その上から新たな芝生の種をまくことです。
「お庭の芝の調子が悪いな」というときに、お庭のプロはオーバーシードを適宜行う場合もあります。
2種類の芝を育てることで、芝生がより密になり雑草が生えにくくなる効果を期待できます。また、オーバーシードは芝が枯れたり傷んだりしたときの補修のためにおこなわれる方法でもあるのです。
実は、芝生には種類があり、大きく分けると暖地型芝と寒地型芝の2種類です。
オーバーシードをおこなう際には、暖地型芝がベースとなります。
2種類の芝を育てることで、それぞれが成長しない期間を互いに補うことができるので、1年中緑色の芝生が楽しめるのもメリットです。
しかし、このオーバーシードが有効な手段かどうかは、専門の知識や経験に頼る所が大きいのも事実です。
お庭に関してのお困りごと、とくに芝でお困りであれば、お庭のプロへ相談することをおすすめします。
芝生の種類について
芝生にも種類があり、お住まいの地域に合わせた品種を植え付けることも管理を楽にする秘訣です。
具体的な種類を少しご紹介します。
暖地型芝には、高麗芝や野芝などの日本芝と呼ばれる芝の種類が多いです。
温かい地域であれば、暖地型芝を植えるようにして、管理をしやすくします。
また寒地型芝には、ベントグラス類やブルーグラス類、またはフェスク類などの西洋芝が多く用いられます。
西洋芝の1部には暖地型のものもあるので、よく調べることが大切です。
「今、庭に植えられている芝がどの品種かわからない」という場合でも、お気軽にお電話ください。お庭のプロがしっかりと見極めます。
防草シートで雑草を防げる?
雑草が生えないようにするために、防草シートを敷くという方法があります。
この方法は、土壌の上に防草シートを敷くことで、物理的に雑草が芝の隙間から生えるのを防ぐ方法です。
この方法を使えば雑草が生えるのを防ぐことができますが、施工などが必要なので芝と除草剤を使った方法より大掛かりな作業になることが多いようです。
防草シートを効果的に敷くためには、以下のことが必要になるためです。
・整地
しっかりと水平ならすことができないと、シートと地面に隙間ができ、破れやすくなってしまいます
・シートの上に砂利を10cm以上敷き詰める
シートは見た目がよくないため、人工芝や砂利で隠す方法が主流です
本物の芝には、人口のものとは違う良さがあります。
季節ごとの手入れをしてあげるだけで、青々と茂り、人の心を癒してくれるものです。芝生の管理にお困りであれば、お庭のプロにご相談ください。
なるべく楽な管理方法を一緒に考えていきましょう
オーバーシードでより効果的な対策を
最後に、オーバーシードの方法をご紹介したいと思います。
オーバーシードは芝生の雑草を抑制する方法の1つですが、1年中緑の芝を楽しむこともできるため人気の作業です。
「冬の芝は茶色いものだ」と考えるのは、もったいないです。
冬のお庭こそ芝の緑を取り入れてみましょう。
オーバーシードのご相談も承ります。
オーバーシードの方法
まず、オーバーシードは暖地型芝の生長が衰えた9~10月の時期におこなえるといいでしょう。
【1】暖地型芝を短く刈り込む
芝を短く刈り込むことを低刈りともいいますが、はじめに暖地型芝を5~10mm程度まで刈込みます。
このとき、刈りカスやすでに落ちていた古い芝、またはゴミも取り除いていきます。
【2】寒地型芝の種をまく
寒地型芝の種をまいていきます。
量の目安としては、1平方メートルあたりに30~70gの量が適当です。
【3】土と肥料を入れる
新しい種をまいたら、上から目土となる土を入れ、同時に肥料も入れ込みます。
種をまいて1~2週間くらいで芽が出てきますので、水やりを怠らないようにしてください。
水やりは、土が乾くことがないように与えるのが目安となります。
【4】生えムラに再び種をまく
芽が育っていくと種をまいて2~3週間後に、生えムラが発生することがあります。
芽が育っていない範囲に再び寒地型芝の種をまき、茂らせていきます。
【5】しっかり育つまで養生する
生えムラまで整えたら、どんどん芝が育っていきます。
芝の長さが50mm程度くらいにしっかり育つまでは養生して芝に侵入しないことが大切です。
芝がしっかり育ったら、それまで通り好みの長さで芝を揃えていき、オーバーシードの完了です。
オーバーシードで冬のお庭にも緑を取り入れていきましょう。
お庭のプロにお任せください。
まとめ
芝生には雑草が生えることがあります。
これは、土壌に根付いた雑草が、芝生の隙間から地上に出てくることが原因です。
このときは、雑草が生えてきた時点でこまめに摘み取っていくのが基本です。
しかし、手作業で除草をおこなうことは大変なので、除草剤を使って一気に雑草を除去する方法がおすすめです。
除草剤は、種類によって効き目がある植物が違ったり、植物の種類を考えず使ってしまったりすると、薬害が出る可能性があります。
そのため、植物や除草剤の種類をよく理解して使う必要があります。
芝生の雑草対策を自分でおこなえないときは、無理をせずお庭のプロへご相談いただけます。
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