セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさない!ブタクサとの違い

2021.4.30

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさない!ブタクサとの違い

空き地や川沿いなどに黄色い花をつけて群生している植物を見かけたことはありませんか?それはセイタカアワダチソウという繁殖力が強い植物かもしれません。セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさないという特徴がありますが、花粉症を起こす植物によく似ていることから花粉症の人には避けられているようです。

しかし簡単に見分けることができるので、近づいてもいい植物なのか見た目で判断することができます。今回はセイタカアワダチソウの見分け方やその概要についてご紹介します。

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさない!

春先は花粉に悩まされる人も多いと思いますが、樹木だけでなく草本植物も花粉を飛散させます。草本植物の一種のセイタカアワダチソウは、花粉症を引き起こさないという特徴があります。

そのためセイタカアワダチソウは花粉症の人にとっては無害な植物といえます。

セイタカアワダチソウってどういう雑草?

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさないという特徴がありますが、どのような植物なのでしょうか。

セイタカアワダチソウはキク科の多年草で北アメリカ原産です。日本には観賞用に輸入されました。川沿いや空き地などに生えていることが多く、全国的に分布しています。8月~11月の夏から秋にかけて繁殖期に数を増やします。セイタカアワダチソウは種子のほかに地下茎によっても繁殖するため、駆除を行う際は地中を掘り起こして除去する必要があります。

高さは10cm~50cmくらいで、葉は密接しているのが特徴です。秋ごろに枝先に黄色い花をつけ、群生している場所では黄色が一面に広がっているという光景を見ることもあるでしょう。

またセイタカアワダチソウの根からは「アレロパシー」というほかの植物の繁殖をおさえる性質をもつ物質を出すため、他の植物はその場所に生えにくくなってしまいます。長い間セイタカアワダチソウが生えていた場所の土壌は実際、他の植物が生えにくくなっていることがあるようです。
      セイタカアワダチソウってどういう雑草?

ブタクサとセイタカアワダチソウの見分け方

セイタカアワダチソウの特徴としてもう一つ、ブタクサに似ているということが挙げられます。セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさないものの、ブタクサは花粉症を引き起こす可能性があるのです。

ブタクサは日本で全国的に分布しており、川沿いや道端などに自生しています。開花時期は7月~10月となっており、花粉も8月~10月のあいだに飛散します。

花粉症の人で、ブタクサに反応する場合、セイタカアワダチソウと見間違えて近づくと花粉症を発症してしまい、つらい目に遭ってしまうかもしれません。ブタクサ花粉に反応した場合、鼻水や鼻づまり、目のかゆみや肌のかゆみなどが起こってしまいます。

セイタカアワダチソウとブタクサでは以下の共通点があります。
 

・外来種である
・黄色い花をつける
・川沿いや道端に生えている
・高さが同じくらい

 
4つも共通点があっては間違ってしまうのもうなずけます。しかし見分けるためには「花の色の濃さ」と「葉のかたち」を参考にすると違いがわかります。

よく見てみると、ブタクサに比べてセイタカアワダチソウのほうが花の色が濃くなっています。またブタクサはシダ植物のような葉のかたちをしているのですが、セイタカアワダチソウは葉が流線形になっています。

ブタクサは花粉の飛散距離が短く、近づかない限りは花粉症が発症する可能性は低いといわれています。あまり近くに近づかなくても花の色などは遠くからでも見分けることができるので、参考にしてみてください。
      ブタクサとセイタカアワダチソウの見分け方

ブタクサの駆除も花粉症対策になります

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさないという特徴がありますが、ブタクサは花粉症の人にとっては大敵です。もし庭先などに生えていたら駆除を行いましょう。

庭先などに生えている場合は換気を行っただけでも花粉が室内に入り込み、部屋の中でも花粉症に悩まされてしまうかもしれません。

ブタクサの花粉が飛び始める夏前には駆除を行うとよいでしょう。

セイタカアワダチソウの駆除方法

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こさないものの、繁殖力が強いことで有名です。地下茎のほかにも種子によっても繁殖するため、群生することが多くなっています。そんなセイタカアワダチソウを駆除する方法として「除草剤を使う」「手作業で駆除する」「除草シートを使う」という3つの方法が挙げられます。

■除草剤を使う

除草剤にはたくさんの種類がありますが、根まで枯らすことのできるタイプの除草剤をおすすめします。除草剤には葉や茎に散布して枯らせるタイプのものや土壌に混ぜ込んで枯らせるものなどがあります。セイタカアワダチソウの場合は地下茎を枯らす必要があるので、土壌タイプのものがよいでしょう。

■手作業で駆除する

手作業で行う場合は、セイタカアワダチソウの根から除去する必要があります。またセイタカアワダチソウは種子によっても繁殖するため、花をつけたあとに種子になる前に取り除くと種子による繁殖も同時に防ぐことができます。

また大きくなる前の芽生えの時期から「アレロパシー」という他の植物の繁殖をおさえるはたらきのある成分を出すため、できるだけ大きく成長する前に駆除するのが大切です。

年に2回以上駆除を行うとセイタカアワダチソウの繁殖をおさえることができます。

■防草シートを使う

駆除で来たら防草シートで繁殖をおさえることもできます。手作業で駆除したあとに、「まだ地中に地下茎が残っているかもしれない」と心配な場合は防草シートを貼ることによって芽が出てくるのを防ぎましょう。

防草シートは植物の成長に必要な日光などを遮ることによって成長を抑制するものです。不織布のシートは草が突き抜けてくることが少ないのでおすすめです。
      セイタカアワダチソウの駆除方法

まとめ

セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こすことはありませんが、似ている植物であるブタクサは花粉症を引き起こします。このふたつは見た目で見分けることができるので、もしブタクサだと分かったとき敏感な人は近づかないほうがよいでしょう。

またセイタカアワダチソウは除草剤などでも除去することができます。繁殖力が強い植物なので、自分での駆除が難しい場合は業者に依頼すると安心です。

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